詩人:孤 花 | [投票][編集] |
どこから来たの
泣いていたの?
笑っていたの?
今となっては知ることは出来ない
本当の名を呼びたかった
どこへ帰っていったの?
君が刻んでいった想いに
今日も誰かが訪れる
その
熱は決して絶えないから
わたしは静かに
君の姿を
思い浮かべる
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
良いことが一つ
ありました
とても可愛らしい笑顔と一緒に
小さな小さなプレゼントを
もらいました
それは私をそっと撫でました
ヒリヒリのハートを包みました
良いことが一つだけ
ありました
小さな手で描いた
名前入りの私の絵
はにかみながらくれたのです
優しい気持ちになれました
冷たい風も今ならね
私の心にまでは届かないな
そういう風に思いました
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
毎日
毎日
毎日
毎日
電車に揺られて
このまま何処かへ行ってしまいたいとさえ思うのに
しっかり同じ駅で降りている
終点は人が溢れかえる場所
逃避の道は長くは続かない
ゆらゆら揺られて
毎日
毎日
毎日
毎日
同じ場所へ
日常は日常でしかない
わたしの現実は小さいから
忙しさに追われて夢をみることさえ忘れる
最近は綺麗なものを目にしていない
綺麗な想像も描けない
日常は日常でしかないから
毎日
毎日
毎日
毎日
電車に揺られて
行って
帰って
今日は何を得てきたのだろう
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
若かった頃が終ったって
水のように純粋でいてやる
歯をくいしばって泣けるくらいに
誰かを好きになること
簡単には味わえないかもしれないよね
忘れられなくたって
不幸せなんかじゃないんだよね
だから絶対に汚れるもんか
もう間違えないよ
悲しくたって
耐えてやる
それが私の素直だから
ぐしゃぐしゃになって
絞りだした涙は
何物にも変えられないでしょう
それってダイアモンドに似てるなって
ふと思ったのよ
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
後悔なんて言葉は好きじゃないけど
その二文字を書いた紙をそこへ貼り付けて
処理できなかった故障品のように扱いたくない
そのキモチも煌きも
まだずっと輝いていて
廃棄物の中で
あまりにも輝いていて
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
どうしてだろう
最後に行き着く場所は
君なんだ
一番大切な気持は
一番複雑な考えは
難しい迷路を辿って
結局は暖かい何かに変わってしまい
君に巡り合ってしまう
君を大切に思ってしまう
だから君を忘れられない
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
半分くらい嘘でできた安定剤は
飲まないよりは全然良い
子供の頃から
自分が掴めなくて
愛を掴めなくて
そんな日々
そんな曖昧さの中
誰かの一番じゃなきゃ嫌で
求め続けてた
分かったんだ
今は君の一番じゃなくて良い
君が気付かせてくれたから
君の優しさに気付いたとき
みんなの優しさを思い出せたから
ただ淋しかっただけなんだ
今はただ君を好きなんだ
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
自分でも分からない
奥深くに隠れている
感情を
人には言えなくて
文字でさえ上手く書けなかった
他人を恐れていた
自分に恐れていた
だから綺麗に化粧をして
誤魔化した
自分が分からなかった
露なんて嫌だと思った
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
こんなに涙が溢れて
君と同じ気持じゃなかったことが
情けなくて
悲しくて
寂しくて
でもこれ程に泣ける自分は
照れてしまうくらいに
君のことを好きだったのだと気付いた
君の笑顔を思い出すと
愛しい気持で一杯になるから
君を責められないよ
私は本当に
君に恋しているから
詩人:孤 花 | [投票][編集] |
私が大好きな
あの曲の美しいメロディのように
私の言葉もせめて
君に安らぎや
ぬくもりを与えて
最後のプレゼントのように
君に染み込んでいってくれればいいのに
そうしたら
サヨナラって言えると思うんだ
だけど私の言葉たちは
なんて不器用で
いびつなんだろう