詩人:郵便屋 | [投票][編集] |
あなたが
落ち込んで
つまづいて
闇の中に沈みこんだとしても
私はね
そこでこそ
見付けられる光りがあると思うんだ
落ち込んだ闇の中でこそ
光りの大切さに気付けるんだと思うんだ
だから
落ち込んだっていい
泣いたっていい
痛みを知ったあなたは
私から見ると
あなたが闇の中の光りに見えるよ
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私は
あの人の“特別”じゃなくって
あの人の“当たり前”になりたかったんだ
こんな気持ち
気付かなければ良かったよ
眠れない夜が
増えるだけだから
でも
気付いてしまった今の
この胸の痛みも
痛みさえも
愛しく思えてしまうんだ
あぁ
私は
あの人が
大好きで仕方ないんだな
この
全てを揺るがす程の
胸の痛みと引き替えても
あの人の笑顔が
こんなにも欲しいのだから
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空は
君が思ってるより高くて
広いんだ
一緒に眺めたいんだ
頑張りすぎる君に
少しでも
心の底から
笑ってもらいたいんだ
晴れの日も
曇りの日も
風が強く吹く日も
雨が降り続ける日も
雪の日も
嵐の日も
君が安心するように
僕は笑ってるから
空のように気まぐれな僕だけど
君を思う気持ちは本当なんだ
変わりゆく季節を空を
眺めようよ
たまにはゆっくりと
離れてても
僕はずっと君の味方
ずっと昔に言ったこと
あれ、ほんとだよ
今でもそう思ってる
ほら
冷たい風に
手を伸ばせば
君と僕は繋がってるんだ
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二つの平行に並ぶ道
その上を
私とあの人は歩き続ける
この二つの道は
寄り添うこともなく
遠ざかることもなく
交わることもなく
重なることもなく
ただ
平行に進んでく
たまに
ゆらりと揺れることもあるけど
一定の距離を保った
平行線の道の上を
二人は歩く
それぞれの道に
誰かの道が重なったり
遠ざかったり
ずっと生きていく人と同じ道を歩み出したり
そうした
山や谷を歩きながら
向こうの道にいる
あの人が時々
「よぉ」って声かけてくれたり
私が笑いかけたり
あの人が笑い返してくれたり
ケンカしたり
いつの間に仲直りしたり
そんな風に
きっと
この二つの道の上を
私とあの人は
歩き続けるんだろう
重なったりしたかったのは本音だけど
今は向こうの道を歩く彼がいるだけで嬉しいんだ
また手を振るからね
これからもこの平行線の道を歩こう
あの人の笑顔を
平行線上で見られるなんて
それは
私にとって
とてもとても
素敵な奇跡なんです
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君と僕
まるで
空に向かってボールを投げてるみたいだ
届かないのを知っていて
それでも
憧れてやまないから
愛しいから
空に向かってボールを投げ続ける
空に投げたボールは
やがて重力に負けて
僕に落ちてくる
それでもね
いつか
いつか届くんじゃないか
そう思って
空に向かってボールを投げ続けるんだ
ダメかな
それでも
それでも