詩人:カナリア | [投票][編集] |
眠りに墜ちる前に
ラジオのボリューム
少し下げて
君がアパートの階段昇る音私の部屋の前通り過ぎて
君が帰るは
隣の部屋
この薄過ぎる壁が
何とも愛しい
PM10時半
詩人:カナリア | [投票][編集] |
「死にたい」やら「自分の存在価値うんたら」なんてほざくんじゃねぇ
悲愴感漂わせられるのはなぁ?「大丈夫、貴方は一人じゃないよ」って言ってくれる相手がいるからだろうよ!
本当に誰もいなくなってみろ
悲愴感なんてバラまいてる余裕はねぇよ
とりあえず食いモンにありつけるよう
笑っていい子ちゃんして
働くんだよ
甘ったれんな
もっと無我夢中に
がむしゃらに生きろや
生きてるから「死にたい」なんてほざけんだよ
甘えられる環境に存在してるオマエラ…
その命、必死で生きようとしているあの子にあげてぇよ……
ごめん。オマエラも悩んでるんだよな
苦しいんだよな
でも頼むから「死にたい」とか言わないでくれよ
不恰好でいいじゃねぇか
生きてくれよ
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今回こそ駄目だろう
今までうまいこと交わしてきたが
もはや逃げ道はない
わかってくれよ
俺だって最前の対処はした
俺だってこのまま敗けちまいたくはないんだよ
だけど満たされた胃袋が俺を煽る…
限界かな
さらばじゃ午後の会議よ…
詩人:カナリア | [投票][編集] |
君の躍動感ある演技力を讃えようか…
なんて
本当は素の君をもっと見せてほしいのよ
知ってるんだからね
本当は悩み屋だって事も
寂しがり屋だって事も
生意気に強がる君
知ってるんだからね
それでも好きなんだからね
詩人:カナリア | [投票][編集] |
母ちゃん
アンタが死んで何年経つけんね…
離れて暮らしとったから
母ちゃんはまだあの田舎の畑におる気がしてならへん
黒電話鳴らせば 汚れた前掛けで手を拭きながら
いそいそとアンタが電話に出る気ぃするんや
アンタ電話やと
1オクターブ声高くなるけん
私だとわかると更に1オクターブあがるけんね
娘の電話がそんなに嬉しいんかい…照れるわアホ
もう一度聞きたいなぁ
母ちゃんの声
詩人:カナリア | [投票][編集] |
君を愛そう…
二度と離れていかないように
ずっと一緒にいられるように
君を愛そうね…
それでも君はやっぱり消えてしまうのかな?
もっと上手に愛せたら…良かったのかな?
詩人:カナリア | [投票][編集] |
耳鳴りがする
キーンズズズズ…
ホワ〜ンカーン…
ベチャ…
耳ん中で絶対何か潰れた
エーンエーンエーン…
泣き声にも似た耳鳴り
そんな助け求められたって
今の私に出来る事は
何もないよ?
詩人:カナリア | [投票][編集] |
貴女はガミガミ
よく怒る
それは私を正すため
貴女はセカセカ
よく働く
それは私を育てるため
貴女はニコニコ
よく笑う
それは私を安心させるため
貴女はフワフワ
よく歌う
それは私を抱きしめるため
貴女はポロポロ
決して泣きはしない
それは母の強がり…
私への偉大な愛情の表れ
詩人:カナリア | [投票][編集] |
玉蜀黍を食った
一粒ずつちぎって食った
めんどくさくなって
豪快に噛り付いた
そしたら歯に詰まってイライラした
人生ってそうゆうこと…ってなんじゃそりゃ。
でもそうゆうこと。
急がば廻れ
まぁ、豪快に食った方が旨かったりもするんだけどよ