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哀華の部屋  〜 新着順表示 〜


[112] 涙声
詩人:哀華 [投票][編集]

あからさまに泣いた
私の
一番欲しい言葉を
貴方はいつも
あさっての方向に
向けて
笑うのね

いったい全体
どうしたら
幸せに
たどり着くのか
貴方はその答えを
教えてはくれず

涙声
散々な音階で
歌いだしても
届くはずもない

確かめたいのなら
歩み寄るべきだ
なんて
そのやり方が
分からないときは
苦痛に耐えつつ
思考回路を
巡らせるしか
ないのですか

気持ちの置き場
放置された体
この中に残る
空洞は何だ

夢見た頭
信ずる事を求めた心
その淵にある
歪んだ思いは何だ

もう嫌だ
もう嫌だ

どこにも行かないで
寂しいよ

2004/12/26 (Sun)

[111] 一人遊び
詩人:哀華 [投票][編集]

伝えてしまったら
きっともう終わるね
えぐり取った陰を
いつまでも体に
縛り付けて

忘れないよ

なんて
呟いてみる
そこに居たのは
両足を
動かそうとしない私

一人遊び
いつまでも影踏み

一人遊び
どこまでも影踏み

不安定な情緒で
君は苦笑いで
気にしないと
言い張るんだろう

壊れるくらいなら
最初から
築きたくはないんだ
君を傷つけたこと
一生背負えるほど
私は強くないから


私を許して
もう許してよ
お願い遊びしてんだ

いつまでも

2004/12/24 (Fri)

[110] しゃんぐり
詩人:哀華 [投票][編集]

握り潰して
頑として
開かなかった
右手の力も
今はなし

ほっとかれて
わかった事
兄貴はあの子の
専属癒し人

ほっとかれて
分かったこと
心配させたがりの
甘えたがり

人肌を
恋しがるくせに
要らないものは
要らないと
あまのじゃく

可愛い性格してますよ
私の性格
親譲りですから

残念。

2004/12/20 (Mon)

[109] 誰も何も
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切れてしまった
弦を
張り直すみたいに
やり直せる
そう信じていて

怒りにまかせて
走り出したは
いいけど

私の腕を
誰も掴んでは

くれなくて

どっかで
期待してた夜
後ろから
足音が聞こえて

左手を掴まれて
何やってんだ
アンタは


そう言葉足りなでも
言って欲しかったんだ


私の大きな
変化にさえ
誰も気づかなかった夜

私の後ろには
誰も何も
なかった夜

愛が欲しかった
温度が欲しかった


たまらなかった

さっき悲しすぎて
消えそうだったんだ

悲しすぎて
本当に
消えそうだったんだ

2004/12/16 (Thu)

[108] 未熟
詩人:哀華 [投票][編集]

今はまだ未熟
という言葉に
甘えています

遠く教えてくれた
貴方に夢を求め
果てなく続く道を

さあ
触れ合って
今歩いていこう

一人、強く
生きることは
楽なんかじゃないこと
知ってるから

気づかないうちに
昔が重荷すぎて
君が疲れた拍子

空気を逃がして
しまわないうちに
私が掴むから

私が言った通り
安心は
妥協なのか

それは違うかもね

少しは
甘えたって
いいだろうか

少しは
泣いたって
いいだろうか

今まで知らずに
何をしてきて

知らずに言葉で
何人殺したか

私は背負わなければ
なりません

罪を認めなければ
なりません

未熟という言葉に
いつまでも
甘えていては
ならんのです

2004/12/16 (Thu)

[107] 稚拙な
詩人:哀華 [投票][編集]

アンタ相当
女々しいな。

慰め言葉ではなく
蔑みかけた温度で
吐きかけるよ

空はこんなに
紫で
君は自分で言うほど
そんなには
染まってもなくて

腐った愛だ
そんなもん

稚拙なんだよ
何もかもが

汚れちゃった。って
泣くのやめて
笑わせないでよ

2004/12/15 (Wed)

[106] 私と君だった
詩人:哀華 [投票][編集]

分かってはいるのさ
最近何かが
変わって
きていること

感情の浮き沈みは
いっそう激しく
胃痛に耐えられず
倒れ込む
駅裏の階段の
下から二番目

強迫観念に
捕らわれて
震える口は
ありがとうなんて
言えるはずもなく

宙をさまよう
君の泣きそうな
顔だけが

苦しいよと
伝えてくる

言葉では
言い表せないほどの
不安と
毎日を何となく
生きているだけの
空虚感

大丈夫
あと3ミリ
前へ行けるから

そんなの
強さでも
なんでもないのに

手を握った
感触だけが
何もない私に
伝えてくる

結果として
一瞬握った手が
緩んだとしても
泣かないで

手を握ろうと
していたこと
これから先も
離すつもりは
ないこと

ちゃんと
頭に留めておいてね

君は私の一部
私は君の一部
そう思うと
楽になれるよ

片割れ
愛の起源はきっと
私と君だった

2004/12/15 (Wed)

[105] 苦痛を伴う殺し愛
詩人:哀華 [投票][編集]

熱望していたこと
みんな一通り死んで
私は無人島に
居るような気分になって
塩に負けて
なめくじの様に
苦しみながら
消えて
無くなりたいと

伝えることが
罪ならば
何かしら罰を
与えてよ

決して無くならない
憎しみ愛を
どうにか消しゴムで
消してしまえたら
どこに存在しているとしても
報われるのか

大丈夫さ
帰ってくるから

なんて嘘つきなの
アンタ
頭が下がるほどの
普通の言葉を
いとも簡単に
吐いて去った朝

過去と今を
混同して

今ここに
座っている
ことさえも
無意味な事実になって

アンタは
アンタは
また消える

私の前から
笑顔で消える

そうだねこの感じを
あえて言葉に
するならば
始まりは
すでに終わっている

私を罰して
最高に苦痛を伴う
殺し方で
殺してよ

もう嫌なんだ

2004/12/13 (Mon)

[103] 死にたい夜
詩人:哀華 [投票][編集]

嗚咽混じりの一言
死にたい。なんて
久しぶりに思った

分かってるさ
死ぬなんて
できやしない
ことくらい

分かっていても
分かっていても

本当に
そんな気分に
なってしまう事って
あるでしょう
今、まさに
その真っ最中

ネオンの中
ふらつくのは
足下じゃなく
地面の方が
不確かなせいだから

肩がぶつかっても
私は悪くないよ

私以外の
全ての物が
悪意に満ちている
せいだからと
思うことにしたのです

父さんが死んだのも
母さんが殴るのも
私が犯されたのも
兄が捕まったのも

今、息が上手に
吸えないのも
手首が
切り刻まれて
いることも

全部
全部
私以外のせいだから
もう逃げたって
いいでしょう
もう辞めたって
いいでしょう

死にたい
消えたい
居なくなりたい



違った

…助けて欲しい

とんでもなく
苦しいんだ

2004/12/10 (Fri)

[102] 愛いしtoy
詩人:哀華 [投票][編集]

塀の内側には
砕けたブロックが
一つだけ
捨ててあって

きっと昨日のうちに
誰かが落書きをして

最低だ


アンタなんて


最悪だ


人なんて

そんな言葉が
書き連ねてあった

本当に私は
最悪かもしれないと
再度疑って

歩くのは辛いと
座り込んだ

誰か一人でもいい
私のこと
見つけてよ

誰か一人でもいい
私のこと
愛してよ

いつか貴方の言った

自分を愛せない奴は
人からも愛されない

その言葉が
身にしみた
膿んだ皮膚が
痛痒くて
いつのまにか
何度も叫んでた

私は私を
愛せません
だから私は
愛されないのです

私は人を
愛せません
ですから
自分をも
愛せないのです

2004/12/10 (Fri)
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