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哀華の部屋  〜 新着順表示 〜


[47] 平等な空
詩人:哀華 [投票][編集]

一番の
答えは
どれでしょう

知らなきゃ
良かったね

なんて
心底思った
事実

距離を
提示された
現実

まとめて
潰せばよかったの
明日は
誰に優しいの

産まれたことが
罪ならば
私を張り付けにしたって
構わないさ

存在するすべての物に
平等に優しい空など
この世にはないよ

ほら聞いて
今、あっちの国で

一人の赤ん坊が死んだ

2004/07/06 (Tue)

[46] 今、右足を
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申し訳ないが
届かない。もう二度と
叫んでた。私の声

星空の
照らすあの
珊瑚の海を
誰が勝手に汚したんだ?

夢の
照らす
明日の景色を
誰が勝手に消したんだ?

涙堪えていた
遠く、愛しく
感じるのならば
それはまだ
そこで少し残っていて

この道は
あの海へ続く道
一人歩いてる車道

何をしたいわけでも
ないけど

あの海へ
私が入ったら
貴方迷わず足を掴んで
沈めてね


すぐ側に逝きたい


右足を、海へ。

2004/07/04 (Sun)

[45] 溶氷
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埃を払う様に
過去を払いのけ
今日また登る
太陽を目を細めて
睨みつけました

一つまた大人に
なった事

きっと笑って
忘れずに生きる事
それが一番大切と思う

氷点下の街
太陽の光で
きっと、今、
溶けはじめて

乱反射する
氷の粒は
きっと、私に、
優しいと思う

どうせも
こうせも
ありません

息をします
絶え間無く

流れるものは
流れるものは
涙ではなく

きっと
あの氷が
溶けはじめたって

そんな合図なのさ

2004/07/03 (Sat)

[44] 走りたいだけ
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湿った玄関
汚く泣いてる
靴を蹴飛ばす朝

どんな事だって
終わりはあって
それをきっと
諦めと呼ぶのは
まだ早すぎて

走るだけ走って
つまづいたら
派手に転べばいい

痛いなぁ。なんて
言って笑えばいい

届いたかもしれない
君にも少しは

響いたかもしれない
あの人にも少しは


もう笑わないで
分かってる。

ただアタシは
走りたいだけ

ただアタシは
走りたいだけ

もう転ばない
きっとね。

明日がそこに
あったから

2004/07/01 (Thu)

[43] 退学の退学の退学
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本当は
聞いて欲しいことが
ありすぎて
上手に笑えないだけ

部屋の中には
みんなの生ぬるい
涙と
一緒に流れた
小さなあきらめ半分
孤独と苛立ちとが
くすぶってるだけ

助けたかったんだ
助けたかったんだ

非力な手でも
助けられると信じて
疑わなかったんだ


君を駅まで送る道
その途中で

「大丈夫だ」なんて
笑う顔は
馬鹿みたいに
切なくてつられて
泣き笑う私の口

許してね
君を助けられなかったんだ

その手で
大きなバツを
描いた瞬間
その顔は
いつも通り
笑っていたはずで

思わず走り出した
右足は痛みなんて
忘れていて

本当は
殴ってやりたかった

一緒に落ちても
構わない
そんな気がして
たまらなかった

その目が本当は
今にも、今にも、
泣き出してしまいそうな
そんな気がして
たまらなかった


夏のはじめ
君が学校から
居なくなった日

2004/06/30 (Wed)

[42] 自己制裁
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朝起きたら
そこは血の海で
自分の愚かさに
心底怖くなった

自らの意志とは
関係なく
毎夜さまよう
右手
左手

体はもはや
自分の物ではないと
知り、
足掻く頭の中の住人と
対決さえもせず

ただ逃げるだけ
ただ逃げるだけ

貴方は
私を分かると
そう言ったけど
なんて嘘つきなの

分かるはずない
分かろうとも
しないくせに

一人にしないで
置いていかないで

夜のうち本当に
消えそうだったのに

一人にしないで
知らないふりは
もう辞めて

今朝だって
泣いているのに

誰も気づいて
くれない訳で…

2004/06/29 (Tue)

[41] 素敵画伯
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完全なる
ピカソ越え

素敵な画伯の
その笑顔

右手から産む
可愛い物は
変な私を笑わせた

あれを貴女は
どんな顔して
書くのかしら

きっと満面の笑みで
きっと満面の笑みで

尊敬したい
その感性
見習いたい
その性格

素敵画伯
貴女をそう
呼ばせて欲しい

元気が出たの
本当よ

2004/06/27 (Sun)

[40] クダサイ。
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ああ僕たちは
くたびれて

飛んだり
走ったり出来ないの

今はただ
眠りたいだけ
フリ返ることもせず
風に飛ぶ淋しき歌の
程が違うと知りました

幾度目かの心配に
手を払いのける事で
自分を守っていました

青白い頬は
青白い頬は
最期を
予感していたはずで

低く
低く
垂れ込める物は
可哀想な
私の涙と
知りました

愛をください
どんな形でも
よいのです

愛をください
自ら愛すこと
できぬから

2004/06/25 (Fri)

[39] ずり落ちて今
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夢の路より
ずり落ちて
真っ黒な渦へ
突き落とされた

そんな気分で
生きていました

悲しくて
つまづいて
淋しくて
転んでしまった

そしていつしか
自分の腕は
自分の物では
なくなって

切り落としたかったから
傷をつけてやったのさ

今更
「泣かないで」
だなんて
最高に笑えるよ

だったらなんで
だったらなんで
最初に見つけて
くれなかったのさ?

だったらなんで
だったらなんで
最初に止めて
くれなかったのさ?

2004/06/25 (Fri)

[38] 少しだけ変な
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少し変な貴方と
少し変な私で

もう少しだけ
一緒に居よう

少し変な家に住んで
少し変な料理を食べよう
少し変なベットで

もう少しだけ
一緒に眠ろう

少し変な幸せ
少し変な貴方
少し変な私で
受け止めるから


そう
少しだけ…

あと…
少しだけでいいから

2004/06/24 (Thu)
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