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裕樹の部屋  〜 新着順表示 〜


[190] カィ&裕樹コラボ詩
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桜の日の思い出



小さな公園にある
一本の桜の木の下で
泣いている君に
笑顔で声をかける


“大丈夫?”って
声に顔をあげる
差し出されるハンカチに視線はうつろ
スローモーションで散りゆく花びら


これから先も
ずっと隣にいることを
少し肌寒い夜の
桜の木に誓い
眠ってしまった君に
笑顔で声をかける


“大丈夫?”って
声に顔をあげる
差し出される手に眠っていたんだと気づく
スローモーションで散りゆく花びら



今でもまだ思い出す
桜の木の下で君(あなた)が
見せた笑顔を…

2009/04/07 (Tue)

[189] ふうせん
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ふうせんに詰め込んだ
僕の想いを
空に漂わせ

帰ってこない青春に
いくら叫んでも
遠い思い出の中で
僕に気づかない

綺麗にお化粧した青春は
いつまでも
僕の胸の中にあって
夕焼け空が目に染みる

そして
ふうせんに詰め込んだ
僕の想いは
どこまでも飛んでいく


2009/04/06 (Mon)

[188] ぐるぐる
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ぐるぐる

僕の周りをいろんな事がまわっている

ぐるぐる

輪の中心にいる僕は
なんだか取り残されているみたいに感じる

ぐるぐる

僕には喪失感というか虚無感というか
なんだかわからないものだけが残されて

僕の周りは今日も平凡にまわっていく
ぐるぐると
僕が追い付けない速さで

2009/04/02 (Thu)

[187] 普通の時
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どうしようもなく
普通が普通でなく感じる時がある

普通に辛いことがあって
普通に忘れて
普通に月日が過ぎ
普通に生きていく

普通に恋をして
普通に失恋して
普通に月日が過ぎ
普通にまた恋をする

人の考えはいろいろあるのに
普通って言葉がある
基準もなくただあって
普通であることを強制される

僕はどうしようもなく
普通が普通でなく感じる時がある
僕の普通は
他の人からみたら
普通ではないのだろうか


普通に悩んで
普通に喜んで
普通に泣いて
普通に生きているだけなのに
僕は普通に押し潰されそうになる

2009/04/01 (Wed)

[186] うさぎ
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努力すれば報われる
きっと才能ある兎が
考えた言葉だろう

亀はいくら努力しても
兎には勝てない
世の中なんて結局
先天的な才能のある兎が
成功する


いつか亀が兎に勝てる日はきますか?
何も才能がないのは
充分、知ってます
物語りみたいな奇跡ではなく
いつか僕は実力で兎に勝ちたい

きっと叶わない願いを持つ僕を
兎は指を差して笑っているのだろう
孤独で寂しく


2009/03/24 (Tue)

[185] ヒゲの長いのら
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この物語りの始まりも終わりもわからない

何を信じたらいいのか
何にすがればいいのか
それすらわからない

逃げるべきか
立ち向かうべきか
それすらわからない

この物語りの正解なんてわからないけど

僕にわかることは
ヒゲをピンっと立てた
のらが泣いている

それしかわからないけど
今はそれだけで充分さ


2009/03/21 (Sat)

[184] 悪魔は絵で見るより黒くない
詩人:裕樹 [投票][編集]

絶望の旗を振りながら
駆け抜けて
鞄に入れたパンと希望を
口にする

地平線の向こうは赤く染まり
知らない人が泣いている
僕の絶望なんて
ちっぽけな物だと
空は青と赤の境目に涙する

誰もが苦しんでいる
神様は助けてくれない
悪魔は助けてくれない

本当に黒いのは
それでも何もしない
僕だった…

2009/03/20 (Fri)

[183] 光闇
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僕の闇は最近
強烈な光の前に
姿を消している
またいつ奴が現れるかわからないけど
今は眩しすぎる光の前に
姿を消している


知らないだろ?
実は君が僕を救ってるなんて…

2009/03/18 (Wed)

[182] 迷宮
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迷ったら
僕を見つけて
ゴールは
僕だから


見える所にいるのに
捕まえられない君が
僕のゴール


これが
拙い僕の妄想世界の一つ

2009/03/15 (Sun)

[181] かせ
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空に手枷をして
自由を奪いたい

空に足枷をして
翔んで行きたい

僕の欲は
わがままだらけ


2009/03/14 (Sat)
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