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MAREの部屋  〜 投稿順表示 〜


[127] TOWARD
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自分の創った迷路に

迷っているみたい

染まり始めた空を

雲で隠そうとして

雨に打たれた

蜃気楼に映る

君の姿を

確かめたくて

抱きしめたくて


湿気と眩暈が

うごめく

迷路の先に

2006/09/13 (Wed)

[128] about warm
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死ぬのが辛くなるからと

幸せを拒んだ冬の訪れ

きっと君が見てるものは

僕でもなく春でもなく

細い道の先の幻

その幻は冬の暖かさを知らないだろう

あのライトの眩しさを

あの寄り添う温もりを

死ぬことを知っている恵みを

あの幻は知らない

冬はうつむいてはいない

堂々としているだろ

あらゆる生き物の中で

唯一うつむく人間である

君に話そう

死ぬときまで

四季折々の暖かさを

2006/09/14 (Thu)

[129] まだ星の見える朝
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なんでもいいよ

キャンバスを預けたよ

なんでもいいよ

君だけの世界を



ほら 虫が飛んでる

どんな虫になるのか

太陽はどんな形か

太陽はどんな色かな



なんでもいいよ

キャンバスは預けたよ

なんでもいいよ

君だけに映るもの


ほら 星が鳴いてる

なんて聞こえてるのか

あの月はどんな形か

あの月はどんな色かな



おぼつかない君の手で

その世界を見せて

2006/09/20 (Wed)

[130] 天秤の重さ
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君がドアの鍵を閉める時

僕は内か外のどちらかで


たとえば内にいたとして

見つけるもの

たとえば外にいたとして

見つけるもの


主人を待つ犬と会えるのか

集会を開く猫に会えるのか

君は天秤を使う

僕は逃げたいけど

逃げた先に君を望んでる


途中で気を紛らわす

物を探したりしても

結局のところ

君を探している


素直になれば負けと

背中ばかり向けて

きれいごとに縋り

ケジメとイマシメ

未来をぼかしても

着々と近づいて

アッサリ見つかるだろう

2006/09/22 (Fri)

[132] 違人
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泣いて霞んだ道を

手探りで掻き分けるように

幾度となく目覚めを繰り返した


僕が反省していることは

君との違いに戸惑ったこと

よく考えれば違う生き物だから仕方ないよね


秋の涼しさと切なさ


転んで抱いた道で

痛みを噛み締めるように

幾度となく憂いを繰り返した


似てるものがきっと

見ない笑顔きっと

君との間にあったはずさ


重なるのはきっと

同じ過去をずっと

互いの心が求めたのさ

2006/09/25 (Mon)

[133] 共鳴旅行
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響いてメロディ

僕だけの音から

君のために


探してるふりに飽きたら

君を連れていこう

雲の先は晴れているのだから


ひらめく光

僕だけ見えたから

教えに行こう


嘆いてるふりに飽きたら

君に触れにいこう

見えなくてもそこになにかあるよ

2006/09/29 (Fri)

[134] あなた
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あなたはいつも当たり前のように手を差し延べてくれた

消えるのが恐い私はあなたの隙間に隠れていた

まぶたにかかる雫がかゆくてあなたはまばたきをした

このままでいたい私は瞳にあなたを閉じ込めたの

2006/10/02 (Mon)

[135] HELLO警報
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思い立ったその時に

風が鳴ったその時に

無理矢理選んだ

答えを探しに


思い立ったその時に

雨がやんだその時に

たわごとあがいた

意味を探しに

2006/10/07 (Sat)

[136] Simple World
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表と裏の

どちらでもない場所で

君だけを見ていたい


たとえ君の顔が

偽りの仮面でも

たとえこの場所が

偽りの景色でも


大人らしくとか

子供のようにとか

そんな次元じゃないよ


僕と君がいる

ただそれだけの場所で


普通をこよなく愛する

友達の助言を忘れて



単純に

そこにいる君を

見ていたい







足りないものなんて

あるはずないよ

2006/10/14 (Sat)

[137] コテージアウト
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立ち続けた椅子の

影が伸びて

溜め息の僕を

飲み込んでいた


自由の価値を

知らない僕は

見えない未来の

木枯らしを蹴飛ばした


鏡が写すその椅子の

木目が眩しくて

ドアを開けて

陽射しに慣れようとした

2006/10/25 (Wed)
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