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青央紗の部屋  〜 投稿順表示 〜


[41] 見える機械音
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冷たい足の音楽
柔らかい影が見えた9個目のナイフ
言葉は羽に吹き飛ばした
聞いて欲しい
君のままで
私を聞いて欲しい
青い夕方に
心の色の時間帯に
聞いて欲しい…
サビた音色のオルゴール君みたいで
美しくて個性的
ゆるやかなカーブをいつまでも曲がる
指先に見えた雲の魂その先目指して
ゆるやかに曲がる道を突き進む
心臓の音で体中が
いっぱいになる
鳴り止まない
思考と心臓に
昨日と今日と明日はひとつになる
私に全ての境目は無い
私は私の空の心だけ

2006/08/19 (Sat)

[42] 喜危キ記号
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君の前で青い羽を
広げられたら
どんなに幸せだろう狭いビルの間も
広々と飛んでいく
どこまでも強い意志で
風の心で

自分の部屋で朝
軽々と靴を履き
家をいつものごとく出た
それだけだった
それだけ
でもいつもは無い
私の朝はもう違う
この朝は何か違う
でも私の歩く道は何も変わらない
それは誰にも変える力は無いし
変えさせない
そんな筋合いは
誰にも
無い
夜は来ない
私のは朝だけ
澄んだ空気流れて
星が光り輝き
月と太陽が手の中で共存してる
ありふれる会話が
熱の溜まった体を
冷ます
甘いワタアメが闇を支配した
甘い闇
だから私には甘いワタアメの朝が溢れだす囲まれた空気

2006/08/19 (Sat)

[43] 空が羽
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砂利道踏み歩く
破裂、破ける
サビレタ店
天気の良い日
夜明けと共に

歩く

話し声

聞こえない
静かな…
悲鳴など無い

石ころ踏んで歩く

つつまれてる
くるまれてる

2006/08/21 (Mon)

[44] 青い鉄屑
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緑の血を流す青い太陽
壊れた針金巻いた太陽に
空は君の血液を飲み込む
大事なのは言葉?
心の中で痛みの鐘が強く打ち鳴らされてる

2006/08/24 (Thu)

[45] 侵略度
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今日1日の空の体温

満ち溢れた風の音
空から舞う羽は足元
半分半分の明るい会話

坂道は見知らぬ綺麗な花で覆い尽くされてる

偉大なる君の
無理をした行動を見て私は気が遠のく

空が君に巻き付くように
すがりつくように
全てを色で埋め尽くす

冷たい頬
熱い頬
手で操る

君の目は私の心をいつまでも読もうとしている

空は静かに闇をつくり出す

何がいけない事で
何が権力さえ有れば良い事なのか

指先が冷たい


2006/08/24 (Thu)

[46] 星と光と妖精
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倒れて
道行く声からして
憂鬱
わだかまりと太陽
ガラス玉はキラキラ
不器用
生真面目
変わり者
普通
知識の愛は無知
平和の笑顔
王子の地獄
柔らかく
手から
離れていく
愛された束縛
小さな桃色の太陽 星色の瞳
変化は絶えない
見えた物
その全てが
私の心なんだって
悟った時
全ては消える
穏やかな空間存在

2006/08/24 (Thu)

[47] 光線の呼吸
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夢の中で空が光る

青い煙が地球を覆う
柔らかい唇から
滴る血

かわいいものだけ
溺愛する

ネコの手のひらが小さな花の大きな花畑に触れる

星が回転しながら
私達の前に優しく現れる

柔らかい肌に朝日がキラキラ照りつける
割れたコンクリート
隙間には日差し

君は誰もいない景色を進み行く

鮮やかな光と共に

切なく感じた事も
楽しい事態だと言い聞かせた

水色の綿毛の先に
光の泡がキラメク

大きな瞳で静けさの朝と空見上げる

体内に吸い込まれるきめ細やかな愛情

真実の傷薬

色とりどりの砂糖が道を照らし続けた

全ての真実よ進め
突き進む真実
嘘なんか蹴散らして良いから進み続ける
誰も傷つけずに
進み続ける

密やかな朝の美

ひたすら

2006/08/31 (Thu)

[48] 有刺鉄線
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サビレタその鉄が意味もなく突き刺す言葉は消え無い悪夢 夜は見えない青空
小さな子供が柔らかに笑った
愛情の波動
囁かな心臓
君の瞳
変わらない日常
語らない平和と汚染輪の中に笑った
愛は途切れ途切れ

大切な生活は
甘いあめ玉の中に
閉じ込められた
溶かすのに時は経つ君の瞳は変わらない時の鼓動


2006/09/04 (Mon)

[49] 真空
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私が美味しいと食べてる
その肉
私が食べているその植物
私が冬に着る
暖かい服と手袋、その革のカバン
その革のベルト
その革靴
私の肌に止まり
血を吸う蚊
私が捨てたゴミ
私が流した涙
私が洗い流した水
私が食べたい物
その全ては
その全ては私と全てこれは私
大きく見たら
それは地球
それは宇宙
全ては有
全ては無
ちぎれた体は空を飛ぶ

2006/09/05 (Tue)

[50] わたあめの音符
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冷たい涙が

うさぎを見つめた

柔らかいワタアメが雲になった

私は変わらない景色見つけて心に込めた
星形の雪がキラキラ降る頃に

歪んだ桃色の雲が
黄色い流れ星をこぼした

緑の瞳の妖精の猫が甘い太陽ヒトカケラ食べる

桃色の毛を逆撫でて桃色の雲を蹴散らして

小さな暴動の上に
砂糖が降り注ぐ

生命達

夜になればみんな下をうつむく

見えない心
色鮮やかに
羽広げる
雲の中で

2006/09/05 (Tue)
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