| 詩人:ふぉれすと | [投票][編集] |
もうすぐあれから半年になるけれど
未だに眠れない夜が時折訪れるんだ
明け方に最後の煙草を灰皿に落として
一人『馬鹿だよな、俺』と呟いてる
叶わないって解っていたはずなのに
まるで自分が二人いるみたいで
駆け出した自分を止められなかった
でも後悔なんてしてないよ
あの頃の君への気持ちに嘘は無いから
一日一日と時間が経つにつれて
少しずつ過去を直視できるようになる
でもその代わりに君との思い出が
さらに重たくなって心の底に沈んでく
伝わらないって解ってたはずなのに
他のコトなんてどうでもよくなって
結局自分を見失ってしまったんだ
でも後悔なんてしてないよ
あの時の君への想いに嘘は無いから
忙殺される日々の流れの中で
完全に忘れていられる日もあるけれど
未だ昔と変わらぬ習慣の中に
ふっと君の記憶が蘇って来るんだ
本気はダメだと解ってたはずなのに
止まらない想いを胸に抱いて
また同じコトを繰り返してしまった
でも後悔なんてしてないよ
側にいさせてくれてありがとう
後悔なんて、していない
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あの時から一度も変わらなかった僕の心を
君が何もかも変えてしまったんだね
もう何にも本気にならないって決めたのに
自分が今馬鹿になってるって解ってるんだ
それでももう少しだけこのままの僕でいるよ
せめて君が導き出す答えを聞くまでは
もし少しだけ未来が覗けるとしたら
君は僕がいったい何を見ると思う?
きっとすぐに当てられてしまうんだろうな
君のせいで馬鹿になってしまったから
不釣合いだなんて前から思っていたさ
君は何でもこなす優等生で僕は異端児
結局何もかも上手くできない人間なんだ
君の相手としては僕はボロボロ過ぎるかな
それとも僕はそんなに汚れて見えるかい?
どちらにせよ僕は僕以上でも以下でもないさ
もし少しだけ過去を変えられるとしたら
君は僕がいったい何を変えると思う?
きっと絶対当てられないだろうな
君は僕の事をあまりにも知らな過ぎるから
真っ直ぐな気持ちを君に伝えてみても
君の返事はいつも曖昧な変化球なんだ
流石に僕も投げ疲れてしまったみたい
僕は君をただ純粋に好きなだけなのに
それを君は難しく考え過ぎているんだ
でもそれが君が君である所以なのかもね
もし少しだけ今を願うままにできるとしたら
君は僕がいったい何を願うと思う?
きっと君は答えずに何処かへ行ってしまうさ
『馬鹿じゃないの?』と一言言い残して
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君にとっては何の変哲もないいつもの朝は
僕にとっては残り少ない君との大切な時間
君は僕と交わした言葉を覚えてるだろうか
きっとあの約束も忘れられてると思うけど
僕の中には君の仕草の一つ一つが残ってる
相手が愛しいだけじゃダメなんだって
十八歳にもなってやっと気付いたんだ
でも決して遅過ぎたと後悔なんてしない
最初に気付かせてくれたのが君だったから
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君に伝わらない想いが
煩わしくて苦しくて
嫌になって投げ出して
でも離れられなくて
一時も忘れられなくて
自分自身を見失って
もう壊れそうなんだよ
それでも好きで好きで
また始めからやり直し
| 詩人:ふぉれすと | [投票][編集] |
無くしたモノと引き換えに
僕は一体何を得たのだろう
形ある物は原形をとどめず
形無きモノは存在自体消え
残った物はワガママな身体
たまには言う事聞いてくれ
酷使したことは謝るからさ
治ってくれとも言わないさ
肝心な時素直になってくれ
そんな多くないと思うから
レールの敷かれた僕の生活
| 詩人:ふぉれすと | [投票][編集] |
忘れるために立て直そう
たった一つ失えるモノを
失ってしまえば何も無い
零からの再構築は簡単さ
構想さえも思うがままに
自由と言う権利を噛締め
新しい道を模索しようか
時間は残り少ないけれど
今まで通り間に合うはず
さあ後悔せずに忘れよう
| 詩人:ふぉれすと | [投票][編集] |
変わらないでと言いながら
変わった時の君を期待して
僕一人で今の気持ちを抱く
僕一人で果てない夢を行く
少し現実から離れすぎかな
少し空想に近寄りすぎかな
もう少しで壊れそうなんだ
もう少しで崩れそうなんだ
むしろもう壊れているかな
いないはずの君を待ち続け
いるはずの自分を見失った
無いはずの君の僕への感情
在るはずの僕のいつもの心
嫌いなはずの甘い言葉の群
好きなはずの無情への言葉
いつもと変わらない君の声
震えるはずが無い僕の右手
全てが変わったのは僕の方
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君には他の人に無いものがあるのではなく
君だけに無いものがいくつも君の中にある
確かに君は沢山の物を喪ったかもしれない
けれどそれは捨て去ったのだと考えないか
シャツの汚点は決して消えはしないだろう
でもそのシャツはタンスに押込めばいいさ
新しいシャツはきっと未来の君の側にある
| 詩人:ふぉれすと | [投票][編集] |
1/4は人間として好きだから
1/4は女の子として愛おしいから
1/4は本能がそうさせるから
1/4は自分でも解らない
もう既に結果は目に見えてる
でも君にならためらわず言えるよ
The reason of my loving you
| 詩人:ふぉれすと | [投票][編集] |
人の創り出してきた様々な虚構
言葉も数字も思考さえも
人間に関わる全ての事象が
創り出したという点で虚構
しかしその自我の存在自体は
曲げようのない確定した事実
人を超越した絶対的価値観が
事実と虚構の小さい間隙に
迷える君を誘ってくれるさ
さあ一つの賽が投げられた
後は君の意思と能力次第
出る目もきっと虚構の塊