詩人:哀華 | [投票][編集] |
やればできるなんて
きっと嘘ですね
私に
できない事なんて
ありすぎて
目から
ごめんなさいが
溢れてしまいそうさ
意味のない言葉
本当じゃない言葉
どっかの誰かを
知らないうちに
傷つけたかも
知る時を迎えて
自分はなんて
小さいのかと
改めて気づく
歯を食いしばって
耐えたけど
口から内蔵が
裏がえって
出てきそうなほど
苦しいのさ
明日の夕方
笑っていられたら
私は少し
成長できるかしら
明日の夕方
笑っていられたら
私は少し
安心できるかしら
もっと素直に
伝えられたら
もっと素直に
泣けていたら
私は私を、
どっかの誰かを
傷つけずに
すんだのにね
どうか許して
お願いさ
ちっぽけな願いは
あの風船のように
寂しく弾けて
消えてしまったんだ
詩人:哀華 | [投票][編集] |
今まで
無視されて
知らぬフリなんて
数え切れぬほどさ
お前など知らぬよ
そんな顔で
通り過ぎる人の
冷たい目には
心底飽きた
嘘をついた
その顔はまるで
道化師の様
笑ってるのか
泣いてるのか
わかりゃしないさ
怒ってるならば
そう言えばいいのに
要らないなら
そう言えばいいのに
宙に浮いた
言葉はどこへ
捨てようか
それは
こんな場所の
片隅でもいい?
それは
こんな部屋の
片隅でもいい?
もう必要だなんて
言うわけないだろ
お前なんて知らぬよ
どうでもいいのさ
全部終わった
そんなけのこと
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わかってる
わかってた
そこの円の縁取り
ただの悪戯だと
寂しいだなんて
まるで嘘なのさ
心配のしあいっこ
いまだ慣れぬ事
そればかり
昨日も
今日も
明日だって
ただ消えたいだけ
慣れぬ事
そればかり
愛した背中は
海の藻屑に
なり果てて
おいでと
手を振る
やっとお迎え
消えることができる
やっとお迎え
逃げることができる
左手を千切って
髪の毛を千切って
私は
私は
消えてしまおう
あの海の底
二度と
触れることない
その背中
思い出して
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あぁ
やっちゃった
やっちゃった
あぁ
やっちまった
やっちまった
ウザいくらいの
笑い声と
明日みたいな
笑顔の真ん中で
私は苦笑いの連続で
右足の痛みは
未だ取れず
今日くらい
休めよバカ。
なんて
痛いくらい
背中叩く奴らが居て
行ったはいいけど
強制帰還って
それってどうなの
私に構うことなく
日々過ごせば
楽なくせにさ
あぁ
まったく
まったく
しょうがねぇ
あぁ
まったく
まったく
愛すべきだな
右足ジンタイ
伸びきって
松葉杖の
パンキッシュガール
頭爆発してるのは
昨日の夜
玄関でコケたから
心配なんて
しなくていいのに
ほんと
馬鹿なアンタ達
心底
心底
大好きさ
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大抵同じなのに
気づかないのは
きっと自分の事も
相手の事も
分かろうと
しないからで
それでいいのか
これでいいのさ
そんな
こんな
堂々な巡り巡られ
なんてこと
自分が誰かさえ
わからないなんて
なんてこと
ここが何処かさえ
わからないなんて
ここに体は
確かにあって
ここに両手は
確かにあって
だけど
だけれど
感覚が掴めなくて
苦しくて
倒れそうさ
だけど
だけれど
息が吸えなくて
苦しくて
消えそうさ
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そんなにアタシ
強くない
そんなにアタシ
強くない
寄らないで
話さないで
笑わないで
そんなにアタシ
強くない
そんなにアタシ
強くない
ギリギリの崖っぷちで
何度もあの名前を
叫んでた
強さをはき違えた
人たちに押しこまれ
明日もあさっても
全く同じと
分かったの
そういえばアタシ
生きてたっけ?
なんて思い出して
小さめに笑う
この星は寂しい
昨日から
この星は寂しい
貴方が居なくて
泣いてもいい?
声は出さないから
泣いてもいい?
今くらい
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こんなにも大切
存在的な物が
こんなにも必要
その後ろの景色が
この手は明日
誰を触るの
この目は明日
何に頷くの
ラッキーだった。
変な台詞
今更オカシい
この頭の中に
気づくなんて
私も相当おバカさん
ねえ
笑ってみて
こんなにも憎い
ねえ
笑ってみて
こんなにも愛しい
最後笑えたらいい
そんな理想論掲げて
偉そうに語ったけど
やっぱり私に
できそうもない
陳腐な愛の歌
歌うアンタは
素敵すぎて
あの
死ぬほど綺麗な
夕日みたく
どう間違っても
アタシに似合わない
言えない
言わない
言わせない
そんなのが
ルールなら
初めから私なんて
必要ないじゃない
どうか分かって
ぶきっちょな口
この場所の
こんな独り言でしか
呟けないんだ
アンタが必要
側にいてよ
愛してる
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風が吹いてる
それで
剥がれかかった空が
そのままで
苦しみながら
歩けばいい。と
苦笑って
このまま…
このままで?
血が滲む小指
ギブスは
茶色く染まってて
生乾きの夕暮れに
唾を吐いた
泣いたら
泣いた分
強くなれるんだろ?
誰か
もうそろそろ
教えてよ
いつもの
風が吹くから
剥がれかかった空が
一瞬
汚れた気がした
すきま風
電車の中の
冷えない空調に
少し似てる温度
白と茶色の
マーブル模様
悲しい小指の
泣く音が聞こえる?
今すぐに
今すぐに
抱きしめたい
その全て
今すぐに
今すぐに
抱きしめたい
この全て
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部屋の中心にできた
丸い水たまりに
手紙を沈めて
滲んでいく
文字を見ながら
ずっと
君の事ばかり
考えていたのさ
寂しい色の
カーテンは
少しだって
動かないし
空間は砕けて
気づいたら全部
ガラクタだった
目を開けたら
随分遠くまで
義足で歩いてた
そんな感覚で
水たまりの手紙
文字が滲んで
明日もその先も
見えないだけ
嗚呼いつか
笑えるといい
なんて言ってた
くせにさ
アンタ…
水たまりの手紙
涙で滲んで
目玉が滲んで
今日も見えない
ただそんだけ
ただそんだけさ
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無責任な世界と
無関心な私に
降るものが
あるとするなら
あるとするなら
偽善の
そのまた先にある
大嘘つきの称号
よろしいんじゃない
素敵ソング
歌いたいだけ
よろしいんじゃない
夢見心地
漂いたいだけ
もう何も言わないで
車の中で
繋がろう
月明かりは
白い肌に照らされて
路傍の花をまた少し
明るくしようと
しただけさ
今聞こえたでしょ
頭の中の大声が
君がその手で
助けてくれないと
助けてくれないと
寂しくて
死んじゃうよ
君がその目で
見つけてくれないと
見つけてくれないと
悲しすぎて
消えちゃうよ