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[37] 発症
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いろんな人に
出会いがあって

恋をして
愛し合う

月日が流れ
お互いが必要じゃなくなると

淋しさゆえに
人の温もりを求める

それを繰り返して
大人になった

後悔しても始まらない
現実一つ
普通に生きてただけなのに…
HIV感染なんて…

2009/03/04 (Wed)

[36] 
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愛される事を
受け入れない

差し延べた手を
振りほどく

優しさを無視する

だから
生きてる実感がないんだよ。

2009/02/21 (Sat)

[35] 誕生日
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もういいよ…
彼女は言った

尊厳死を望んでいたから何もしてあげなかった

静かに
静かに
息を止めた

お誕生日おめでとう
天国で産声あげたね。

2009/02/21 (Sat)

[34] 装う
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まっいいか
で全て終わらせたい

こんなもんでしょ
で納得できたらいい

さぁてどうすっかなぁ
と冷めた言葉を吐く

どうする事も出来ずに
もがいているくせに

唇は震えているくせに

愛したぶんだけ
狂おしいくせに

2009/02/19 (Thu)

[33] 気付かずに
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僕は「続く」と思っていたのに
貴方は何故「終り」を悟っていたのだろう

抱き締めた腕の中で
泣いてる理由が解らなかった。

僕はいつから
道化者だったのだろう…

2009/02/17 (Tue)

[32] 源‐みなもと‐
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自分を取り戻したいと
あの街を離れた

子供達はうなずいて手を振ってくれた。

そして1人歩き始めた道は
空回りしながらも少しずつ進み2年の月日が過ぎた

その間にはチビは10cmも身長が伸びて
足も早くなったらしい。
いつも「大丈夫だよ」と笑ってくれる。
だからお母さんは泣かない。
泣いたらチビの我慢の意味がなくなる。

よし!今日も頑張ろう
子供達が分けてくれた
少しずつの勇気と優しさを力にして。

2009/02/15 (Sun)

[30] 
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時間が薬と解っている
どれだけの
時間を耐えればいいのか解らない

憎しみや哀しみを
通り過ぎれば

虚無
虚脱

呼吸さえ止まりそう

諦めがなかなか出来ない私は愚か者

彼を愛する前に戻りたい恋する女のままでいたかった

今日をどうやって生きよう……
今日さえも見えない

2009/02/12 (Thu)

[29] 諦め
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絞り出す様に

呻いて

涙が

流れるのは幸せなんだ

きりきりと歯ぎしりする程

諦める事をするのだから

あんたに幸せになって
貰いたくない


あたし…
そんなにいい奴じゃない

2009/01/24 (Sat)

[28] ばぁちゃんの話し
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あの人は
白い詰め襟が似合っててね

笑うと眼が細くなるんだよ。

好きですなんて
自分の気持ちを言うこともなく

私に一輪の花と
握手の温もりだけ残し
逝っちゃったんだよ…
戦争っていやだねぇ


ばぁちゃんは
泣いてる私に
優しく話してくれた。


じぃちゃんは生きている。

ばぁちゃんの話し
一生忘れない
初恋の話し…
私の背中を押してくれた。

2009/01/21 (Wed)

[27] 男と女
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女は…
人を愛したら
失わぬ様に懸命になる


男は…
それが当たり前の様に感じ、失くしてから気付く。どれほど愛されていたかを

男と女は
遠い昔し、一つの体に二つの心
愛しあう事が出来る様に神様が2人に分け
情熱を女とし
冷静を男とした

女は燃え尽きる様に恋をする

男は穏やかな恋を望む

細胞のひとつひとつを共有していたあの頃

男と女に別れなどなかった

女は涙を流す特権を

男は弁解しない特権を

神様が与え
永遠を生きるものとした
そして…
それは今も引き継がれている哀しい性(さが)

男と女は違う生き物…

2009/01/20 (Tue)
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