詩人:夕凪 | [投票][編集] |
心はずっと
平行なの
線路みたいに
平行なの ‥
遥か 遠く
交わって
見えるのは
あれは ただの
錯覚だよ ‥
この恋が
夢見た
哀しく優しい
嘘と錯覚 ─‥。
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365個の
ランダムな気持ちを
繋ぎ合わせて
大きな感謝の一枚
広げたよ ─‥
今 この一枚で
あなたをフワッと
包み込みたい ─‥
あなたに一年分の
ありがとう ─‥。
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始まりのとき
この瞬間を
待っていた ─‥
0から1へと
突き動かす何か ‥
それは
今 まさに
産まれたばかりの
想いの力 ‥
光の確かな輪郭
指でなぞったら
その光は
いつしか
この身体に魂に
満ち溢れ
初めての涙を
導いた ─‥
始まりのとき
命を
連れてきたよ ‥
命を
連れていくよ ─‥
繰り返す
喜びも哀しみも
今
この瞬間だけは
同じ意味を持ち
眩しさだけを
刻んだ ‥
0から1へと
動き出すとき
内側から
射し込む光が
金色の明日を
指し示したよ ─‥。
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誰もが知る
ありふれた
感情だから
誰もが持つ
ありふれた
願いだから
ありふれた言葉で
だけど
心からの言葉で
表したい ─‥
今日より明日に
この先の未来に
一人でも多くの人の
幸せが
あります様に ─‥。
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母さんの身体は
もうあかんかも
しれへん ‥
でも
チビの幸せな姿を
見るまでは
絶対に死なへん
その気持ちは
諦めへん ─‥
生きたい気持ちは
最後まで
捨てへんから
だからチビも
幸せにならな
あかんよ ─‥。
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頑なに
握り締めた
手のひら
指の隙間から
滲み伝う
独りよがりな
後悔の雫
誰に許しを
請うというの ‥
もうずっと
許されていた ‥
この道は
いつか
歩いた道
この空は
いつか
仰いだ空
あの場所は
いつか
約束した場所 ─‥
いつか ‥
優しい響きで
すぐ傍に
今もある ─‥
この今は
いつか居た
いつかを連れて ‥
この今は
いつか振り返る
いつかになる ‥
開いた
手のひらを
空に翳したら
朝陽の
柔らかな熱が
雫を溶かして
新しい輝きを
今 拡げた ─‥。
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痛みを
知らずして
痛みの何を
語れるだろう ─‥
人の愛に
触れまいとして
愛に何を
求めるのだろう ─‥
怖れる事を
怖れないで
失う前に
失くさないで ─‥
きっと
誰しも臆病で
誰しも勇敢だ ─‥。
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肌を撫でる
恐怖の足音
闇の隙間から
斬り付ける ─‥
瞬きもせず
赤い眼を凝らし
怯え立つ
胸を裂いて
差し出せと
こればかりは
差し出せぬと
赤い涙を
流すばかり ─‥
やがて赤は
闇をも染めた ─‥
闇の終わり
訪れる頃
何事もなく
陽は昇り
この世は
美しき世界と
無情なまでに
謳うばかり ─‥。
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綺麗な色を
塗りすぎた
パレットに
鈍い光の
差し色じゃ
ぼやけた
曖昧な希望の図
主役になれない
暗色を
混ぜ合わせて
汚したパレット
僅かな
光の差し色は
馴染まない
バランスで
一際綺麗に
映り込んだ ─‥。