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里雨夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[227] クリスマスプレゼント
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「何あげよう」
「どうやって渡そう」
真剣に悩む君


「羨ましい」
思わずこぼれた一言


君は
やるべきことは分かってるでしょ
と言ったけど

そうじゃないんだ

僕の片想いは関係なくて

羨ましいのも

恋人がいることではなくて


誰かを想い
誰かのために悩むことは

幸せなことだって思えたんだ

君は眩しいほど
輝いて見えるから



それが

羨ましくて

クリスマスが恨めしくて


ただ

ちょっと

空しいんだ

2009/12/13 (Sun)

[226] タイジン恐怖症
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タイジン恐怖症



僕の場合

対心恐怖症



自分の心に向き合うのも

他人(ヒト)の心に触れるのも

怖い

2009/12/12 (Sat)

[225] 溺れていく
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誰か助けて





虚しくて

淋しくて

切なくて


息苦しいの


生き苦しいの





窒息しそうで

震えが止まらなくて















もう

独りじゃダメみたい

2009/12/12 (Sat)

[224] お星様
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冬が恋人たちの季節なら

このはみだした想いも

今は

許してほしい



届かないことを

頭は知ってる恋だけど

今は

心がささやくことを

どうか許して…






好き



好きです




どうしても

貴方が

好き

2009/12/08 (Tue)

[223] イルミネーション
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12月は恋人たちの季節

なんて言われてるけど


それを象徴するように

飾られた電飾が輝き始めた


寒い空気に

より一層

鮮やかに

神秘的に輝くから



大好きなあの人と

同じ時

偶然にも

同じものを見られたら



なんて欲望が頭をかすめた








いつもの並木路が

青く輝いていた

2009/12/07 (Mon)

[222] Colors-Pink-
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血色の悪さを偽るために

爪に塗られたマニキュア

パール系のピンク


少しは女性っぽく見えるかしら





なんて
意味のない思考よね

指先が見えるほど

大好きな人は近くないもの

すれ違う時に

顔を見るので精一杯だもの

それが現実なのよね





意味のない努力?

それは違うわ


だって

隣を歩ける日を信じているもの


その時に

凸凹じゃなくて

綺麗な指先で

彼と手を繋げるじゃない





それで

パール系ピンクの努力は

報われるのよ

2009/12/03 (Thu)

[221] ぼんやりつきよ
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もう

この目には

ぼやけた月しか映らない



もう

この目で

はっきりした月を

眺めることはできない






それでも

天(そら)を仰ぐ



ぼんやり光の先に

月は存在(い)るから

2009/12/01 (Tue)

[220] 身を知る雨
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君に逢って

君の存在に触れて

好きを知った



愛しさに満たされ

淋しさを抱き

想いを重ねた



夜空を仰ぎ

星を見つめ

君の幸せを願う



しとしと降る雨に

心が

躰が

震える

2009/11/27 (Fri)

[219] ブラックボックス
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ねじれた心の正し方が

わからない



ねじれの原因も

わからない



涙の流し方も

わからない



自分自身が

わからない



わからないことばかり

でも

ねじれが歪みに変わって

キツイことは

わかるんだ

2009/11/22 (Sun)

[218] 冬に向かって
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空一面に広がる雲の光

濃い杉の緑

淡い草木の黄

葉を落とした枝の白



交ざりあって

あまりに綺麗に映えるから

心に溜めた寂しさが

じんわり涌き出る


まるで

渇いた大地に染み込む

雨水のように




耳をすませば聞こえる雨の音さえ


静かさを際立だせている










今日は

時の流れが

ひどくゆっくりだ



まるで

世界がとまっているかのように





静かに

ゆっくりと

流れている

2009/11/21 (Sat)
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