ホーム > 詩人の部屋 > さきネコの部屋 > 投稿順表示

さきネコの部屋  〜 投稿順表示 〜


[191] 味気のないRPG
詩人:さきネコ [投票][編集]

与えられた課題にしか取り組まない。


見慣れた範囲から一歩外に踏み出すことができない。


敵の多くいる場所には行かないどころか、


振りまわせる武器さえ持っていない。




剣? 使えない


魔法? 使えない


服もかっこいいもんじゃなく ただの私服だし


毎日毎日 何も変わらない世界だし




私の人生はそんなもの

味気のないRPG




・・・いけね、メンテナンスだ。






何か少しでも 変わるといいね



2009/01/07 (Wed)

[192] その夢の彼方まで
詩人:さきネコ [投票][編集]

君がどれだけ迷ったか 

知ってる



君がどれだけ悩んだか 

知ってる



君がどれだけ苦しんだか 

知ってる



君がどれだけ怖かったか 

知ってる





だからこそ 勇気を出して空に飛んで


新しい世界を 見てみようとした君へ





その先はきっと明るい 

大丈夫




君はしっかりと羽ばたいてる 

大丈夫




2009/01/09 (Fri)

[193] 約束の景色
詩人:さきネコ [投票][編集]


せつなさにまどろむ夕日の真ん中に

あの日失くした言葉と共に

風にそっとなびく 潤った未来

重ねた 約束の景色



裏返した掌の中に

遠く思えた 君の声が

過去のぬくもりと 未来の儚い

光を その手にとって



青に包まれた雪は柔らかな

ガラスに溶けあう不安定な時間

めくる日々の表紙 剥がれおちた後悔

綺麗に 溢れる涙と



いつかに残した翼らしく

その大空を駆け抜けてゆけ

思い通りじゃなくても 道は開けるさ(ひらけるさ)

甘く香る 約束の景色

2009/02/19 (Thu)

[195] 瞬く鼓動
詩人:さきネコ [投票][編集]


呟く色彩の上 

裏返る鳥の影

眠り込む林檎の淵に

記憶が線を裂く



頼り過ぎていたみたい

その鍵は抜け落ちた

滲む世界の果てで

確かに曖昧な味



幻にも満たない衣

ちっぽけな旅人

開いた両手に映る月

逆再生の街



白いマスを埋めてゆく

降り積もる雪の上

甘くとろけるシロップが

時間に窪みを造る



振りかざしたのが蒼の光でなく

わずか数滴の嘘ならば

変わることはないのだと

その先に 残された



回る 硝子の破片

全身で感じる

2009/02/21 (Sat)

[196] I
詩人:さきネコ [投票][編集]

わからないことだらけの


世界でひとつ


君の言葉の端々にみえる


幸せだという気持ち






それだけわかればいい

2009/02/25 (Wed)

[197] 波状の扉
詩人:さきネコ [投票][編集]

ほんのわずかな可能性が

震えて 揺れて



灯っては消える

儚く 脆く



ひとつの形をとどめられず

瞬間の中に変化しゆく



それは定めか



僕は迷う

その向こうが見えなくて



僕は選ぶ

その向こうに想いを馳せて



僕は決める

大切な何かを


2009/02/26 (Thu)

[198] One Time
詩人:さきネコ [投票][編集]

前方に見えるのは


等しく区切られた感情





曖昧になることさえ


許されないみたい





パンの欠片が


悲しそうに散らばる





ひとつしかないなんて


聞いていなかったもの





見つめなおしてみたら


思った以上に輝いていなかったかも





忘れかけていたのは


硝子に映るようなものだったかしら?





今宵も眠りましょう


時を愛おしく想いながら



2009/02/28 (Sat)

[199] 想い出のつづき
詩人:さきネコ [投票][編集]

僕らたくさん笑い合ったね

どこの誰にも 負けないくらいさ

心もいつしか溶けあって

ひとつの輝く 結晶になった



繰り返す日々の中で

特別退屈もしなかった

それは 穏やかな陽だまりの中

君の言葉が 僕に届くから



信じることを恐れたりせず

この心を守ってこれたのは

ずっと信じ続けていることが

こんなにも素敵だと 知っていたからだよ



この青い空 広い世界で

僕らがお互いを見つけたこと

それはどんなに 価値をつけても

足りないくらいの奇跡だね




だから僕は これからもずっと・・・



一緒にいたい 君と一緒に


2009/02/28 (Sat)

[200] 戦禍の対価
詩人:さきネコ [投票][編集]

適当な雑踏に 全てをかき消した
余計な残像に この心を埋め込んだ
やりきれない気持ち 不完全な想い
厭きれるほどに 意味のない叫び

嫌だから嫌だと言いたいのに
この広い空の下で叶わないのなら
今 飛び散って渦を巻き起こそう
揺るがない 揺るがない 揺るがない


この手を取ってくれる?


細工も何もしてない
明日への希望
これは真実?
それともマヤカシ?





止める 止めろ 止められない






声――――――――――








時間――――――――――







嘘ならば―――――――――







せめて甘い夢を――――――――














夜明けは


















いつ?





2009/03/04 (Wed)

[201] シンクロ
詩人:さきネコ [投票][編集]

いくつの夢を集めて
今を生きてきたのか
失くしたものがきっとある
そんな未来に歩こう

時針が貫くのは
迷っている僕らの心の芯
願っては 俯いては 戸惑っては 夢見ては
気づかずに泣いたりもしていたよ

閃光 ゆこう 扉叩き
切なさも抱き 飛び立つ瞬間は
クリスタルの響きが 透きとおった眩しさが
揺れる道を 真っ直ぐにしてくれる


そんな音が好き
始まりの合図が好き

2009/03/05 (Thu)
238件中 (161-170) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> ... 24
- 詩人の部屋 -