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[184057] 春の指先
春の指先が 見えるとき 小さな爪ほどの
桜の花びらが 舞いながら 踊る 道を行こう
陽射しの中に見つけた光 差し出す手のひらを すり抜けて 落ちた
閉じた瞼に よみがえる光 それはいつか見た記憶の景色
春の囁きが この耳に届いたら もう冬は終わり
きれいな色の 花がこの瞳を染め上げる
涙が頬に やがて 花びらに 変わり
戯れ画用紙に描いたような 春が ざわめき立つ。
2014/02/16
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