詩人:さきネコ | [投票][編集] |
優しさと
懐かしさを
ブレンド
あの夏の眩しい日差しも
きらきらした想い出も全部
詰め込んで
カランコロン
ひんやりした氷を浮かべて
カランコロン
あの子に会いに行こう
そしたらカルピス 分けてあげよう
小さな両手に 水筒持って
カランコロン カランコロン
鮮やかな夏のあの日
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
薬指が水色になった
透き通ったガラスみたいな
清らかな水みたいな
いくつもの光をたたえて
それは僕の想いの表れ
純粋でいたかった
素直になりたかった
濁りのないそれは 僕の理想
やがて それは親指まで
順々に色づいて透き通っていった
けど 小指だけ残ってた
変わらず
きっとそれは
君と約束した指だから
あの時の僕が 僕の意思で
そっと絡めた指だから
その約束を守れるのは
守りたいと思うのは
そのままの僕だから
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
もどかしい気持ち
伝えたいのに
伝わらない
いろんな言葉を探した
この気持ちを表して
誰かに届くような
そんな言葉を
探して 探して
手にとっては 試してみる
飛んでけ 飛んでけ
私の想い
ふっとこぼれた言葉があった
何も考えていないときだったけど
見つけた
やっと 見つけた
私の気持ち 全部全部言葉にできたとき
それで 誰かがわかってくれて
私にむけて微笑んでくれたとき
手の中にぽんっと咲いた
小さくてまぁるい 幸福感
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
イメージ イメージ
それに捕らわれて生きてる
君も 僕も きっと
イメージ イメージ
それほど大事じゃないのにね
気がついたら 執着している自分がいるんだ
イメージ イメージ
周りから見ればきっと
そんなの大した物じゃないのに
どうしてこんなに大きいんだろうね
イメージ イメージ
決めつけられたくないのに
それの通りに動いて
気がついたら自分も
他の人をそれで見てる
そんな自分が 嫌になったりもするから
イメージ イメージ
違う色を創ろうよ
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
日付のない日記をめくったら
おんなじことばかり書いてあった
毎日に退屈してたのかもしれない
今となっては 忘れてしまったけど
記憶なんて曖昧で
なのに 覚えてたいことなんて選べなくて
切り取ってアルバムにできるほど
僕らの想い出なんて美しいものじゃなくて
それでもさ
わずかに掌に舞い降りた
小さな光を 大切にしたくて
日付のない日記をめくったら
ひと際きらめくページがあった
綺麗に書いた一字一字が
言葉にならない嬉しさを表してた
あの日出会わなかったら
僕のこの一冊は
繰り返しばかりが 描かれていたのかな
見つけたいものさえ 見つからなくて
あまりにも真っ白なページ
きっと何かを待っていたんだ
僕を変えてくれる何かを
それが君だった
君の言葉だった
君の笑顔だった
ありがとう
あの日からの毎日は
どれも手放したくないって思えるくらい
どれも忘れたくないって思えるくらい
輝いてる
輝いているよ
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
桜が信じる未来の形
僕もなんだか 信じてみたくなった
春の訪れのその前に
僕ら 進む道を決める その前に
この純粋な香りに
街が染まるのを見ていようよ
風がこの季節だけの贈り物を
運んでくるのを待っていようよ
迷ってその一歩を 何度もやり直したくなったけど
それでも 今いるこの場所を 好きな自分がいるから
たくさんの欠片が集まって
僕になっているみたいだから
僕の嬉しいと思うことの欠片
君にひとつあげるよ
みんなで笑顔を届けよう
このどこまでも遠い青空に
見上げてはどこまでも深く
高く 僕らまだ諦めない
羽ばたけるって知れたからいい
行こう 行こう 一緒に行こう
桜が信じる未来の形
僕もなんだか 信じてみたくなった
春の訪れのその前に
僕ら 進む道を決める その前に
見えたらいこう
変わっていくのが見えたら
変わらない僕らで行こう
その先にある きらきらした日々へ
光の中へ
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
忘れてる?覚えてる?あの日の約束
夏の日差しに 溶けた氷は
穏やかに 鮮やかに 光る季節を
私たちの日々を 爽やかな風に乗せ
駆け出した昨日
振り返った明日
目が合う
時間軸の上で 2人の私が
今日は何時?何処で?
つくられているのか
この形ある想いも
どこか曖昧で
眩しい 時間
手をとって ぐるぐる回る世界に
散らばった欠片 想い出の軌跡
扉を開けて 水面(みなも)に映せ
1つのカードが 僕の心に浮かぶ
選ぼう
忘れてる?覚えてる?あの日の約束
お互い夢を抱いて 歩いてこうね
せっかく出逢えた可能性の空
飛び立つ日は それぞれ
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
固まった氷の塊を砕いて
崩していく
自分の居場所を少しでも
創るために
繰り返していく日常の中で
わずかな変化を求めてる
燃え盛る命の面影には
永遠(とわ)の雫が 淡く弾ける
一度きりの選択
真正面からの響き
止められない衝動
運命を捻じ曲げろ
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
砂漠にひと欠片の希望を
燦々と降り注ぐ
陽の色の 薔薇の
散った花弁の 数を数える
儚い一片(ひとひら)
砂漠にひと欠片の愛を
滾々と流れる
水の色の 薔薇を
摘み取ることさえ ためらうような
美しい揺らぎ
隠してたつもりなんてないの
ただ そこに在ったことに
誰も気づかないことを望んでいたの
そう ただ望んでいただけ
夢をどうぞ
一滴(ひとしずく) どうぞ
だけど この薔薇はあげないわ
だって 私の宝物ですもの
たぐいまれなる才を秘めて
咲き誇る
世界を変えられるほどの ね?
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
楽園みたいにふわふわしていたら
気づかないうちに 手に入れてた
無気力という名の鉛
戻りたいなと思っても
その鉛のせいで
僕は楽園から抜け出せない
楽しかったのに
楽しかったからか
こんなに寂しく恋しい想いも
とろとろと甘すぎた記憶に押し込まれ
違う気がする
違う気がする
これは本当の楽園じゃない
(蜜に溺れて)
苦しまないで得た未来なんて
ただの地獄なのかもしれない