| 詩人:さみだれ | [投票][編集] |
燃えて光る
メランコリアの残火を
大事に葬る彼を
その国は持っていた
クオリアをなくした
人の脱け殻を見
美しく遠吠えする
そんな彼を
世界を見てよ
地球じゃなくて
あなたが感じ思う
世界を見てよ
煌めく朝露の結晶を
私の手では触れられない
その悲しみを
伝え聞いてくれよ
あなたがいたという事実は
やがて痕跡になり
風化してまた形を失う
艶やかにそびえ立つビル群
それよりはまだ長く
うつくしく
喉を震わせ
あなたは生きて
この世界を見るの
| 詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
今までの僕とは違う事を 君に言うよ
無理して自分を
変えようとしなくていい
無理に何か別な色に
染まろうとしなくていい
色々な経験や出来事の中で 考え方や心の感じ方
物事の捉え方の変化で
人は変わるもの
無理に探し出して
自分を変えるのに
苦しみすぎるのなら
それは新しい自分を
見つけているようで
君の個性を潰してしまうこと
それなら僕は
変わって欲しくないよ
だって君は君でしょ?
寂しがり屋な所も
不安な心も残酷な感情も
どんな君も全て
僕が受け止める
受け入れるから
君は君のままでいて
そのままの君を愛したい
| 詩人:ℒisa | [投票][編集] |
まだひどく痛むの?
どうしたらいいか私
知ってるんだ
なんで痛むのかも知ってる
でも教えてあげられないんだ
なぜなら「答え」を
あなたは受け取らないから
| 詩人:ℒisa | [投票][編集] |
ろくに歩けないまま
月日だけ過ぎてく
歩こうともせず
ふんぞり返る奴等が
盲目にさせてるせいだ
2000年の苦しみ
今年も誕生を祝い愛し合えと歌う
もしも彼が生まれていなかったのならば
矛盾などなければ
なにもできないままにどうにか
自分だけを
納得させようと生きて死ぬ
手の届かない空に
見えないものの中に
そこにだけある希望を頼りに
凍えぬよう
灯した明かりが血や涙を照らす時
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
どうにもならないことは
とても大切なことだ
その時初めて
僕たちの価値は試される
祈りが美しいのは
その為で
効率を上げるための会議が
美しくないのはその為だ
案は尽くされた方がいい
怒りは
ぶつける場所がない方がいい
責任の所在に
光りは存在しない
それは僕たちが
生まれて来た意味とおんなじだ
僕たちは無責任に
今日も飛び跳ねる
君は無邪気に
僕と笑うんだ
解決策なんて
みつけなくていい
ノーベル賞を取らなくても
僕たちは笑えるし
泣けるし
愛することもできる
プロじゃなくても歌えるし
たとえ無駄だとしても
楽しめる
いや
そうじゃない
楽しめたなら
それは無駄じゃないし
辛いとしても
それも無駄じゃない
だってさ
この永遠の中で
何を無駄に出来る?
この小さな世界では
どうにかなることに価値を見いだそうとするけれど
どうにかなっでどうなるの?
本当の世界は
もっとずっと大きな世界だ
どうにもならないことは
とても大切なことだ
その世界の入り口を
僕たちに垣間見せてくれる
またとない機会だからだ
僕たちはその為に
始まりから今日もまた
祈ることをやめてない
それは願いではなく
祈りであり
神ではなく
すべてなんだ
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
川の向こうに朝日が昇れば
長い夜明けが放つ サーチライトが
闇に隠れてた街並みを 照らし出した
心を 大切にすることができずに 他人のせいばかりにしていた
僕は弱虫だった だけど今は少しだけ前を向いてる
南へと飛んでいく 渡り鳥の羽ばたき
朝の光の中で 踏み出した誰かの一歩
僕は見逃さなかったよこぼれた涙のしずく
陽射しに反射してキラキラ光っていた
それは雨上がりに架かった七色の虹
泣き止んだ心が優しさを知っているのは
それが涙が教えてくれたことだから
暮れなずむ 空を染める夕暮れの赤い色
見ているだけで優しくなれる気がした
今の僕なら間違わずに生きられる
誰かの涙を見たときに人の痛みが 自分の痛みになるのは
心の尖った角が削れて 丸くなったからだね
ここからは少し孤独な旅になる
一人で生きる強さを身につけなきゃいけない
悲しみにはさよならすることはできない
だけど涙を流すたび僕はもっと優しくなれる
それは いつかあなたが握ってくれた手の温かさ
昨日の僕にはわからないこの幸せは
涙が教えてくれたことだから
ページをめくればその先に
新しい今日が 幾重にも あるんだろう
どんな今日も 今日ほど素敵な日はないし
今日ほど 特別な日はないんだ そんなことに僕は気づいた
南へと飛んでいく 渡り鳥の羽ばたき
朝の光の中で 踏み出した誰かの一歩
僕は見逃さなかったよこぼれた涙のしずく
陽射しに反射してキラキラ光っていた
それは雨上がりに架かった七色の虹
泣き止んだ心が優しさを知っているのは
それが涙が教えてくれたことだから。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
四角い窓の向こう通りすぎてく景色が
手の届かない場所に飛ばされていく
今日が終われば今日は昨日になるように
明日という名の未来もやがて 通り過ぎる駅
今は目の前にあっても いずれははるか後方に揺れる蜃気楼
人類の祖先が 猿だった頃に 最初に踏み出した一歩は
猿にとっては何でもない一歩も 世界を変えるほどの一歩だ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰かが誰かを 愛するように
その誰かが 誰かを愛するように
いくつもの 思いが離れ離れの心と心をつないでいく
靴紐を蝶々結びするように そこにできたひとつの結び目から
いくつもの ドラマが生まれる
あなたは一人でもけっして一人にはなることはできない
どこに行こうがあなたは誰かと一緒だ
誰もが誰かと繋がって そこに 愛が生まれたり 友情が芽生えたりする
そんなありふれた日々を 過ごす 与えられた人生は多くの出会いのチャンス
手をつなぐように 何気なくつながる
僕の命も君の命も自分だけのものじゃない
胸に手をあて考えてみると沢山の大切なことや見逃してることに 気づくはずだ
愛してるの言葉で君と僕の関係を結ぶには
些か頼りないから僕らの間に生まれた
小さな命に 僕らの愛を見届けてもらう
時には嘘をつき 時には互いを裏切り
真っ正直にはいられない だけど 離れたときの寂しさに気づくお互いの存在の意味
あなたが描く未来に 僕はいるかい? そばにいたいと願うとき愛は殻を破り
つまらない体裁を捨て疑いようのない姿を見せるからその時 僕は言うよ 「愛してる」
どんなに 言葉にしても届かない気持ちだ
だけどだからこそ短い人生の中で
誰かを心から愛することに一生懸命になれる 僕らはとても不便な生き物だ
見えない心を 探りあって 互いを知ろうとする
その几帳面さの中に 愛はあるんだろう
誰もが誰かと繋がって そこに 愛が生まれたり 友情が芽生えたりする
そんなありふれた日々を 過ごす 与えられた人生は多くの出会いのチャンス
生まれてきた意味はきっと どこを探してもないけれど
君を愛して 君に愛されて 手にした気持ち
それが愛なら それが生きる意味なんだろう。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
ぼんやりと 暮れゆく空を眺めていたら
僕も同じ色に染まっていた
まぶたの裏に映るいくつもの映像が
今日の涙や笑顔を 振り返るように 思い出させる
目をつむった暗闇に君を思い描くよ
輪郭を たどる指先が君のイメージが
ぼやけてしまうのは君を知らないから
ほらね だから泣いてる顔しか浮かばない
僕は君に サイズの合わない冷たいガラスの靴を履かせていたんだね
それを見てきれいだとか 似合うよだとか言っていた そんな僕は どうかしてた
波が押し寄せる海にうち上がった二枚貝
ポカンと口を開けたように味噌汁に浮かぶ
寒い冬の夜に君が作ってくれた一品
もう冬だね 寒さもこれから厳しくなる
紫色に染まった 空が 抱いているのは
なんだろう 僕がなくした素直さかな
目をつむった暗闇に君を思い描くよ
輪郭を たどる指先が君のイメージが
ぼやけてしまうのは君を知らないから
ほらね だから泣いてる顔しか浮かばない。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
たったひとつの光に向かって
瞳を爛々と輝かせ 空を見上げる 人は誰もが明日を夢見る子供だった
サッカーボールがゴールを目指すのは
あなたが ゴールに向かえと蹴りあげるから
なにもしないで勝手に動くものなど なにもない
風が吹くのを待つような そんな人にはならないと誓え
僕らは胸の中に 眩しく輝く光 宿す子供
無限大の 可能性を秘めて生きている
それならば 試してみよう 届きそうにない
空にさえも手を伸ばして
明日をつかむことができたなら 世界はきっと変わるはず
あなたが昔画用紙に描いた未来が きっと見えるはず。