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[68] 裸の王様
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裸の王様
それは貴方


それを見て
「王様は裸だ」と
叫ぶ子供は私


ホントの事を言ったばかりに
心を切り裂かれました


それでも私は叫びます
貴方は
自分が一番大事な
憐れな王様だ と

そんな王様を
ホントは…
愛しているのだと

切り裂かれても
切り裂かれても…

2009/12/08 (Tue)

[67] あなた>眠る
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眠りたくない

貴方の事を考えていたい
薬の作用はもう究極

でも眠らすに
貴方の事を思っていたい貴方を感じていたいんだ…

2009/11/29 (Sun)

[66] 惰性
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狂おしい程
好きなあの人とは
手を握った事さえない

奪いたい思いは
まだ心の片隅にあって
隠しているのだけれど

愛していても
愛されても
一緒に居れない2人

障害は何にもないはずなのに
歩み寄れずに時間だけが過ぎる

十分大人の2人のはずなのに
何かに怯え
前に進めず長い日々が過ぎた。

諦めというより
始めなかったお互いが
今更どの道を選ぼうと
もう…
いい頃だと思った。

今日も
あの人の事で胸を焦がしながら
他の男の腕の中で眠る
今日もあの人を愛しながら
他の男に抱かれてる

2009/11/29 (Sun)

[65] 手相
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手相見が言うには

今の仕事ライフワークになるってさ。
80歳まででも出来ますよって…

それまで働かなきゃいけないの?

嫌で嫌でたまんないのに学校行って
考えても考えても出てこない先生の言う看護論

そうじゃないと思いますと言えば補習の嵐

患者さんたちは愛しくて勇気をくれるけど

関わり方に科学的根拠がないから関わっちゃダメだってさ。

手相見が言うんだ

こんなにはっきりと、それもこんなに長く線が出ている人はあんまりいないってさ。

信じられるのは患者さんの「ありがとう」だけなのに。
手の平にある線が本当の道教えてくれるの?

手相見か言うには
来年は凄くいい年なんだってさ。

来年の事言うと鬼が笑うのにね。

今日運命線の真ん中に
ナイフで横線引いた

何度も何度も横線引いた運命を変えようと
もがいてみたさ。

明日手相見にこの手の平見せる

なんと言ってくれるか楽しみに今日の所は寝るとするか。

2009/11/02 (Mon)

[64] 失格
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足を折ったおばあちゃん
痛い。曲がらないんだよ怖いんだよ

と不安がる。

看護師さんは
早く立てと催促するけど
痛いと言う人の手はとれない。

それならば痛くない様に足を曲げる方法を探した
これならいい と
笑ってくれたのに

実習の点数は赤点

早く立たせてもっと動かさなかったから赤点

システム化した看護師
点数化した看護

学校では
この人のために何をすればいいのか
なんて教えるくせに
心は置き去り

また今日も
私だけが叱られながら1人取り残される

先生も看護指導者も
そんなに理論が大切ですか?

おばあちゃんの恐怖や不安は二の次ですか?

そんなこと言うから
今度も赤点

来年卒業できるかなぁ
だけどこんなやり方私には出来ない

友達も呆れ返って
完全無視

だけどこんなやり方
私には出来ないんだ…

ダメダメ看護師なのかなぁ…私。

2009/10/24 (Sat)

[63] マイナス
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言ってはいけない言葉を
言ってしまった。

終わりにしたくないくせに

終わりを近付けた

我慢出来なかった

友達という関係さえも

手放してしまった

多分貴方からのメールは来ない

自分の気持ちを
押しつけてしまったから
やっと
やっと手に入れた
友情に

愛情という
不確実なものを
入れてしまったから

2009/09/13 (Sun)

[62] 
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夏祭り

花火大会

海水浴

スイカ割り

ホラー映画

お化け屋敷

史跡巡り

温泉

これ
みんな
君とやりたかった事

多分去年の夏なら
出来た事だね。

灯籠流し
今年は僕が流すよ
小さな船には
ラブレター乗せるよ
笑うなよ
精一杯の思い綴るから…

2009/08/04 (Tue)

[61] 夏の日
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蟻を見ていたよ。
公園の大きな木の下で
長い行列を作って働く蟻を。


気がついたら蝉時雨の中汗いっぱいかいていて
ポタポタと地面に落ちていたんだ


お母さんがね
大きな声で名前を呼んで手招きするの
「迎えにきたよ―。
お家帰るよー。」

僕は急いで
お母さんの所まで
走って行った
そして
お母さんの手を
ぎゅっと握り締めて
家路を急ぐ。

お母さんの笑顔で
何だかほっとして
お腹が空いて…


そんな昔を思い出した
暑い暑い夏の夕方。
今は娘の手を引いて
散歩する僕は
少しだけ感傷に浸って
帰り道を歩く。


2009/07/16 (Thu)

[60] 今度はね…
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出会って1年経つんですね。


連絡途絶えて3ヶ月経ったんだ。


あれ程愛して
あれ程すがって
あれ程求めたのに

貴方は知らん顔したよね。

「お前が好きだ」
って言葉が空気みたいに軽々しくて笑った。
ううん…
泣いたんだ…


1年後の昨日
メールしてみたら
まだちゃんと受信してくれて
返って来た返事は
「待っていたよ」


馬鹿にするな
愛してなんかいない
見下さないでよ
器の小さな男のくせに


女1人を守れなかったくせに…
今更待っていたなんて…私はただ懐かしくて
私はただ思い出として…

メールした訳じゃ無いんだよね…
私自身が一番解ってんだ悔しいよ


いつも負けてしまう自分が悔しい…


でも今度こそ
でも今度こそ……

2009/07/07 (Tue)

[59] 
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大勢の中の孤独より


1人の孤独の方が耐えられる


大勢の理解者より


貴方の言葉で救われる。

2009/07/04 (Sat)
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