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青央紗の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 愛来箱(アイライバコ)
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あなたの太陽が今
私の胸に突き刺さる
透明のあなたの指は いつも冷たくて

私の体を
氷らせていく

あなたは私の何を
知っているの?

いつまでも会話は
繋がら無い

幼い歌声が
耳元をかすめるかは 答えはひとつで あなたが3つだから 目の前の
線の奥で
その線を踏まずに君はこれると
手招きされるけど
どうしてもまだ私には足りない物が
ありすぎる


2005/12/01 (Thu)

[12] 水彩
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緑の空が宙を舞う
青リンゴを
君がかじって空が むせた
いつまでも続く
石の空は
天使の雪を降らす 私の上にだけ
棘が君の心に
いつまでもあるよ 抜こうとして
噛みつかれた
余計な事を
したね
でも
これだけは分かって ほしい
私は
あなた以外は
愛せないの
あなただけが
ずっと
ずっと
冷たい日差しが
私達を突き刺すけど あなたといる事で
全てが
麻痺していく
麻酔のような
気の毒な程
華麗な薬のあなた
私はもう
あなたがいないと 生きて行けない
強くなりたい
あなた無しでも
生きれる
強さ
私はあなたにとって どういう存在‥
流れ星の炎が
思いに引火して
思いは一生変わりはしない
このあなたへの思いだけは消えない
消せない
何が幸せか
私には
わからない
ただ嬉しいだけの 幼い私の心
時々抱きしめて下さい。。水飴のようにゆっくりゆっくりユラユラ舞うように空から あなたから
私は落ちて行く
今度は
誰が受け止めてくれるかも知らずに

2005/12/01 (Thu)

[13] 暖かい裸足
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心臓が鳴る度にズキズキ痛むあなたへの思いの奥の奥の奥

離れても離れても離れても

あなたの事しか見えません

近くにそばに行けば行くほど

魂がぽかぽか暖かくなる

私はフワフワと空に浮かぶタンポポの綿毛です

チクチクするあなたの頬

私の恐怖も不安も劣等感もちゃんと受け入れて答えを分かりやすく解けるようにしてくれた

閉じ込めた子供の頃の嫌な記憶も
あなたが開放してくれた
そばにいたい
初めてこんなに
人を信じれた
好きと思えた
私が大人になるまで のわずかな時間 あなたは
とっても大切な光
私の心の暖かい
体温です


2005/12/04 (Sun)

[14] 幸福な線
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見えない針が
私達を縫って行く

見えない糸が
私を繋いで行く

離れる事は出来ない
時々何かに引っかかってもつれたりぐちゃぐちゃに絡まったり切れたりもするけど

針は糸は止まらず私達を縫って繋いで行く

離れられない事で
あなたと話せて
手つないで
笑って
泣いて
怒られたり
はしゃいだり
出会えて幸せだと
言葉で思えた

針が動く度に
愛する思いは増して行く
刻々と時に刻まれていく



2005/12/05 (Mon)

[15] 無彩色
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砕けた太陽の光

散り散り雲が私の肌にくっつく

固い地面の割れ目から光がこぼれて
私の目を釘付けにしてた

冷たく光る空は
帰路に着こうとする私を見守ってくれてるのかな

凍り付いた花が闇雲にシズクの動きを止めて行く

流れに逆らい

光る白が瞬間を閉ざして新しい止まった時間を作り出す

進むべき道の存在感

2005/12/07 (Wed)

[16] 凍り虫
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青く曇った空が私を突き上げる。。。。手が時々痛むの、涙が時々氷るように冷たい私は、君が見つめるまで地面を歩いてる。ありとあらゆる隙間から悲鳴が聞こえる。。なぜ私には君の抜け殻が見えるんだろう?君と星の中で涙で溺れて泡がたくさん目の前に溢れて、全て包まれ身動きがとれない……聞こえないのは私の声?聞こえないのは君の体温?泣き虫なのは誰の声?

2009/01/24 (Sat)

[17] 大きなさかさま
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こころの中は拳で コツコツと叩かれ
私に響き渡り
振動でめまいがしたすべての言葉と言う言葉を拒絶した時
空は雲で溢れかえった
君のあったかい優しさで、私のこころの温度がいかに低くかったのかを知る

冷たい傷にお湯はしみる

角張った石ころで
砂に絵を描いて

風に思いが溶け込み思いが伝わる事だけ願ってる

2005/12/14 (Wed)

[18] つぶらない太陽
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君と私の瞳が動く音
そよ風だけが時間を伝える

言葉で伝えられるなら今にも伝えてた‥
蒼い花は輝き出して私達の視線を覆い尽くした

私の冷たい手を温める君の冷たい手

闇の空からオレンジの光がじわじわと表れ

私達に矢を放つ
あなたの冷たい手が私の冷たい手を暖めて行く

形も何もかも存在はしなくてただ

ただあるだけの私達は無い時の中で時を過ごして行く

防具の無い存在は
狙われたら終わり



2005/12/14 (Wed)

[19] 真っ青の曇り空
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溶ける糸の上をフラフラと歩いて行く

湖に映るぼやけた君と黄色の花だけ輝いてた

私は空の糸から君を見た

君は湖に映った空の私に気がついてくれてるのかな…

君のそばへと行く私を離さないで

糸も全て溶け落下して湖に落ちる私も
湖に溶けて全て無くなるまで

私を離さないで

私から離れないで

全てが溶けてしまうまで

私のそばにいて
私の今の全ての形であってほしい

それまでの間は私を溶けない形にしていてほしい君の中で

2005/12/21 (Wed)

[20] 持続の沸騰
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解放された

晴れ晴れしていて
新しい気持ち

偽物みたいに空飛ぶ雲も何もかもが
いまの私に心地良い
新しい路地を今曲がって私は歩いている明るい路地を歩いてる

星が全て散って朝が来るまで私は私の力に気がつかなかった
色の無いあなたへのそば

私が成り立つ未知の可能性は新しく
衰えもなく
全てが全てが前に向かってる

あなた以外の物なら色とりどりにする自信がある

あなたはもう私の色では無くなって

私の細胞の大切な大切な大きな大きな一部になった

あなたは私の感情を優しすぎるぐらいに教えてくれた

あなたは私で私はあなたでひとつで
ひとつひとつでは無くて
ひとつになった私達はもう会う事は無い 幸福のかたまり


2005/12/23 (Fri)
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