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哀華の部屋  〜 新着順表示 〜


[37] 殺してください
詩人:哀華 [投票][編集]

暇で
暇で
仕方がなかった

何をするにも
からっぽな自分が
邪魔をした

嫌で
嫌で
仕方がなかった
何をするにも
面倒くさがる頭が
邪魔をした

二人で居たから
独りがわかって
いつしか悲しいが増えて
"助けて"と叫んだ


もどかしさで
頭の中が腐りそうだ
誰かもう…
こんな私を
こんな私を

殺してください

2004/06/24 (Thu)

[36] 週の終わりに
詩人:哀華 [投票][編集]

誰かに伝えたくて
一人赤く滲むほど
壁を殴った

この振動は
明日へ伝わって
どうしようもない
私にもちゃんと
聞こえるのかしら?

丸い煙を
少しだけ吐いて
地球の最後を
想像してみて

自分の力も
信じれないまま
砕けた雨は
綺麗な赤色を
してたのさ

そっか…
そうだよ。
その目が嫌い

そっか…
そうだよ。
その声が嫌い

憂鬱な空の下
細い細い道をぬけて
名残惜しいその頬を
週の終わりに
降る雨で紛らわせたい

綺麗な空の下の
空っぽな街を見て
名残惜しいその瞳を
落ちてくる"寂しい"で
紛らわせたい

2004/06/24 (Thu)

[35] 座る場所
詩人:哀華 [投票][編集]

私は
座る場所なんて
自分で決めるから

君のその笑顔も
今座ってる場所も
嘘だなんて
思わない

一人で生きるのも
二人で生きるのも
勝手なのさ

でも
だけど今
私が座りたいのは

その痛そうな
左手の隣

私で良ければ
抱きしめさせて

ニセモノ呼ばわりは
もう、うんざりだ
君にとっても
私にとっても
ホンモノになりたい

2004/06/24 (Thu)

[34] 朝焼けの旅路
詩人:哀華 [投票][編集]

朝焼けの旅路を
我ら悲しんで
気づいたら
もう夏が来てた

君は
夢追い人のその後
死んだ時間が
生き返るのを
いつまでも
待っていて

迷いのその中で
謝罪の汽車を
なんとか
走らせてる

痛み流さずに
このまま居られたら
泣き叫ぶよりも
いくらかよかった


煙草の灰を
集めて空に投げた
こんな私と一緒に


真っ直ぐに立つ事
それが勇気ならば
そんなもの
要らないよ

真っ直ぐに笑う事
それが幸せならば
そんなもの
要らないよ


気づいたこと

私は私で
いつまでも

このままで………

2004/06/20 (Sun)

[33] 壊し屋
詩人:哀華 [投票][編集]

自分で貼っつけた
壊し屋のラベル
その優しげな腕で
何をどう壊すのか
私には分からないけど

貴方が自分を
そう呼んだ事
少なからず
衝撃的でした

雨後晴れ

きっとそうなる
事でしょう
雲間から覗く
その空の色は
一体何色
してるのかしら?

2004/06/19 (Sat)

[32] 忘却
詩人:哀華 [投票][編集]

今ここで忘却を

苦味を消して
涙さえ甘くして

露も落ち
星も瞬き始める
昔栄えた都の端
今は寂れて

大空の果て
見るものは
忘却の幕
それに隠れて
低くうなる青き星

欠落したのは
哀と愛

黒髪の吟遊者
胸にある思いは
海原より深く
光をみることはなく
目の玉は
とうの昔
森の奥深く
埋めてしまった

鳥は
友を呼ぶ
悲痛に満ちた
鳴き声で

響いた星影
また一つ
忘却の彼方へ
落ちたのさ

2004/06/16 (Wed)

[31] 懇願します。
詩人:哀華 [投票][編集]

効かない薬
鳴り響く音
廻ってる頭

笑う君の声
気味悪い口
いつもの店
悲しげな歌

可哀想な私
可哀想な私
可哀想な私

飛び乗るのさ
あの酷いガレージの下
最後の橋
自ら渡らない事

分かってら
分かってら

だから
泣いたわけで
泣いたわけで
泣いた訳ですか?

そんなもん
分からない
分からない
分からないよ

そんなもん
知らない
知らない
知らないよ

ねぇ………………………誰か…

……助けてよ。

2004/06/15 (Tue)

[30] 同系飾
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こんな思い出
殺してやるさ

なんだか
いつもより
色の薄い空

ここに
あるものがもし
"本物"だとしたなら

こんな思い出
殺してやるさ

苦笑いながら走った
雲は
茶色い背中に張り付いて
君の笑い声さえ
遠い道の
向こう側

怒った車に
消されてしまった

つないだ手と体
離したのは
離したのは

誰なのさ

譜面の上に
残ったのは
幸せの破片

君は砕けて
あの石コロみたく
鳴きながら消えた

気持ちの悪い
同情を
どうもありがとう

2004/06/15 (Tue)

[29] ギターと煙草
詩人:哀華 [投票][編集]

制御できない
寂しい、
寂しい、
夜があって

自分の体は
自分の物で
ないようで

焦る頭と
反比例する
両手
両足

君の言葉を
無視したのは

この先も
苦しむ事を
ちゃんと
分かっていたからさ

認めたくない
今日があって
認めたくない
自分がいて

存在証明など
まだ要らない
ギターと
煙草があればいい

存在理由など
まだ要らない
この歌と
あの靴があればいい

2004/06/13 (Sun)

[28] YM
詩人:哀華 [投票][編集]

パパの背中が
恋しくて

大泣きをしながら
探し回った日を
覚えてる

大好きだったと
いう音が
言の葉に
ひっかかって
涙として
流れるならば

今だって伝わる
そんな気がして…

国道の光は
今日の顔には
少し眩しすぎて

死んでしまった
思い出を反復して

庭に咲いてた
悲しい色の
ヒマワリを
思い出すから

声も出さずに
下を向いて泣いてただけ

死んでしまった
思い出を反復して

やっぱり
時間と時間の間には

空白しかないと
知りました

大好きだったと
いう音が
言の葉に
ひっかかって
感情として
流れるならば

今でもそっと
伝わるかしら
聞こえてるなら


会いに来て
愛に来て

また背中に
触れたいんだ
どうか
どうか

お願いさ

2004/06/13 (Sun)
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