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シンラの部屋  〜 新着順表示 〜


[131] 草のうた
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僕は
ひっこ抜かれた雑草

薄暗い部屋
ノートに書いた落書き
空想


石コロひとつ
投げられるたび

くだらない夢
生まれたんだ


そういうもんだろ
世界って


消えてしまいたい
それが呪いに変わる前に

消してしまいたい
僕も世界も
もう何もかも





本当にそう?

抜かれた傷み
ノートの落書き
泣きはらした顔

でも笑いたくて

浮かべたフレーズ
本当の僕
やさしさがほしい
くだらない夢



ほんの少し
カーテンを開けて

うたってみたんだ

あの夏のうた

2014/10/18 (Sat)

[130] 夏が行ってしまう
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天の川
蛍の浮遊 情景


嵐のような蝉時雨


読みかけて
閉じた本

金魚の絵葉書

朽ちた紫陽花


削った氷に
赤いシロップ


けむる夏草


稲光


夕立が土を
たたく音






まだ
何もかもを置いたまま


夏が行ってしまう



私の影だけ残したまま


夏が行ってしまう



駆け出すこともできないまま






入道雲が消えていく

2014/07/28 (Mon)

[129] アジサイホタル
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雨の日に
優しい歌
うたってくれる

暗い夜
いとしいひかり
届けてくれる



かなしいとき
さみしいとき

ほほえみかけてくれるひと



幻想






ささやかで
たいせつで



同じとき
同じくにで

出会えたことを
感謝したいの



まもりたいの
その風景を

2010/07/17 (Sat)

[128] EARTH
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歩きたい

裸足になって

歩きたい

どこまでも

どこまでも



奇跡のような

この星を






どうして人は

忘れてしまうの?



いつだって本当は

満ちあふれている

すべて







地平線

果てしのない空

輝く草原

遥かなる海






きらきらと

きらきらと

光は散らばり

そこら中






歩きたい

裸足になって

歩きたい



奇跡のような

この星を


2010/07/13 (Tue)

[127] こんなにさびしい雨の夜は
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こんなにさびしい雨の夜は

あたらしい傘ぶらさげて

ふらりふらりと彷徨いたいな



こんなにさびしい雨の夜は

汚れた靴を脱ぎ捨てて

どこか遠くへ逃げ出したいな




熱が37度5分



水溜まりで

遊びたいな




こんなにさびしい雨の夜は

空の女神の
子守唄を聴き

ひとり静かに
眠りたいなぁ

2010/11/23 (Tue)

[126] 空へ放て
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愛も
叫びも
怒りも
絶望も
届かぬ願いも



「言葉」なんかに収められない

たましいを



「心」なんかに閉じ込めきれない

この声を







空へ放て







宇宙を超えろ白球

2010/06/25 (Fri)

[124] 泣き出しそうな勇気
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窓の外は
白い寒さであふれていて
僕はおびえて
身動きできない


泣き出しそうな勇気で
重い扉を開けたとき

冷たい風が吹きつけて
心がりんと鳴ったんだ。


涙は落ちてしまったけれど

だいじょうぶだって

きっとだいじょうぶだって
思えたんだ。

2009/11/28 (Sat)

[122] 水晶ガーデン
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涙と僕の距離は遠くて
まだふれられない 君に

東の果てにあるという国
空と空とを繋ぐ道


ポケットの石ころを
遠くに投げた

見上げた青い空は
澄んだ目覚めを手渡した



水晶ガーデン
始まりはそこから

水晶ガーデン
帰ってく いつか 



孤独と僕の距離は深くて
また焦がれている 君に

冬の終わりに湧き出る泉
風と水とを運ぶ馬車


ジャケットにひそんでいる
偽善や嘘を

そろそろ 捨て去ろう
優しい昨日も手放して



水晶ガーデン
誰かが呼んでる

水晶ガーデン
辿り着く きっと







希望と僕の距離はどれくらい?
まだ憧れてる 君に



ポケットにしまってた
地図を広げた

見上げたこの空は
そっと色を変えてゆくよ



水晶ガーデン
あの日の落し物

水晶ガーデン
涙を拾いに

2012/01/31 (Tue)

[121] 太陽の伝説
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閉じかけた
瞳をひらいて

膝を抱えてる
両手をほどいて

胸にさし込む
日差しをつかまえて

いま立ち上がる
扉を叩くよ



埃かぶった
古い伝説と

胸の奥秘めた
宝の在処-ありか-を

空に透かして
ザックに詰め込んで

さぁ出かけよう
扉を開けるよ



太陽に向かって進もう
夢の方角へ歩いていこう

熱い風の中
ふりかえれば
蜃気楼が手を振る



まだ解けてない
謎の数だけ

世界は今日も
笑ってるかも

夜明けの匂い
砂漠の砂の城

さぁ駆けだそう
両手を広げて



太陽に出会えるときまで
夢の真ん中に立てるときまで

熱い風の先
みすえたなら
新世界がざわめく






閉じかけた
瞳を
開いて






太陽に向かって進もう
夢の方角へ歩いていこう

熱い風たちを
抱きしめたら
深呼吸で旅立つ

2012/01/24 (Tue)

[118] 
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君といっしょに
空をみあげて
「きれいだね」って
笑い合えたら
どんなにどんなに 嬉しいだろうか



夢と涙が とけあい とけあい

虹に変わるよ

空に架かるよ


2009/02/11 (Wed)
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