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梅宮の部屋


[36] 自我の来し方
詩人:梅宮 [投票][編集]

ハリボテの空に溜め息をぶつける
水色を塗ったくった棺の中
振り返れば短いものだったねと鶯が鳴くから
お前に何が分かると噛みついた
もう陽は沈まないし
昇ることもないだろう
名も知らぬ花の匂いが多少疎ましいが
一度眠ってしまえばまぁここも悪かない

思えば短い人生だった
鶯なんぞに言わせてたまるか

それを言って許されるのは
私だけだ

2023/10/14 (Sat)

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