詩人:カナリア | [投票][編集] |
彼がガングなギャングなら
あたしはエキサイティングなドーリィーで
間違いなくイカレた二人は
夜に瞬く星に
niceなchoiceなnaming
それがあたし達の
クダラナイ遊びだった
彼があたしを‘アル’と呼びはじめたのは
彼が昨日あった星が
空に盗まれたと
騒いだ夜だった
その小さな星に
‘アルカテル’と名前を付けていた彼は
空を見上げ
星も死ぬのだと涙し
タバコを灰の中に立てるとそこに火を点し
あたしにアルの身代わりになって死んでくれと
玩具(オモチャ)の銃口を
つきむけた
彼が引き金をひき
あたしの頭をぶち抜いた瞬間から
あたしは‘アル’となって
彼はあたしを埋葬した
イカレた二人は
今宵も星にnaming
次の星が消えた瞬間
間違いなくあたしは彼に
また殺される
詩人:カナリア | [投票][編集] |
クリスマスプレゼントに
手袋を編もうと思うんだ
あたしは君の
その冷たい手を
いつも握っていてあげられる訳じゃないから
あたしがいなくても
寒くないように
あたしがいなくても
寂しくないように
君に温もりあげる
君の冬が
少しでも暖かくありますように
詩人:カナリア | [投票][編集] |
彼は必ず
あたしの左の頬に
3回軽く唇を押し当ててからキスをする
長いキスの後には
彼は必ず
あたしの下唇を甘噛みして
悪戯っぽく笑うんだ
目を閉じてって言われてもあたしが絶対閉じないのは
彼がいきなりナイフで
あたしを
刺し殺すかもしれないでしょ?
…なんて
半分冗談
本当は彼の切ない表情を
見ていたいからなんだ
あたしも彼も
永遠なんて
信じていない
だからこの時を
瞬間を
せめて甘い甘いチョコレートの様な
キスであたしを
満たして欲しいの
いつかあたしが
目を閉じてキスが出来るまで
ワガママなあたしに
甘い甘い
チョコレートを頂戴
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冬が終わる頃には
あたしは日本から出て行く
春になったら
きっと
君はあたしを捜すでしょう
夏になったら…
ねぇ
君はどうする?
二人出会った季節
もう一度
出会えたなら
悲しみばかりを
残した君との運命に
あたしは賭けてみたいんだ
もう時期
あたしは日本を出ていく
春になったら
君の部屋にチューリップが咲くから
秘密にしていた花の色は
君のその瞳で確かめて
そしてもう一度
もう一度
夏に出会えたのなら
あの時と同じように
あたしの手を引いて
君の部屋まで連れて帰って
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満たされないのは
あたしが愛しすぎてしまったから?
それとも
貴方からの愛が
減ったから?
遠くを見つめる貴方の横で
あたしは
気のない素振り
でも本当は
気付いて欲しくて
貴方の膝に
そっとしっぽをくっつけて丸くなって眠った
子猫のように
満たされないのは
あたしが愛しすぎてしまったから?
それとも
貴方からの愛が
減ったから?
お願いだから
こっちを向いて
詩人:カナリア | [投票][編集] |
若気の至り
そんな言葉では終わらせられないような
彼の過去
イカレてる
暗闇の世界に
あんたは何を求めたの?
パンツ一枚で堕ちた穴に
死とは違う世界が見えたとしたら
それは希望?
違うよ
単なるあんたが勝手に作り出したお伽話にしか
過ぎないよ
今隣で
静かに寝息を立てて
眠る横顔
どうして穴の中で死んでくれなかったの
そっと呟き
彼を抱きしめる
大丈夫
大丈夫だよ
自分自身にそう言い聞かせ
出会ってしまった運命を呪いながらも
あたしはまだもう少し
彼の隣で眠る事に決めた
あたしがいれば
大丈夫
そんな自意識過剰な言葉がどうか
お伽話の一部になりませんように
メリークリスマス
My Black SANTA
あたしの隣で
ゆっくりおやすみ
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イブの為に買ったのよ
このでっかいオーブン
多少値ははるけれど
レトロな容姿に
たちまちメロメロ
だって
花柄に水玉のコラボで
更にオウムがコンボ
それはあたしのハートに
見事にBINGO
そこから飛び出したのは
ケツからチーズとろけた
だらし無い姿の七面鳥で
もちろんシャンパンを隣に座らせて
ちょっとどなたか
ショパンをかけて?
ショクパン食べて?
蜂蜜たっぷり垂らして欲しいの
部屋の隅では
枯れることを知らない
フェイクなもみの木
チカチカ笑って
イカレてるんだ
おかえり
ダーリン
コイヌのワルツに溶け込んだ
花と水と鳥が二羽
フェイクとリアルの境界線で
チーズの伸びた所で
綱渡り
どうぞダーリン
冷めないうちに
召し上がれ♪
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紅い星が
あたしを照らすの
クダラナイ男に
奪われた心と身体は
満たされまくって
永久(トワ)を願うから
貴方にとってあたしは
ただの暇つぶしでもいいよ
それでも貴方の上で
今はただゆっくり眠りたいから
My Sweet ダーリン
何処にもいかないで
あたしが飽きるまでは
傍にいてよ
紅い糸が二人を繋ぐの?
クダラナイって笑っていいよ
貴方の温もり
いつしかあたしにはもう
届かない
永久は星
ただの幻
それでも今は
貴方の唇に
甘いキスを
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君の指先が
あたしに触れるだけで
あたしは真っ赤に熟して
溶けてしまうの
赤とピンクだけの
絵の具の箱に
あたしを閉じ込めて?
そこであたしを愛してよー
もう何処にも行かないでね
My ダーリン
ずっと傍にいて
繋いだ手離さないでね
クダラナイって笑わないで
その笑顔はキライ
『キ ラ イ』
君の言葉が
あたしに語りかける度に
あたしの心臓は膨らんで
壊れてしまうの
月と太陽の
本ノわずかな隙間で
あたしを抱きしめて?
そこであたしを愛してよー
もう何処にも行かないでね
My ダーリン
ずっと傍にいて
繋いだ手離さないでね
バカミタイって笑わないで
その笑顔はキライ
『キ ラ イ』
ねぇ ダーリン…
あたしって
メンドクサイ女かなーー…
でもね ダーリン
My ダーリン
ずっと傍にいて
繋いだ手離さないでね
アイシテルって笑わないで
その笑顔はキライ
『キ ラ イ』
笑わないで言ってよ
アイシテル
ねぇ ダーリン…