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"君が好きだ"
って愚直なほど
愛を歌うのは
素晴らしいもんだ
氾濫してる
ありきたりな
言葉だけじゃ
愛を語れんらしいが
どうだろう?
分かるかい?
君が言う
決まり文句
一つ
冷たい壁に弾かれた
伝わるのは
容易い事じゃないな
それぞれの価値を
批評して
偉そうに
愛を語れるほど
僕は大人じゃないけど
ありきたりな
言葉だけじゃ
愛は語れんらしいね
どうだろう?
分かるかい?
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後ろ向いたら
行き先を無くしたよ
いつのまにか
空に押しつぶされそうで
上手く歩けなくなった
いつのまにか
そう
いつのまにか
落としてきたんだ
色んな物を
例えば
例えばそう
あの景色とか
あの感性とか
探したって
思考回路は止まるから
今更
自分さえ見つからない
いつのまにか
そう
いつからか
無くしたフリをしてた
怖かったから
隠してきたんだ
例えば
例えばそう
あの感情や
あの空想も
探したって
思考回路は止まるから
たまに訪れる喜びも
つかの間に消えた
今更
自分さえ見つからない
思考回路が止まるから
無機的なBGMしか聞こえない
今更
自分に後悔して
たまに訪れる喜びも
つかの間の夢
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どうでもいい
どうでもいいのに
その一言で傷ついたりするんだ
どこへでも行けばいい
見慣れてる
見慣れた景色なのに
その一言で変わってしまうんだ
僕は最初から空っぽだった
感情を削除してみれば
余計欲が増した
受け入れてみれば
何も感じなくなった
君が悲しむことはないから
どうでもいい
どうでもいいのに
その一言で悲しくなるんだ
もう何も欲しくはない
どうでもいい
聞き飽きたから
その一言はもういい
僕は最初から空っぽだった
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また日が昇る
それと同時に
世界が止まった
純粋だから
傷ついただけだ
理由をくれよ
後付けでもいい
それでいい
もういい
ねえ
笑ってよ
また日が昇る
それと同時に
言葉は色あせた
疲れたから
立ち止まっただけだ
意味を教えてよ
偽りだとしても
それでいい
もういい
ねえ
笑ってよ
ハロー
ぼくはひとりぼっちの怪物
可笑しいかい?
ねえ
笑ってよ
理由をくれよ
後付けだとしても
それでいい
もういいよ
笑ってよ
笑って
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痛みの雨の中
冷たい色彩の中
透明な温度差を感じながら
知らぬ間に
夏に咲いた花は死んだ
あの時何て言ったっけ
聞こえなかったんだ
何か薄い膜に仕切られたみたいに
手を伸ばしても届かなかった
触れられなかった
その眼は何を見ていたの
僕には分からなかったんだ
まるで別の世界に居るようで
眼を凝らしても届かなかった
触れようとさえしなかった
全て夢のように
消えてしまいそうな気がして
痛みの雨の中
冷たい色彩の中
確実な距離を保ちながら
僕ら
灰になって
灰になって
舞い上がって
風に乗って
舞い散った
それを見て
痛みの雨の中
冷たい色彩の中
透明な温度差を感じながら
夏に咲いたあの花は死んだ
あの花は死んだんだ
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心のスピードに着いて行けないんだ
大人には成りきれないから
自分の無力さを嘆いては
言い訳しているんだろう
現実を無抵抗に受け入れられたら
幾らか楽にはなれる
それ位は知ってるよ
どうでもいいのに
その一言で傷ついたりするんだ
本当の心を隠したから
友好関係が続いていくんだろう
その事実に陶酔していたかっただけだろう
君とは永遠に他人だから
覚めてしまえば
全部消え去っていくんだ
それ位は分かっているよ始めから知っていたよ
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一つの定義を立てたなら
幾つも疑問が湧いて出て
テレビじゃ評論家達
分かったフリして論議中
自分の顔を見ていたら
何だか誰だか分からない
そこに居るのか
どこに居るのか
もしかしたら
これは何だ?
まるで数珠繋ぎのように
絶え間ない問い
正解に成り得ない答え
過去も未来も今となっては想像なんだろう?
これはもう
ずっと終わらない連鎖だ
これは何だ?
まるで数珠繋ぎのように
終わらない問い
もしかしたらこれが永遠なのか
一つ限りの正解なんて有り得ないのかも
これはもう
ずっと終わらない課題だ
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慣れきってしまえれば
楽になるだろう
煮え切らない感情は
今もさまよって
歪んだ情報に踊る人々
今も自由を探してる
責任知らずのブラウン管は
未だ変わらず騒ぎ立てる
時代の被害者と言ってしまえば
楽になるだろう
大人に成りきれなかった感情は
今もさまよって
責任逃れの評論は
何の力も持ってない
損得勘定
ブラウン管は
未だ気付かず騒ぎ立てる
飼い慣らされた獣のよう
大人に成ればそれまでなのか
表現も忘れていくのか
新しい物があるのか
言葉の自由は無くなるのか
政治家は偉いなんて嘘
価値さえ忘れてしまうのか
無関心でいられるか
孤独が誇らしいのか
ヒトが一番なんて嘘
まるで檻の中みたい
発狂寸前の街角で
少女は笑っている
笑っている
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言葉を軽んじたら
氾濫してしまった
間違いだらけの表現は
抵抗なく受け入れられて
模範回答を疑わないから
思考が止まってしてしまった
当たり前に慣れたから
感性は鈍ってしまった
歪んで流れた情報は
まるで真実を語るよう
目の前の事実にさえ驚けないから
当たり前なんて言えるんだろう
思考を止めてしまうから
本質を見失ったんだ
正義だとか平和だとか自由だとか
100年前に出尽くした
いくら過去を引きずり出しても
確実に見つかりやしない
人類はまだ
進化と呼ぶには早すぎた
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一つの季節が終わる頃
不思議な窓から
朝がやってきた
何て事はない特別な毎日を
同じ様なリズムで
過ごしているでしょう
ただ日々は何をするでもなく
ただここに在るだけで
一つの季節が終わる頃
不思議な僕ら
物語を描いた
何て事はない特別な世界を
今日も同じリズムで
過ごすのでしょう
ただ空は何をするでもなく
ただここに在るだけでしょう
一つの季節が終わる頃
不思議な窓から
朝がやってきた
懐かしい季節
不思議な僕ら
物語を描いた
ただ空は何をするでもなく
ただここに在るだけで
ただ日々は何をするでもなく
ただここに在るだけでしょう
何て事はない特別な毎日を
僕ら同じようなリズムで