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孤 花の部屋  〜 投稿順表示 〜


[201] 19だった
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このふとした瞬間に溢れ出す想いを綴ったら

永遠に続く

何百冊の本が出来上がるだろう


このふとした瞬間に溢れ出す想いを放り出したら

きっといろんな事が違ってくる

いろんなことが受け入れられる余裕ができるだろう


このふとした瞬間に溢れ出す想いを亡くしてしまったら

何もかも失う

何もかもがこの想いから出来ていたから

2007/08/12 (Sun)

[203] 電車
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キミが待ってる

暑い街の中で

私を待ってくれている

きっとイライラしながら



電車を乗り継ぎ

時計を何度も確認して

心臓は張り裂けそう

初めて待ち合わせの場所まで

全速力で走った


キミが怒りながら待ってるから

冷や汗と暑さのせいで

汗が背中を濡らす



でもキミは私を待ってる

仕方なく呆れながら


私はと言うと

不謹慎にも幸福感がほっこりと

胸の中に咲いてる


私はキミのもとへ向かってる

2009/01/24 (Sat)

[204] 2時間
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さっぱりした楽しさだった

君は笑ってくれたし

私も声をあげて笑った


からっとした空気が流れていて

揺らいでくれるものなんか

何もなかった


キミの瞳を見て

一瞬揺れそうになる何かを押さえて


だってそうするしかなかったから



君はバイバイと手を振った


私も手を振った


まるでそうしろと言われたから出会って

時間が来たから別れるロボットのように


またねとは

言わなかったね


これ以上

だれもどうすることも出来なかった

2009/01/24 (Sat)

[206] 
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結局


肩にさえ触れることも出来なかった


会話は途切れて

ため息が出て


だけど離れたくなくて


また

やっちゃった


いつもその繰り返し


憧れだとしか言えなかったの

好きだなんて恐れ多くて

ずっと変わらず特別って

そうゆうの

あなたには分からないかな


本当は

触れたかった

溢れさせたかった

私の中の温かいキモチを


あなたに憧れ過ぎて

大切にし過ぎちゃった



声も

仕種も

綺麗な手も

飾らない服装も

忘れちゃった出会った頃の笑顔も

私が知らない所が大部分だけど

多分全部全部

好きだったの


でも言えなかったよ

なんにも

伝えたいことの内の何一つ



そして高い位置の肩が

すごく高くて

2009/01/24 (Sat)

[207] 悲しい気持ちで
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目が覚めたら

胸が痛かった

君の体温が温かくて幸せで

それが辛いなんてね


好きだよ

本当だよ

大切なの


一生そばに居てほしいよ


だけどいずれ

別れなくてはいけない気がしてる


それを君も感じ始めているよね


だからそれまで

沢山話をして


手をつないで眠ろうね

2009/02/01 (Sun)

[208] 名もない関係
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理想を根底に
向き合おうとしたって

独りよがりになってしまう

ちょっとした醜いところやそれ以上をも受け入れるつもりでも

相手は大事なところを隠してる

それがわだかまりになったり

しこりになったり

時に傷になったり


そして別れが訪れて
変なプライドがくじかれて
濁った声が溢れてくることを
君は知らないだろう

私が君を信じ切って
思いもしなかったことを
君はずっと心に抱え
黙っていた狡さがあったように

本当の姿を君に見せることが出来なかった

ありのままを見せることは難しい


私の狡さを
君は知らない

君の想像の中では
私は綺麗なままで
歩んで行けるのかもしれない


ありのままで
生きることが
難しくて
それは憧れだったけど

きっとそれではいけなくて

私はもっと
穏やかで柔らかい人にならなければいけない


君がそうしてきたように


今の私は
濁った声が溢れてどうしようもないから

この理不尽な出来事も心から受け入れて笑えるようになったら

その時は堂々と君と向き合えるんだろう

人は誰かを愛したら限りなく美しく透明になれるという

だけど思ったんだ

関わるすべての人達に
愛を持って接することが
本当の出口なんだと


きっと君は
そういう人で

だけどやっぱり
狡さもあって

それは優しさでもあって

まあ

それが人間というやつで


難しいね

人間も恋愛も

人生も

2009/01/24 (Sat)

[209] 穏やかな夜
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こんな夜にきみに会ったら

泣きたくなるでしょう


つめたい冬の前の
ほんの一時
穏やかな季節に


風が時折ゆるやかに頬を撫でて

心地よい温かさで包んでくれる

そんな優しい夜に

きみと見たのと
同じ光があったから

そんな夜が

きみみたいだったから

ぼくは
遠くを見つめた


ただ知りたかっただけ


きみに会ったら泣きたくなるでしょう


こんな優しい夜の下


でもぼくは泣かないよ

きみに出逢えたことにも泣かないよ

きみに会えて良かったって

こうしてずっと笑ってるから


夜と手をつないで


2009/02/01 (Sun)

[210] 空の記憶
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君が消え去り


私が消え去り


私たちを知る人が誰ひとりいなくなって


この地球から

私たちに関わるもの全て

跡形もなく消えてなくなる日が来ても


この空だけが知っていてくれる


ちっぽけな私の

愛おしい、愛おしい想いのことを

2009/01/26 (Mon)

[211] 
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わたしの

健気で

可愛くて

一途で

不器用な

気持ちが


可哀相だった

2009/01/26 (Mon)

[212] 純白
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ごめんねが、
心の中にいつも
いっぱいだった


好き
過ぎて、
いつも胸が痛くて

そこから一歩も近づけなかった

触れる
なんて、
考えもしなかった


ただ
風に吹かれる髪を見ているだけで、

筋肉がつきはじめた肩を見ているだけで、

骨ばった膝を見ているだけで、


ドキンよりもズキンに近い

胸の中に痛みが弾けた


緊張しすぎて
見ることも出来ない顔が

ふとした瞬間に
瞳に飛び込んだ時、

その顔が
私の大好きな
愛しい笑顔だった時、


世界がゆらゆら
きらきらと

潤いをもって
揺れた


綺麗な涙が
あとからあとから
溢れ出てくる

そんな風にさせるのは、

あなただけだった

2009/02/01 (Sun)
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