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杞柳の部屋  〜 投稿順表示 〜


[82] 相棒
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揺らめく煙の行方を追って
車道に飛び出ちゃ
不可ないよ

甘い
甘い
匂い

銘柄を忘れてしまった
白ベースのパッケージ



体も神経(ココロ)も毒されるから
子供が手にしちゃ
不可ないよ

甘い
甘い
匂い

精神年齢が届かない
白ベースのパッケージ



甘い
君の
匂い


2005/02/20 (Sun)

[83] 強くないよ。
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誰にも愛されないような気がした

貴方に愛されないと
識ってから




誰も愛せないような気がした

貴方を愛しちゃ不可ないと
識ってから




誰に愛されても意味が無い気がした

貴方に愛して欲しかったんだと
識ったから



2005/03/04 (Fri)

[84] 卒業
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貴方酔った目で
あたしを睨んで
中指立てて

口汚く吐き捨てたんだ

「死ネ!!」



だからふらつく脚で
露出した肌を触らせて

勧誘に励んで居たんだ

「イッショニ死ノウ…」



冗談やめてよと
始発電車で呟いて
次の駅で降りた

何時も誰かがやるように
このダイヤを狂わせる

想像に溺れて居たんだ

2005/03/04 (Fri)

[85] イイ線。
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すごくさ
幸せな夢を見た

君があたしを
好きだと言って
悪趣味な冗談に
あたしは見事に舞って

もう瘡が
膿むのも
痛むのも
愛せるよ

それくらい
幸せな夢を見た






君のからかいを
さらりと躱したら
この夢は覚めるんだろう

あたしが後一歩
大人になったら
この夢は覚めるんだろう

2005/03/06 (Sun)

[86] クレーター
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くちばし欠けた鳥
とんでけ
どこまでも
どこまでも
みっともない姿
誰にも視られないように



崩れた自分に名をやって

口にしてはむせび泣いて
それでも崩しては

自分に名をやった



くちびる避けた君
逝けよ
どこまでも
どこまでも


くちぶえ吹けたあたし
唄えよ
どこまでも
どこまでも

2005/03/06 (Sun)

[87] 辞退するから。
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何故にまたそんな
触れたら血が滲む様な
言葉しか吐けなく為ったのか

あの塀を飛び越せる程成長したと云うのにね

ぽたりと
認めて
ぱしりと
殴打

甘ったれンぢゃないよと
突き離せたらどんなに幸せか

ぽつりと
零して
ぱたりと
蒸発

追って来ンぢゃないよと
見放せたらどんなに幸せか

2005/03/07 (Mon)

[88] コボレオチルモノ
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ぽろぽろと
零れ落ちたもの

僕の腕からは憎しみ
君の腕からは慈しみ

何故こんなにも違う?


さらさらと
零れ落ちたもの

僕の胸からは哀しみ
君の胸からは喜び

何故こんなにも違う?


はらはらと
零れ落ちたもの

僕の瞳(メ)からは涙
君の瞳(メ)からも涙

それでも何故

こんなにも違う?

2005/03/11 (Fri)

[89] 強がり
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伝えてなんか居ないさ
本当の想いは
収まりが良い様に
脚色しただけさ

納得してなんか居ないさ
告げられた事実に
有終の美と銘打って
笑っただけさ

深夜3時
腫れた瞼
早朝5時
晴れた錯覚

そんな日の連なりを
日常と呼んでる

そんな日の連なりを
日常と呼べる

そう
始めっから
君の有無など関係無いんだ

2005/03/11 (Fri)

[90] 親不孝に幸せ
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瘡をつける事で
一つ殺せそうで

其処を飾る事で
強くなれる気がした



そうしたら例え虚勢でも

頑張った
頑張った
って頭を撫でて

大丈夫
大丈夫
って抱けると思った



いいんだよ

まがいものでも

あたしは幸せになれるから



2005/03/11 (Fri)

[91] 一人歩き
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遊歩道から月が見えたら

消えてしまった

突き上がるのは

咽喉の奥

眼の裏側

どっちだっていいけどさ

何だか生きて居たくない

かと云って死にたい訳でも無くて

中間が在れば好いのにネ



2005/03/11 (Fri)
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