詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
苦渋の選択で
手放すしかなかった
こっちの気持ちだって
貴方には一生
分からないんでしょうね
振り回されたのは
こっちだって同じ
お陰様で 自分に
自信が持てなくなった
「私は貴方の傍に
居るべきでない」って。
復讐したいなら
すればいい
もう許してくれなくていいから
最後の最後で
期待して信じて
勇気出して
貴方に「好き」って
告げたこと事態
間違いだったんだよね?
貴方にとって
迷惑なことだったんだよね?
ここまできたら
寧ろ聞きたいよ
貴方の何を見て
貴方とのどんな思い出を頼りに 私は
信じればよかったのさ?
………。
もう、いいよ。
何を言っても
今更すぎる
貴方にとって
私の代わりはいくらでもいる
きっと私にとっても
貴方の代わりはいるんだろうね
だから復讐したければすればいい
もう、そんな事じゃ
傷つかないから
期待もしないし
私への言葉だとも
思わないことにすればいいんだもん
復讐とはいえ
幸せな時間を今まで
有り難う
もう男性は懲り懲りよ
それにきっと
貴方以上に好きな人なんて この先現れないんだろうしね
お幸せに
詩人:どるとる | [投票][編集] |
真っ白な紙に降る
インクの雨が
次第につながり
ひとつの形になる
動き出す手足も
平面のひらひらの蝶々
蹴っ飛ばされても
殴られても
痛みさえ 論外
遠い宇宙の外れで歌うひとりぼっちの歌
なけなしの勇気で恥ずかしながらも
飛んでみたのさありもしない空を
空想で満たされたイメージのプールに
飛び込めばほら明日はこの手の中
神様もいないこの世界にはルールなんてもはやいらない
悪いも正しいも自分で決めるのさ
悪いけど同じ色には染まらないよ
僕は線をはみ出した
なけなしの勇気で恥ずかしながらも
飛んでみたのさありもしない空を
空想で満たされたイメージのプールに
飛び込めばほら明日はこの手の中
石も浮かせない小さな 羽ばたき
どうか未来を 塗り替えてくれ
悔いた今日の自分を 忘れないために。
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
暖炉の前に赤い大きなソックスをさげた
たとえばKとかRとかのイニシャルが書いてあるもの
大きなツリーの脇でギターを手にして歌っている姿
目の前にはクッキーや鳥の丸焼きラザニアなんかも焼きたてで出てくる
楽しいね、人生ってほんっと最高だね
これは努力の成果だから
君が幸せなのは喜ぶべきこと
対する僕はひとりで生きるのだ
意味があるのかないのかは知らない
それでも仕事しかやることは無い
これはこれで充実している
人々の役に立っているという自負さえある
孤独はさぶい
けれどそれはそれでひとつの生き方
少しでも心に灯をともすべく
孤独な心にクリスマスのデコレーションを
寒い中にも一抹の温かさをみたいな皮肉っぽい飾りだ
今、そんなような気持ちを思い出した
http://www.architecturendesign.net/hospital-christmas-decorations/
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
何で君は約束を破ったのかな
散々振り回した挙句の果てに謝罪の言葉が
「君の幸せを祈る」だってさ
放り出された奴の気持ちなんてわからないだろうね
まあ、許す以外の選択肢は無いが
全く恨んでいないとは言わないさ
それで僕の方の復讐方法はね
君が今までに言った言葉を伏線とした詩を
延々と書き連ねる行為に決定しました
こんなこと言ったくせにねって嫌味は
元の言葉を書いた人にしか響きませんが
それは藁人形とか非科学的な報復措置より有効だと思われます
しかも、この措置は断続的に忘れられることなく一生続く可能性があります
そこらへん注意して、よろしく
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
もう おやすみ
私の大切な人
落ち着いて下さい
私の想い人は
貴方だけなのですから
永遠の愛なんて
無いのかもしれない
だからこそ 誰もが
憧れるの そして
維持しようと努力する
どんなに離れていても
胸が張り裂けそうな程に
好きな人を思い続けることは
もし叶わない恋だと
感じても
好きな人を想うのが
幸せなのは
それは「永遠の愛」
じゃないのかな?
そのとき上手く
いかなかったとしても
貴方を想う気持ちだけは
ずっとずっと続いてる
前より今の方が
「好き」っていう
気持ちが強いくらい
確かに、ただただ
強がったことはあったけど
今なら分かるの
貴方の前で幾ら
強がって見せても
「嫌い」なんて
心にもないことを
言ってみても
全てが無意味で
無力だってこと
だからもう私は
貴方に降参するの
これ以上は強がれない
「大好き」って
ねぇ 私の可愛い
愛しい人
もうおやすみ
貴方のこと
信じてるから…
信じてなきゃ こんな
見守り続けていないわ
だから私の大事な人
愛する宝物
お願いだから
やすんでちょうだい
ただただ貴方の体が
心配なのよ
いつも無理しちゃう癖があるんだから
ねぇ あなた
夢の中で逢いましょう
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
規制だよ
ごめんね、言いたいことも上手く言えないで
でも、明けない夜はないと言う
ちゃんと明けたら埋め合わせする
少しだけ信じて
こっちも嫉妬に気が狂いそうなのだからね
愛する人ってやつが羨ましくて
刺してしまいそうだ
その人と入れ替わりたい
永遠なんてないというからそいつも安泰ではないかもしれないが
君と愛をやりたいと願う
嗚呼、君とのことすべてが忘れられない
憎しみでさえも
詩人:どるとる | [投票][編集] |
優先席に座る老人
さっきやっと空いた席に座る
つり革は届かない
ポールは冷たい
すっかり白髪になった頭を撫でながら
年寄りに優しくない世を嘆き 人を嘆く
いつになれば わかるだろう
私のこの 苦しみや辛さが
世間はただ ビラをまくように
正しさを装ったきれいごとを叫ぶだけ
物言わぬ街並みと人の冷たさ
変わってしまったのは 人か 私か 世間か
空を見上げ 小銭を数える老いた指先
忘れてしまったからまた最初から
きりがないので 数えるのをやめる
誰かが目の前で 煙草をポイ捨てする
そんな小さな出来事が心を打ちのめす
それが 今の世の姿ですか
代弁をしても 聞き流される
歌にしても 聞き入る耳を持たない
私は私 あなたはあなた
人のつながりをなくした街は
他人と自分との間に隔絶する為の線を引く
見えない 線はまるで人の侵入を
拒むように引かれ 少しでも
自分を隠したがる世の中は 心に目隠ししているようなものだ
だから 肝心なことは いまいち わからない
言葉にすることも 近頃は 面倒に思う
僕の足元にもいつの間にか 線が引かれてる
世の中と自分を隔てる 孤独という寂しさ極まりない線が
いつになれば わかるだろう
私のこの 苦しみや辛さが
世間はただ ビラをまくように
正しさを装ったきれいごとを叫ぶだけ
物言わぬ街並みと人の冷たさ
変わってしまったのは 人か 私か 世間か
多分その すべてだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
喧嘩する お父さんとお母さんを見つめる子供の目は
さぞかし するどい目をしているだろう
正しいこと 間違ってること 子供は大人よりわかってる
言葉はまだ多くは知らないけれど
心は大人よりまっすぐだ
大人は世界を斜めに見るけれど
子供は世界をまっすぐに見つめる
子供が見上げた空はどんな色かな
子供が見渡す街並みはどんな表情かな
子供の目に映るあなたはどんな顔かな
その目の奥に揺れる心に 愛はあるかい?
まだ、漢字すら知らなかった頃に出会った絵で
お父さんとお母さんの顔を描いた
ありのままの姿がそこにはあった
怒った心なら怒った顔
笑った心なら笑った顔
嘘を知らない子供はごまかすこともなく
瞳に映るそのままのあなたを描く
なんの理由もなく叩かれたその意味も
親は知らんぷりでも子供はしっかり考える
親が忘れた痛みを子供はいつまでも覚えてる
どうして 叩かれたのか ほほを撫でて考える
その答えが八つ当たりでも子供はあなたを憎まない
子供は 親をけっして 悪とは思わない
必ず 自分をまず反省する
親はそんな子供に おんぶする
だからいつまでも親は子供の背丈を 越えられない
こんなに大きな大人がまるで子供みたいに 小さな心を たずさえている
恥ずかしげもなく
子供が見上げた空はどんな色かな
子供が見渡す街並みはどんな表情かな
子供の目に映るあなたはどんな顔かな
その目の奥に揺れる心に 愛はあるかい?
君の瞳に映る僕らは子供が願うような親の姿かい?
わからない僕らにわかるように教えてよ。
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
私はただの下僕
愛する人の為だけに
尽くす おとなしい
恋の奴隷です
元気に振る舞っていても 貴方の前では
いつもドキドキ
いつもオドオド
やっとの思いで
息をしているのです
愛する人の
全ての望みを叶えたい
それが私の夢だからです
悲しいときには
星空相手に 人知れず
涙を流します
お月様に 優しく
照らされながら
私はしがない歌
愛する人の為だけに
紡ぐ はかない
恋の詩です
強がってみせても
貴方の前では
全てが無意味で
全てが無力で
淡いそよ風の様に
消えてしまうのです
愛する人の
どんな望みも叶えたい
それが私の幸せだからです
寂しいときは
星空相手に 人知れず
歌を歌います
星が観客 お月様を
スポットライト代わりに
私は冴えない歌い手
男性も何も知らずに
苦さだけを覚えた
淋しい恋の歌
報われなくても
いいのです
それが私の役割ですから
辛くなったら
貴方に隠れて
一滴のアリアを
歌うのです
永遠に愛する貴方へ
忠誠を歌い続けます
貴方の仰せのままに…
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今は夜の中まぶたの裏描いた太陽は
ポケットの中にしまっておこう
行き交う車も 途絶えることのない人足も
やがて静かに なり
あとはただ星がささやくだけ
しんと静まり返った真夜中には
誰かの願いを抱いた星が流れる
この夜を誰かが 待ちわびているとしたら
そわそわしながら ドキドキしながら
胸の中の引き出しを開けたり閉めたり
落ち着かない気持ちを煙草でなだめながら
遠い夜明けを 眠れずに 待ち焦がれてる
ずっと昔に聞いたおとぎ話の続きが
ふいに気になってしまった僕は
イメージをふくらまして夢の中に旅に出る 空想力がためされる
ありったけの想像力を総動員
珈琲で時間をやり過ごし 壁の時計とにらめっこしてる
この夜を誰かが 必要としているとしたら
なんでもない寂しさもまた味わい深い
夜明けの空は 僕らに何かを言いたげで でもそれは何かはわからなくて もどかしさだけが残る
光が街を照らせば カーテンがオーロラみたいに輝く
ふいに目をつむるととたんに やってくる闇に
僕らは 何を恐がるのか
こんなにも 優しい夜が
今まであったでしょうか
僕は 今まで見えなかった世界に気づく
ほら 耳をすませば聞こえる おはようの声
この夜を誰かが 待ちわびているとしたら
そわそわしながら ドキドキしながら
胸の中の引き出しを開けたり閉めたり
落ち着かない気持ちを煙草でなだめながら
遠い夜明けを 眠れずに 待ち焦がれてる
待たなくても必ず明ける夜なのに
朝を探して 一足先に羽ばたく翼。