詩人:MARE | [投票][編集] |
***
あれは言い合いに
勝ったんじゃない
わかったふりを
君はしていたけど
僕が無理やり
わからせたように
終わらせただけだ
なにをしても
うまくいったとしても
なんだかいたらない
そう
当たり前に
君は間違ったりする
だから間違ってると
言うけど
なんだか
僕が間違ってるみたいで
今まではその全てを
不思議ですましてた
風船を離してしまった
子供がいた
そりゃ
もちろん泣いてたよ
それで僕はとってあげたんだ
たまたま引っ掛かったからね
返してあげたらさ
今度は目の前で
離すんだよ
でも笑ってた
また取ってだってさ
わかったんだ
君が僕を困らせる理由が
***
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***
i dont want you
i dont need you
他のことで
忙しいあなたの
二、三秒の瞳
僕は信じていると信じたい
but i dont hate you
i dont hate you
あなた以外見えなくていい
どんな言い方してみても
もう隠しきれないから
静かな場所で
鼻唄ひとつ
泣いても消えない夜に
にせ物の僕を集めて
あなたを待つ
他のことで
忙しいあなたの
二、三秒の瞳を
***
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***
君はいつもそう
気まぐれに僕に触れて
何気なく手を差しのべれば
逃げてしまうね
君の引力に
うぶ毛
帽子
カーテン
僕の肌は引かれてしまう
さっきまで
うるさいと思った
踏切の音も
君がいるだけで
音楽になるんだね
風 紙 ドアの音
靴 声 着信音
君はいつもそう
すべてを楽しくさせる
そうしてたどり着いた
君の肌のとなりで
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知らなかった世界に来て
ひとまずタバコをふかした
途方もない感情があなたにも
そこを歩く少女にさえ待っている
無限にわく常識から逃げて
過去を踏んで歩いた
理由のいらないこの場所ですら
変わり続けているようだ
積み重ねた知識も風に揺れるよ
ここへ来たいと思って
ここまで来ては迷って
口を開く事なく黄昏れて
いろんな事考えて
いろんな風に答えた
本当は答えなんてどうでも良かった
それでいい
それでいい
このままでもなんでも
どこにいても風は僕に迫るだろう
突き抜ける空の上
明日の雲が見えている
通り雨の描く絵に意味はあるのかい
swinging light
swinging your hair
swinging night
swinging my past