詩人:シンラ | [投票][編集] |
さびしいから
笑っていたよ
さびしいから
はしゃいでいたよ
さびしいから
怒っていたよ
さびしいから
毎日何度も
郵便受けを見に行ったよ
さびしいから
眠ったりしたよ
さびしいから
今は、
さびしい詩を 書いているよ。
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買いたいものを
紙にメモした。
いろいろ買いたかったので
いろんな色のペンで書いた。
ある日
雨が降った。
雨に濡れ
袋から ふととりだした その紙は
しゃぼん玉みたいな
色してた。
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鏡の中のわたし
泣いたようなカオしてる
鏡の中のわたし
あなたはだぁれ?
どうして泣いているんだろう
見たことのないカオ
これがわたし わたしなのかな
みんなそうかな
みんな
泣きながら
笑っているのかな
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どこにでも あるような
他のどこにもないような
君の笑顔が
そこにありました。
東から 風は吹き
いずこかへ 旅をする
遠吠えや
虫の音や
送電塔や
ロードムービー
どこにでも あるような
他のどこにもないような
僕の涙も
そこにありました。
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君の手紙の中には
いつだって愛があって
胸を閉ざした鍵でさえも
きらめいていて
青も赤も
ペパーミントも
涙で滲んで
しゃぼん玉色。
透けるような肌にも
柔らかな指先にも
いつだって
温もりがあって
「死にたい」って
SOSにさえ
優しさがあって
君の住所の文字にさえ
いつだって
愛があって
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まぁるい小石を拾ってみる
シマシマ模様が愛らしい
空を仰いで
想い出す。
わたしっていう
この存在さえ
青い地球のひとかけら。
深くて大きな宇宙に光る
青いスフィアがここにもある。
小石もわたしも
この心音も
青い地球の
ひとかけら。
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目に染みるくらいの
青が見たいの。
目が痛いくらいの
青が見たいの。
涙が零れるくらいの
青が見たいの。
あなたのあなたの
胸の奥の青は
哀しくなるほど
澄んだ空。