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杞柳の部屋  〜 投稿順表示 〜


[25] 抜粋
詩人:杞柳 [投票][編集]


貴方の闇を視たよ
切なくなったよ



怖いんだよね

それ故貴方は
綺麗なモノが好きだから

あたしには目もくれないだろう

でも不思議とあたしは哀しくないよ

貴方の求める綺麗は
本当に求めているモノじゃないと
何となく解るから

あたしがそうであるように



貴方の闇を視たよ
切なくなったよ


2004/10/24 (Sun)

[26] 冷タイ雨
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ポツリと
ポツリと
腕へ

ポツリと
ポツリと
脚へ

ポツリと
ポツリと
顔へ

ポツリと
ポツリと
胸へ



アナタノ
ヌクモリヲ
ウバッテ


ワタシノ
ヌクモリヲ
ウバッテ



2004/10/27 (Wed)

[27] 淵の無い夜と
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幼き人赤子を抱いて
茫然と立ち尽くす

淵の無い絶壁




轟轟と
うねり逆巻く
耳鳴りは
奇跡的に
生命(イノチ)を吐き


煌煌と
唸り叫ぶは
空耳か
至極普通に
生命(イノチ)を奪い




愛しき人赤子を抱いて
哀しくも歩み出す



嗚呼

心にも淵無しの黒


2004/10/27 (Wed)

[29] 愛しさは、憐憫にまみれ。
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ねぇ

あなたをとても愛してる

世界で一番愛してる

誰よりも
誰よりも


こんなにあたしに
愛されて



ああ

あなたはとても可哀想

世界で一番可哀想

誰よりも
誰よりも


こんなあたしに
愛されて…


2004/11/03 (Wed)

[31] ドライヴ
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パース良く並ぶ赤
泪を堪えたら歪むんだろう

走光性組み込まれた昆虫の様に
捻れた私の世界で
たった一つだけ
真直ぐな貴方に惹かれたんだ



目にちらつく碧
雪が降ったら霞むんだろう

凍った街で私だけは暖かいと思ってた
貴方に抱かれて自分が意外に
凍えていた事を識ったんだ


愛してしまったんだ


2004/11/04 (Thu)

[32] 狼少女入門
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あなたがあたしを

愛さない事など

解ってる



それは

ふとした言葉の端々に

それは

さり気ない目線の行き先に






だから一つだけ

嘘を吐かせて







「好きじゃないわ」と


一つだけ

嘘を吐かせて


2004/11/05 (Fri)

[33] 細やかな抵抗
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貴方より 強くなる


貴方より 先を走って
貴方より 大きな夢を掴み

貴方より たくさん笑ってみせる




そうでもしないと



貴方を忘れられそうにない


2004/11/06 (Sat)

[34] その女
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女はひとりである




女は春であり
女は冬である


女は陽(ヒカリ)であり
女は陰(カゲ)である



女はひとりである



女は子供であり
女は大人であり

女は女であり
女は男であり

女は人間(ヒト)であり

女は人間(ヒト)であった



女はわたしであり

女はあなたである



女はひとりである

2004/11/07 (Sun)

[35] メランコリア
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イルミネィションは体に毒
貴方の言葉を拒む心理と能く似ている


無機質な人工物は圧迫感
潰れそうな限界は媚薬に誤魔化され


身体を巡るのは横文字の感情と化合物
受動的な生は公にされずとも






嗚呼


生きていることを

誰かに問うなど
出来るだろうか

2004/11/09 (Tue)

[36] 自己暗示
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大丈夫

貴方を愛してる
貴方を愛してる



何も怖くない
何も怖くない
何も怖くない








大丈夫

あたしは愛されてる
あたしは愛されてる



何も怖くない
何も怖くない
何も怖くない


2004/11/09 (Tue)
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