詩人:さきネコ | [投票][編集] |
空の焼印がくっきり
阻む壁に浮かび上がる
「へぇ、負けたんだ」
急にちっぽけに見えた 難関
勇気を込めた 短剣握り締め
踏み込めば いとも簡単に
開けた景色を見ることができた
硝子張りじゃない 明日を
磨り減った「時入り」消しゴム
過去を消せたらどんなにいいか
えんぴつもペンもいらない
自力でこの場所 この空間に
僕の存在を 深く深く
刻み込んでやる
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煌々と照りつける陽の光
麗しき緑の美よ
運命という名を忘れるほどに
突き抜ける青は 永遠の姿なり
時のベールは静かになびく
夢見と共にゆるやかで
眠りに落ちゆくまどろみの中
かすかな未来が 僕らを揺らす
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もしも世界が一色だったら
何色になるんだろうか
真っ暗?それじゃなにも見えない
真っ白?それじゃなにも見えない
真っ赤?目が痛くなる
真っ青?そのまま眠ってしまいそう
結局 なにも見えない
もしも世界が一瞬で変わるのなら
あ
っというまに、私の居場所もできるかな
もしも世界が△や□だったら
落っこちたりするのだろうか
宇宙に気づいたら放り出されてるとか?
気づく前に☆になっちゃうか
もしも世界が丸ごと夢だったら
誰かの夢だったら
みんな真剣になることを忘れるのかな?
「夢だからいいや」
「夢だから楽しければいいや」
「夢だからやり直せるしいいや」
それで終わり?
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夕焼けに浮かぶシルエット
水面に反射した羽の姿
自らの道を阻まれても なお
確かな未来が そこにある
知らない場所で 僕は誓った
もう決して 振り向かないと
揺るぎのない 想いこそが
信じられる 道しるべになると思うから
いつかの記憶の
少女の声が
「アゲハ蝶 お花に飽きたら
虹の都に 連れて行ってちょうだい?」
ふと蘇った
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なかなか変わらないくせに
一瞬で変わる現実
醜さの上に たっぷりと
重ね塗りした 白さと清さ
結局 全部嘘なのに
虚しさを育てて
2色刷りの虹を見上げて
なんだか憧れちゃわない?
光と美の渦巻く世界に
全部嘘なのに?
それでも 希望は持てるのだよ
全部嘘だって?
それでも 未来はそこにあるのだよ
悲しいね そんなの
けれど 自分を変えられるのは
遠い日に失った 「本当」を見つけてあげられるのは
自分だけだから
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雨粒が大地に広げる波紋
目覚めは きっと突然に
寄り添う 希望と絶望のため息・・・
開くことのない 扉が生まれる
時のしらべ 時しるべ
進むべき流れを
どんな姿でもいい
教えて 伝えて
もう迷うことがないように
もう止まることがないように
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素直になるって難しいよね
幸せを心で 望んでいても
臆病な自分が そこにいる
勇気の出せない 自分がいる
優しさに怯えてた あの日
信じることを 忘れそうだったの
暖かな春も 遠い幻に見えて
涙って こんなにもしょっぱいんだね
笑顔の花 咲く丘では
生きてるって 感じるのです
高く高く 飛んでいけそうで
届かないもどかしさすら 嫌いになれないくらい
素直な言葉って わからないから
言葉を選んで 丁寧に伝えて
でも 時にはわかりにくい
私らしい言葉で 伝えたいと思う
毎日に怯えてた あの日
私であること 忘れそうだったの
記憶も過去も 海の底に沈んでく
心って こんなにも変ってゆくんだね
笑顔の花 咲く丘では
ありがとうって 想えるのです
もっともっと 早く飛んでいけそうで
ゆっくりな羽ばたきでも 大丈夫と信じられるくらい
笑顔の花 咲く丘では
生きてるって 感じるのです
高く高く 飛んでいけそうで
届かないもどかしさすら 嫌いになれないくらい
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蒼い奇跡に染まった
透明な 物語は
存在もしていない
蝶の羽に そっと止まった
その優しさに 胸が熱くなって
綺麗な瞳を 潤ませて
少しずつ 変化してく空を
希望に満ちた 眼差しで見つめた
明日からは 今よりもずっと
本気で立ち向かえる 気がするんだ
不可能を可能へ導いてゆく
霧ががかった世界をも抱く
虚しさと孤独の暗号を解く
道端に転がった疑念を砕く
永遠の混ざって溶けた夕日
もう二度と 泣いたりしないよ
おどけて誤魔化してきた自分
もう一度 ちゃんと向かい合おうと思うよ
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目を開けたら そこでは
ずっと無いと思っていた
何よりも大切な この「時」が
そのままの形で 在り続けていた
未来は見えないけど
想像もつかないけど
それでも 私は今が好き
過去は変えれないけど
忘れられないけど
それでも 私は今が好き
七つの色に分かれた
花弁が道を 照らす日は
まだ 思い描いたことさえないような
そんな一日の 始まりの気がするの
君に会いたくて
とても会いたくて
いくつもの 星たちに祈った
記憶のどこかで
君に伝えたいんだ
戻らない 「時」は愛しいと・・・
未来は見えないけど
想像もつかないけど
それでも 私は今が好き
過去は変えれないけど
忘れられないけど
それでも 私は今が好き
一瞬で行ってしまう
もう二度と会えない
そんな「今」が好き
そんな「君」が好き
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クリアな無色透明の 想いに導かれて
私は 未来であるはずの 時を過ごしてしまった
もう戻れないと どこかで知っていたけれど
気がついたらそこは 望んでいた景色
華をまとった雪が 空から光落ちるとき
目覚めない 夢が始まるの
「運命」だけじゃ 片付けられない
神秘の 扉が開いてく
聞こえない澄んだ水と 勇気に導かれて
私は 幻でしかない 君の姿を見る
もう戻れないと どこかでわかっていたけれど
気がついたらそこは 色を失った景色
華をまとった雪が 空から光落ちるとき
終わらない 夢が生まれるの
「不思議」だけじゃ 片付けられない
伝説の 扉が開いてく
淡く伝うひとすじの 輝きに導かれて
私は あるはずのない 場所に立ち止まる
もう戻れないと どこかで思っていたけれど
気がついたらそこは いつかの記憶の景色
華をまとった雪が 空から光落ちるとき
変わらない 夢が微笑むの
「永遠」だけじゃ 片付けられない
神話の 扉が開いてく
華をまとった雪が 空から光落ちるとき
届かない 夢などないのでしょう
「さよなら」だけで 許される訳じゃない
けれど それでも 明日(あす)への扉は・・・
開いてくれる