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[58] 愚か
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生霊になってでも


貴方のそばにいたかった

生恥をかいてでも


貴方を自分のものにしたかった。


こんな風にしか
愛せない自分…

2009/06/15 (Mon)

[57] 眠れない
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眠れない夜

追加で薬

3錠飲んでも
眠れない夜

何がこんなに追い詰めるんだ?

両足がむずむずして
皮膚の内側に虫が這う

眠いと身体は
反応して
目もぼやけつしまっているのに…

気持ちがちっともついてこない

みんな何してる?
あきらめた彼
何してる?

カーテンの隙間から
ぼんやりと白けた朝がやってくる

こんな日
誰かをナイフで刺すんじゃないかと
自分自信が恐くなる

2009/06/01 (Mon)

[56] SION
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シベリアに咲く
薄紫の小さな花ですか?

人がこの世で受けるという4つの大恩ですか?


それとも苦しみも無く
悲しみも無い
神の国のことですか?

これ全てシオンと言います。
愛と優しさが溢れているんです。


言の葉をありがとう
今は感謝を込めて…


またね。


2009/05/31 (Sun)

[55] おとうさん
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お父さん
明日の手術がうまく
行きます様に

今何を思っていますか?自分の歩いた人生ですかお母さんの事ですか?

いつもいつも
「心配するな。お前はお前が思った道を歩け」
って励ましてくれたよねなのに私はこんな時さえ側に居てやれない。
「患者さんがお前を待っているだろう」って
お父さん。
貴方が今、その患者なんだよ。

遠く離れて住む私には
何にもしてあげる事が
出来なくて、
でもその代わり
私を必要としている
私の患者を看護します。
だからお父さん
頑張ってね。
私は患者を通してあなたの看護をさせてもらうよ。
幼い日に
肩車してくれたね
ちくちくする
無精ひげで
私の頬に
好き好きしたね。

痛かったけど嬉しかったよ。
今は小さくなった
お父さん
しわしわになった
おとうさん
又笑って
「心配するな。元気になったぞ」って言ってね。
その自分の足で
ちゃんと家まで
たどり着いてね。

2009/05/25 (Mon)

[54] 無題
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殺すなんて
簡単なこと

無視をすればいい

いくら電話をかけても
いくらメールを送っても
なかった事にすればいい

だったらお願い
着信拒否をして

だったらお願い
受信拒否をして

そのわずかな光に
希望を繋いでしまうから
ほんとはまだ
好きでいてくれてるなんて

赤い糸の伝説を
信じてしまうから…

2009/05/22 (Fri)

[53] 前進
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眠れない夜に
無理して眠った時の夢は
制服姿の貴方の夢でした白い手袋をして
敬礼の姿勢で
今から空に旅立つのですね。

14時間のフライト後
パソコンからのメールに夜中だけど「おはよう」の言葉

「明後日には帰るよ」って知らせてくれた。

目が覚めたら
現実と夢が入り交じって
「美味しいごはをつくらなくっちゃ」
なんて思ってあわてて起きる…

だけどパソコンみても
携帯見ても
貴方からのメールはなくて
一人ぼっちだったんだ
と思い知る

貴方は多分500名程の旅人を
無事に日本に連れて帰る事に神経をすり減らして私の事なんか考えていない。

私情は勿論感情も
表情さえも
変化を見せない。

ランウェイを過ぎて
飛行機が停まり
コックピットから降りて来るときでさえ

プライドを身にまとって降りて来る

そのプライドの高さゆえ愛を手放した事に
気がついていますか?

貴方は不幸です
1人の女さえ守れないのだから…
貴方は偽善者です。
自分が一番可愛かったのですよね

飛行機雲を見る度に
あなたの肩の
あの金の3本ラインを思い出し

私はもう下を向いて歩く癖がついてしまった。
貴方がもし目の前に立って居たとしても
私は気付かないで通り過ぎて行くだろう。

心の中には貴方への愛を溢れんばかりにため込んで
それでも下を見ながら
通り過ぎて行くだろう

2009/05/20 (Wed)

[52] 終恋
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去る者は追わず
と言っていた貴方は
動揺も迷いも見せず
あの日から
メールも電話もなくなった。

それが大人の男だと言うのなら
待つ事は無駄だと悟る
私の誕生日
あの日から音信不通

諦めなさい
諦めなさい と
何度も何度も
呪文の様に唱えた

淋しくて
悲しくて
苦しくて

心が泣くの…
前を見ようと
前に進もうとするのだけれど
心が泣くの…

まだ愛してる…

2009/07/04 (Sat)

[51] 休みの日
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釣竿もって
おにぎり持って
2人で何となく
灯台までやってきた

針に餌付けて
かれこれ3時間…
貴方はうつらうつらと
船を漕ぎ

私は単行本をさらさらと読みあさる

天気もいいし
波も静か

海の中では
魚たちも
ゆらゆら自由時間

ザブンザブンと波の音
白い雲はアイスクリーム
結局魚は釣れなかったけど
貴方とも一言も話さなかったけど
夕焼けの中
それでも手を繋いで
帰って行ける2人

南風が
そろそろ吹く季節
何となく終わる
2人の休日

2009/05/16 (Sat)

[50] 青春(RC)
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授業をさぼったさ
屋上で
寝転んで
あいつの歌を聞いていた

18になって
買った車はポンコツ
だけどピカピカに研いて雨の日でも
ご機嫌だった


車の中で寝た事も
幾度もあった
あの子と手を繋いで。
お月様が笑って見てたっけ


たまらん坂を上り切った場所にあの子と住んだ
何も無い部屋で
あいつの歌を聞いた


いつもいつも
俺の中にはあいつの歌があって
あんな時
こんな時
俺の前に道標をひいてくれた


ありがとう
勇気や希望や
生きる力を分けてくれて

「感謝します」
忘れないよ。
「愛し合う」事も、。
忘れないよ。
あんたが生きていた事も。

2009/05/04 (Mon)

[49] 
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口から出る言葉

イミフメイ

右手右足

歩き方がワカラナイ

自分の居場所

ミツケラレナイ

眠る方法

オモイダセナイ

頭の中

シリメツレツ

アイシテル?

なんだそれ

私ナニシタインダロ?

ジブン自身の

崩壊

2009/04/28 (Tue)
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