詩人:青央紗 | [投票][編集] |
空が悲しく見えた
明け方の空
日が昇り朝の空
晴れ渡った昼の空
日が沈みだし虹色になる夕暮れの空
暗闇の中に小さな輝きがたくさんの夜の空
もちろん雲も美しく空を流れていたけど今日は空が悲しく見えました
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
悲しいのと嬉しいのはひとつ
上る道と下る道もひとつ
好きと嫌いもひとつ女性と男性もひとつ月と太陽がひとつの光であるように朝と夜もひとつ
生と死もひとつ
出会いと別れもひとつ
両極端な生き物達で溢れ返った闇と光がくっついた世界
空と大地もひとつ
ひとつはひとつでは無くふたつが本来はひとつ
何もかもが大切な意味があると思ってる
雨が降って空は晴れる
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
大きな違いがある、宇宙から見れば
何もかもひとつに見えても
大きすぎる時のすれ違いであなたと今頃出会った
出会えて嬉しかったと強がる
ひび割れたコンクリートから優しい土が見えた‥
あなたは私の感情の素
亀裂のたくさん入った雲たちから
たくさんの新しい光がこぼれて見えて
今日の始まりに優しく突き刺さった
空はどんなときも空
私もどんなときも私でありたいと言う
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
光る数字
誤解を解く私の言葉に君はふんわりした気持ちで頷いた
かわいい言葉
ときどき幼い表情で
夢の中にまで君は繊細で優しすぎる
温度が見える部屋中に。。君は私の理想の大人かも
窓から虹色の雲が入り込み私はおもちゃ箱の中で君が来るまで眠りに就いた
いつかまた交差する線の上で会いましょう
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
私を埋め尽くす石鹸の泡
ギターの音が私を更に泡まみれにして行く
笑い声は雪のようにすぐ私達の皮膚の上で溶けて行く
あなたの口からこぼれる音楽は心をつんざく
うつむいた花が甘い匂いを放つ
見つめて何がわかるの?時間は自由気ままに私達に有無を言わせずチクチク歩いて行く
ただもの凄い何かがこの先にはあると確信して思い込み
私は続いて行く
足元に触れる露草は凍りつきぬくもり求める
扉を開いたら目が輝いた
凍えそうな指先であなたに触れて
車のライトが目を塞ぐ
すべての音が秒針に聞こえたあなたからの離脱まで
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
考えてる…朝の冷たい雲に気持ちを投影して
自分の事だけを考えるのは大切だと教わった
あなたがあたりまえになって気が遠のかないように
私はあなたに教わった自分の事だけ考えるようにしてみる
朝はいつまでも朝のまま…
昨日の猫が窓を登り私の名前を呼んだ
赤い実食べてあなたが離れなくなった
もう無理はしない
私が出来る事はしていたい…魂の成長期に到達したこの成長痛を乗り越えてカタチは大きくなって行く
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
そして明くる日
私は風船のような
あなたをわざと
放した
空からキラキラ金属音のような君が鳴り響き
私の心臓は少しずつ成長している
冷たい雨に震える気持ちはとても甘い物に変化した
ふと懐かしくさみしさもある
違う世界が生まれ出す
与えられ吸収され
覚えたて
柔らかい君の渦巻きに巻かれて
中心まで辿り着いてバネに乗り私はあなたから飛び立った
違う世界への一歩は確実に素晴らしい
剥がれ落ちた奇跡
の中身は私を私へと導く
ちらつく思い出のあなたとの長い話は優しい温度だった
私はあなたと言う風船をわざと手から放し
空の奥に行き見えなくなったら
自分の力で地上を歩いた
いつまでもあなたは私の愛の象徴
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
解放された
晴れ晴れしていて
新しい気持ち
偽物みたいに空飛ぶ雲も何もかもが
いまの私に心地良い
新しい路地を今曲がって私は歩いている明るい路地を歩いてる
星が全て散って朝が来るまで私は私の力に気がつかなかった
色の無いあなたへのそば
私が成り立つ未知の可能性は新しく
衰えもなく
全てが全てが前に向かってる
あなた以外の物なら色とりどりにする自信がある
あなたはもう私の色では無くなって
私の細胞の大切な大切な大きな大きな一部になった
あなたは私の感情を優しすぎるぐらいに教えてくれた
あなたは私で私はあなたでひとつで
ひとつひとつでは無くて
ひとつになった私達はもう会う事は無い 幸福のかたまり
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
溶ける糸の上をフラフラと歩いて行く
湖に映るぼやけた君と黄色の花だけ輝いてた
私は空の糸から君を見た
君は湖に映った空の私に気がついてくれてるのかな…
君のそばへと行く私を離さないで
糸も全て溶け落下して湖に落ちる私も
湖に溶けて全て無くなるまで
私を離さないで
私から離れないで
全てが溶けてしまうまで
私のそばにいて
私の今の全ての形であってほしい
それまでの間は私を溶けない形にしていてほしい君の中で
詩人:青央紗 | [投票][編集] |
君と私の瞳が動く音
そよ風だけが時間を伝える
言葉で伝えられるなら今にも伝えてた‥
蒼い花は輝き出して私達の視線を覆い尽くした
私の冷たい手を温める君の冷たい手
闇の空からオレンジの光がじわじわと表れ
私達に矢を放つ
あなたの冷たい手が私の冷たい手を暖めて行く
形も何もかも存在はしなくてただ
ただあるだけの私達は無い時の中で時を過ごして行く
防具の無い存在は
狙われたら終わり