ホーム > 詩人の部屋 > シンラの部屋 > 新着順表示

シンラの部屋  〜 新着順表示 〜


[88] じぶんのはなし
詩人:シンラ [投票][編集]


さびしいから

笑っていたよ

さびしいから

はしゃいでいたよ

さびしいから

怒っていたよ

さびしいから

毎日何度も

郵便受けを見に行ったよ



さびしいから

眠ったりしたよ



さびしいから

今は、

さびしい詩を 書いているよ。

2009/01/12 (Mon)

[87] 雨の色彩
詩人:シンラ [投票][編集]


買いたいものを

紙にメモした。



いろいろ買いたかったので

いろんな色のペンで書いた。



ある日

雨が降った。



雨に濡れ

袋から ふととりだした その紙は



しゃぼん玉みたいな

色してた。

2009/01/11 (Sun)

[86] 鏡の中
詩人:シンラ [投票][編集]


鏡の中のわたし

泣いたようなカオしてる

鏡の中のわたし

あなたはだぁれ?

どうして泣いているんだろう



見たことのないカオ

これがわたし わたしなのかな






みんなそうかな



みんな

泣きながら

笑っているのかな



2009/01/11 (Sun)

[84] 夏の少年
詩人:シンラ [投票][編集]


入道雲

うだるような緑と

光だけが

無責任にはしゃぐ



夏休みの

あの坂駆けてる


2010/06/26 (Sat)

[83] 無音
詩人:シンラ [投票][編集]

雪の降らない白い空

溜め息ひとつ
零してみる



さびしさじゃない
哀しみでもない



ただ虚しいよ

2009/01/09 (Fri)

[82] ロードムービー
詩人:シンラ [投票][編集]


どこにでも あるような

他のどこにもないような

君の笑顔が

そこにありました。



東から 風は吹き

いずこかへ 旅をする



遠吠えや

虫の音や

送電塔や

ロードムービー






どこにでも あるような

他のどこにもないような

僕の涙も

そこにありました。



2009/01/12 (Mon)

[80] アドレス
詩人:シンラ [投票][編集]


君の手紙の中には

いつだって愛があって

胸を閉ざした鍵でさえも

きらめいていて



青も赤も

ペパーミントも

涙で滲んで

しゃぼん玉色。



透けるような肌にも

柔らかな指先にも

いつだって

温もりがあって



「死にたい」って

SOSにさえ

優しさがあって



君の住所の文字にさえ

いつだって

愛があって





2008/12/29 (Mon)

[79] 小石
詩人:シンラ [投票][編集]

まぁるい小石を拾ってみる
シマシマ模様が愛らしい



空を仰いで
想い出す。



わたしっていう
この存在さえ
青い地球のひとかけら。



深くて大きな宇宙に光る

青いスフィアがここにもある。



小石もわたしも
この心音も

青い地球の
ひとかけら。

2008/12/28 (Sun)

[76] 
詩人:シンラ [投票][編集]


目に染みるくらいの
青が見たいの。

目が痛いくらいの
青が見たいの。

涙が零れるくらいの
青が見たいの。



あなたのあなたの
胸の奥の青は

哀しくなるほど
澄んだ空。

2009/01/07 (Wed)

[75] 時間(とき)
詩人:シンラ [投票][編集]


流れているのは
ふしぎな時間

ただ歩いているだけなのに



見上げているのは
ふしぎな空

ただ夕暮れの
空なのに

2014/10/16 (Thu)
100件中 (51-60) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
- 詩人の部屋 -