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アイカの部屋  〜 投稿順表示 〜


[210] 眉毛のない子犬
詩人:アイカ [投票][編集]

幼き言葉

間違っているとも
気づかずに

とってつけたように
饒舌で
さも
全て見てきた的
思想

眉毛のない子犬は
お家へ
早く帰りなさい

否を認めること
できぬのなら
自分一人の
日記でも書いてな

うまく逃げた
つもりでも

実に格好が悪いわね

鼻で笑ってあげる
さげすんであげる

謝ることもせず
失礼だとも思わず

さも
自分は正しい的
思想

オカシな子犬も
居たもんだ

2004/04/11 (Sun)

[211] 笑い方の裏の裏
詩人:アイカ [投票][編集]

君は
自分の傷を
ネタにして笑う人

でもそれは
やっぱり
自分の中で

誰にも
触れられたくない所
そうなんだろう?

それを
笑ってたって
私は分かる

もういいんだ
その笑い方
やめな

見てるコッチが
辛いじゃないか

君は
今までの生き方を
笑って話すけど
それはやっぱり
本当は最高に悲しい
話なんだろう?

もういいんだ
君のその腕は
切り刻んだ跡で

消せないし
曲げられないし
それを
笑わなくてもいい

きっと
似たような記憶を
持って

きっと
似たような明日を
望んでて

きっと今
似たような事で
泣いてるから

君をトモダチと
呼べるまで
時間をかけようと
思う

君の事なら
どんな事も
分かろうと思う

何も言わずとも
きっと
分かると思う

君は笑う人

痛そうに
笑う人

2004/04/13 (Tue)

[212] 空が泣くのは
詩人:アイカ [投票][編集]

空が泣くのは
紫の煙を吐く
爆弾が落ちたとき

空が泣くのは
世界が何度も
ひっくり返るとき

どうか
願います

明日とあさって
泣かなくても
いいように

迷わず
主張します

平和ボケは
嬉しいボケ
なのですか。と

爆弾が落ちないのは
良いことです

人が
やたら死なないのも
良いことです

それでも一つ
覚えて
おいてくれませんか

知らないことは
罪だという事

知らなくても
いいこと
確かにあるけれど

知らなければ
ならぬ事も
確かに存在
するのです

君は真っ白
汚れない
だだそれだけで
価値がある

だからこそ
知ってほしいことが

確かにあって……

2004/04/13 (Tue)

[213] 明日の明日のずっと明日
詩人:アイカ [投票][編集]

どうにか
認められたくて
あえいだ

明日も
笑っていたくて
歌った

哀しいは増殖して
止めることなど
できやしないから

どうすればいい?
どうすればいい?

明日はきっと
泣いていて
時間は私を
飲み込んで

真っ暗だ。
私は何処に
居ればいい?

真っ暗だ。
左腕は何処に
捨てればいい?

髪の毛ちぎって
夢をみた
ブラウン管の
向こう側

笑ってる私

笑ってる…イルカ

時代遅れの
PUNK ROCK
逆らう気持ちも
薄れ気味

どうしてだろう
1分が
死ぬほど長く
感じるんだ

2004/04/16 (Fri)

[214] Daddy
詩人:アイカ [投票][編集]

別に本当に
悲しいわけじゃない
だけれど
涙がとまらなかった

Daddy…
I love you…….
Believe it or not
everyone
need to feel loved.

Daddy?
I missed you
so…so much…
so…so much…

But sorry.
can't make this
all go away.

I believe that
you would leave
me for dead.

まったく
勘違いさ

愛してた
愛してた
今だから言えるのさ
きっと石の下で
何度も謝ってるはず

パパ?
だけどごめんね
これで全て
失うわけに
いかないんだ

死んだって
特に何も変化ない

本当の本当は
関係のない話

そういえば
言わなかったけれど

貴方を変わらず

愛してた

2004/04/17 (Sat)

[215] 内側の哲学を
詩人:アイカ [投票][編集]

近頃やっと
分かってきた

生きるも
死ぬも
どちらが
より良いかなど

誰にも分かりは
しない事

私は本当に
死んだことはないし
君もきっと
同じなんだろうから

否定も肯定も
できないはずなんだ

ただ体は生きていて
それは
紛れもない事実

変えることは
できないし
今は
変えようとも
しないだけ

熱は他へ移らない
ずっと内側で
腐ってるだけ

出口からハミでた
中身を上手に
しまえずに
ずっと両手で
持っていた

君はそれをみて
静かに泣いた気がして

唾を吐きます
この街へ
壁を蹴ります
折れる程

君はもしかしたら
私とすごく
似ていたりして

きっと明日も
同じような事で
泣いているんだろう

抱きしめて欲しいね
誰でもいいから。

撫でて欲しいね
誰でもいいから。

2004/04/18 (Sun)

[216] 北の国でいいから
詩人:アイカ [投票][編集]

体にシミる
冷や汗をかいた

背中に目玉が
ついているようで
それを潰すように
爪を尖らせ
かきむしった夜に

女は心配ないと
笑うのだけれど

何処がどう
心配ないのか
教えておくれよ

私の頭は
おかしいのです
どうか気休めは
辞めておいてよ

人格は日に日に
増えて

今じゃ
何人居るのかさえ
分からないんだ

貴方のその手に
触れてみたい
一瞬でいいから

貴方のその声に
触れていたい
少しでいいから

その体は遠い遠い
北の国

貴方の幻が生きて
ずっと側に
居られたらいいのに

赤い煙草で
貴方を思う夜

右手は心配ないと
笑うのだけど

傷つけたがって
しょうがないんだ
もう逃げたい
この空のずっと先

遠い遠い

北の国でいいから

2004/04/19 (Mon)

[217] 素敵ベーシスト
詩人:アイカ [投票][編集]

あの子は
あの子で
夢を追う

私は
私で
夢を捨て

かけ登る力は
あの子のが上だ

転げ落ちる早さは
私のが上だ

あきらめは確信へ

あの子は
素敵ベーシスト
自信に満ちて

私は
弱気ボーカリスト
自己嫌悪気味なのさ

欲したまま進め
自己愛の続く限り

許したまま歩け
不満の続く限り

あの子は
素敵ベーシスト

あこがれは確信へ
焦りは増殖

今は
あの子の目さえも

満足に
見られないのさ

2004/04/19 (Mon)

[218] その結末
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やっぱり
やっぱり
取り残された

新しいものが
やたら始まって
目の前を
通り過ぎて

速度が早すぎて
ついていけなくなるから

いっそ
その前に
このまま海の下

足枷をつけて
沈めて欲しい

海の下にも
悲しい事しか
ないのなら

いっそ
この部屋で
消えてしまいたい

少しの希望が
見えたなら
その光を掴んで
離さないのに

少しの明日が
見えたなら
真夜中に
泣くことも
ありはしないのに

立ちすくむ
明日が見えない

しゃがみこむ
あさっても見えない

私は私を愛せない
歪んだ自己愛

その結末さ

2004/04/19 (Mon)

[219] クロブチメガネ
詩人:アイカ [投票][編集]

黒縁メガネの
貴公子
歩き方が変

夢見ごこちで
僕に永遠は
必要ないと
大演説をぶった

奴は
安易に想像できる
酷い未来を

その目で
見てきたらしくてさ
そして
「別に大したことなかったぜ?」
なんて言って
鼻で笑った

なんて馬鹿なんだ
尊敬しちまうよ

まったく
すごいよ

その
黒縁加減には

2004/04/19 (Mon)
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