詩人:重夏 | [投票][編集] |
貴方と離れている間を
つなぐのは
携帯電話での会話
お互いの耳元に
笑い声だとか
吐息だとか
お互いの声が響いて
だけどそのあと
”じゃぁねっ”て言って
電話が切れた時
ツーツーと無機質な音が響いても
通話ボタンを切るのを
少し躊躇ってしまうことがあるの
笑われてしまうかな
切ボタンを押すことで
貴方と私をつなぐ
細く細い糸を断ち切って
しまいそうな気がするから
だなんて言ったら、、、
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想いと言う名の
水面に浮かぶのは
貴方との記憶の一片
不安定なほどに
ゆらゆらと
それでも
時間という名の
夜風に身を任せ
くるくる廻り
流されてゆく その姿
それを
見送ることしか
出来ない私から
祈りと言う名の
雫がこぼれ落ち
波紋を創る
幾重にも どこまでも
永遠に
貴方の幸せを祈ってる
私はここから
、、、ここから
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私たちの心が持っている
”ダイヤ”の原石は一体
誰に触れてゆくことで
磨き上げられてゆくのでしょう
いつになれば
眩いまでの輝き
放てるようになるのでしょう
それとも もう
輝き始めていたりするのでしょうか
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一人空回りな
この恋に
なんだか
疲れました
ひと言の声さえ
掛けられず
毎日毎日視線で
追うことしか出来ない
貴方の背中
貴方の横顔
遠くから聞こえる
貴方の声
空回り 空回り
一人踊り続けている私に
呆れるばかりの
ため息 一つ
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ただそこに在る
咲き誇り
この身
散り行く時間が来る
その瞬間まで
ただ在り続けたいだけ
その刹那
この想いが少しでも
あなたのもとに
届けばと
届けばと・・・
今はただ
冷たい風に身を揺らす
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想いを
言葉にしたとして
その言葉があまりに
脆く散りゆくだけの
運命だとしても
想いをカタチにしなければ
想いは想いのまま
ただ ただ
哀しく
孤独に
消えゆくだけ
咲くこともなく
枯れゆくだけ