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里雨夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[127] 走る
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僕は走っていた


突き抜けるような青空に見守られ

切り抜ける風に励まされ

ただひたすら走っていた




何処へ向かっているのか

何を目指しているのか

わからない



何かに追われているのか

影なる自分を振りきりたいのか

わからない







けれど

息を切らしながらも

ひたすら走り続けていた

2008/01/30 (Wed)

[126] 冬の夕世界
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冬の夕闇は深く
街灯が鋭く射す



いつもの街並みは
いつもより少し遠い




神聖な雰囲気に
家々は息を潜め
寂寥を纏い空を仰ぐ












好きなんだ

冬のかんとした世界
限りなく黒に近い群青の空


一人になれるこの季節が
不思議と安らぐんだ

2008/01/28 (Mon)

[125] 中身
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からっぽな僕に

詰めてください
















君なら

何を詰めてくれますか

2008/01/21 (Mon)

[124] 青春-部活
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寝転んでも

座っても

立っても

痛くて辛いことがある



それでも

やめないのは

それでも

上を目指すのは





楽しさを知っていて

僕の一部で




何よりも

大好きだから

2008/01/19 (Sat)

[123] 闇の融解
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今になって
あの感情が流れだそうとしている

もう3年になる暗き闇

哀しみや悔しさを餌として
涙さえ取り込んだよ



強がりを決めこんでいた僕を

セメルでも

トラエルでも

なく

ただ中にあって

増殖と還元を繰り返していた



それなのに

今になって
溶け溢れそうになるのは

何故だろう



何故だろう

溢れないように塞き止めることに

多少なりとも
懐かしさを感じるんだ

2008/08/25 (Mon)

[122] 理由のないこと
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どうにもならなくなったら

たとえば
窓の外をぼんやり眺めたり

たとえば
空や海や山に叫んだり

たとえば
足が向く方へ散歩したり




特に理由も意味もなく

思うままに

気のままに

過ごしてみようよ



そうしたら

たとえば
子供になって泣き叫べたり

たとえば
頭や心がすっきりしたり




この世界で

少しだけ頑張れそうな

この世界を

少しだけ好きになれそうな

自分になるかもしれないよ

2008/01/13 (Sun)

[121] 現代人
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人目とか気にせずに

建前とか関係なく



好きなものは好き




違うものは違う







自信持って
言えたらいいのに

自分に
誇りを持てたらいいのに

2008/01/11 (Fri)

[120] いつの日か
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今は無理だけど

今は思えないけど




いつの日か

僕にも訪れるのかな












失ったものよりも

得たものが眩しいと



辛かったことも

愛しいと









海の凪のように

穏やかに

思い出語れるかな









海の凪のように

穏やかに

2008/01/10 (Thu)

[119] 冬のひだまり
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強すぎることも
弱すぎることもないから


日射しと呼ぶのも
日向と呼ぶのも
何か違う




撫でるように包み込み

優しくあたためてくれる















厳しい冬からの

優しい贈り物

2008/01/08 (Tue)

[118] 霧に濡れた冬
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厚い雲が空を覆い
白く乾いた草が地面を飾る


雲と雲の間からは
朱に染まる夕日の光

田んぼには
白い霧がしっとり降る


モノトーンの空と
霧の田んぼに
冬を感じた

厚い雲の上
朱なる光が
とても温かく
とても 優しく思えた






















そんな景色が
無性に淋しい

2007/12/24 (Mon)
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