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高級スプーンの部屋  〜 新着順表示 〜


[465] 僕とゾンビ猫
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夜を共にする為に
一人になると怖くて
こうするしかなくて

変わり果てた姿も
意外と可愛いね
変わらずに懐いてくれる
君の名を呼ぶよ

未来を奪って取り戻した
変わらず笑えるなら
そんなの要らないよね

眠りについても
明日が来なくても
僕らループするなら
何も怖くはないから

さぁ
こっちにおいで

2006/01/03 (Tue)

[464] 開幕のイリュージョン
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女を殺した
常世の国で子を抱く
貴女の匂いを醸すから
優しい手
清らかな体
どれ一つ取っても
叶わない
手に入らないものを
どうしてお前が

蘇る情景に
沸き上がる不快感
言葉では表せない
言葉ですら表せない
訴える眼に
振り向く素振りもなく
母は笑う
腕の中で眠る
我が子に向けて

温もりを与えられず
空いた心を満たされず
指をしゃぶる姿を見て
込み上げる憎しみ
今も変わらず

張り巡らされた
伏線の果てに
再び出会い
暗がりから目覚める
ずっと見ていたのに
何も見えていなかった
大事に抱えている
赤子のように
眼を閉じていたから
貴女だって
何も見えていなかった

器に埋められた種は
育ち花咲き散る前に
芽が出てすぐに
摘み取られ堕ちた
枯れない幻想が
咎める理由となって
責められても
抵抗すら出来なかった
辛いのは
苦しいのは
幸せになれないのは
自分だけじゃない
愛されなくても
信じているから
喪失った今も
変わらずに

始まりは
終わりが来るまでに
収束してしまい
限りなく近付いても
一つにはなれない
貴女にはなれない
赤子にはなれない
愛は返らない

母は今も
母のままで
床に転がる女の事も
思い出した悲哀も
昨日の景色さえ忘れ
朝を過ぎた街に出掛ける

2006/01/01 (Sun)

[463] 終幕のイントレランス
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夕陽と共に
暗闇に飲まれた街並も
朝には
何も無かったかのように
復元されている
昨日と違うのは
その小さくて
白い二の腕に
押しつけられた憎しみの
傷痕の数ぐらいで

倒れられない
立ち続けなければ
どんなに厳しく
責められても
笑顔を
絶やしてはいけない
愛されなくても
忘れられないように

着せられた罪の下
痣が増えていく
母の悲哀を
受け止め続ける事が
僕の役目
代わりにはなれない
存在に対して
唯一許された
生き方だったから

胸の中で必死に
抱えていた赤子は
最初から
息をしていなかったと
指摘をすれば
終わっていた話なのに
待ち受ける辛苦を
手放せずに
手に入れられない対象に
満たされたいと
それぞれが縋り続けた

選べなかった死に方を
常夜の恐れに襲われて
甘い酸い夢の中
僕を咎ごと
抱きしめて欲しいと
愛を乞う者に
与えられなかった幸せを
誰一人
許されなかった痛みを
自らの指を
くわえて眠る僕を
受け容れて欲しいと
ずっと見ていた
貴女の姿は失われ

床に転がる女から
母の匂いが還るまで
僕は種から孵らなかった

2005/12/31 (Sat)

[462] ひめごと
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簡単なのは
とっても難しい事だ
だから僕は
此処に居ないと
成り立たないから
彼方にしか
居場所がない訳で

存在理由だけ
何処かに
置き忘れたみたいだ
探しに行くから
固定されずに
流れる変化を
受け止めてやらないと
まずは
其処から

どうやら
君とは
出会っても
噛み合わずに
すれ違っていく
運命のようなもので
それでも
忘れられない
そんな力を
僕は持っている

信じて

2005/12/30 (Fri)

[461] それについて
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どれだけ
追い払おうとしても
離れへんもんが
あるねんな
それが
俺の魂なんか
意志の現れなんか
そんな大層なものでも
ないんかな
まぁ何なんか
よう分からんねんけど
まとわりついてくるっちゅうか
こびりついて
頭から離れへんねん
それで
動き回って
俺を混乱させよる
悩ませよんねや
これまた
よう分からんのやけど
なんか
もやもやしたもんが
あってな
そいつを覆っててな
離さへんのや
だから俺の頭の中から
外に出されへん
イライライライラしてくる
けどどうにもならん
邪魔やねん
払い除けたいねん
その方法が分からんねん
でももし
それを
取っ払えたとしたら
どうなんねやろ
確かに
すっきりするん
やろうけどな
一人になった時
何も思わんように
なりそうやな
それを
望んでんねんけど
なんかな
なくなったら
なくなったで
嫌かもしれんな
それが
俺を突き動かす
原動力になってるんも
確かやし
俺は自分で
動きたいねんけど
どうなんや
ホンマ
どうにもならん
腹立つわ

2005/12/27 (Tue)

[460] さようなら
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あの時
世界が終わっていれば

何をしても
何もかもが
当たり前に
なってしまった
どれだけ
危険を冒しても
慣れる事に
気付いてしまった

何度
刺激を手に入れても
いずれ飽きる
もっともっともっとって
限りなく
欲しがる姿は醜くて
見えなくて

殻に閉じ籠もったまま
息をして
繋がりを持ったり
断ち切ったり
息をしなくなって
幾らでも下に
堕ちたって
変わらないのが現状で

ごめんなさいよりも
ありがとうよりも
さようならを
上手に言えなくなった

何も言わずに壊れた方が
少しはラクに
それが
最後の言葉に

残された後
それまで何事も
無かったかのように
やり過ごせていたのに
突然
反転し
拒絶反応に襲われて

痛い痛い痛い

嵐のように
上下する感情
左右される身体や心
苦しんだ末に
選んだ道程の先は
冷たくて
とても静かな
此処は何処だろう

終わらなかった
けれど
先の見える世界で
ねぇ
次はどうすればいい

別れた後が
怖くて仕方がないから
告げられないまま
離れていくだけ

さようならをして
ひとつ残らず
消えてくれたら

あの時
世界が終わっていれば
こんな存在も
許されなかったのに

2005/12/26 (Mon)

[459] 行列の出来るUSJ前
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うわぁ
混み混みやな

そりゃそうやろ
クリスマスなんやし

皆もっと
散らばれよなぁ
多すぎやろコレ

じゃあ
別んとこ行くか

アホかっ
今更あとに
引き返せるかっ

やったら
静かに並んどけよ

お前葬式ちゃうんやぞ
なんで静かにして
並ばなアカンねんっ
お前もっと
テンションあげてけや

お前の横居たら
上がるもんも
上がらんわ

私のせいにすんなや
笑いの腕上がらんのは
お前の実力が
足りんからやろ
修業せいやっ

誰も笑いの話
してへんねんけど
つか素人やのに
なんで修業せな
アカンねん

アホか
大阪に住んでる以上
皆芸人やろがっ

違う
絶対違うから

アホっ
そこで
ちゃうちゃうちゃうでぇ
って言わな
アカンがな

アホは
アンタや

せっかく
三時から入ったら
安くなるなんたら言う
チケット買おうと
並んでんのに
もう四時やしっ
お前どうにかせえやっ

いやいや
俺がどうにか
出来るんやったら
とっくにしてるから

はぁうっ
しもたぁっ


どうしたん

忘れてた

何よ

今日M‐1やがなっ
アホか
お前はっ

アホかって
そういやそうやな

帰る

えっ
なんで

お前それでも
大阪人かっ
納豆に小豆入れて
ご飯にかけて
食べとけやっ

いやいやいや
嫌やっ

何が嫌々じゃ
そこで
ちゃうちゃうちゃうて
言え言うてるやろがっ
とにかく帰るから

お前さっきと
言うてる事ちゃう
ちゃうちゃうやーん

お前殺すぞ

ゴメン

早くせな
敗者復活戦に
間に合わへんしっ

出場する方かいっ

2005/12/25 (Sun)

[458] 健太のクリスマス
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一年で一番
忙しくなる日が
やって来た
あのオッサンにも
サンタ服を着せてやる
鶏達にとっては
悪魔の笑顔を
浮かべるオッサン
年間
何十万何百万もの鶏が
人の手によって
殺害されて
捌かれ
分けられて
粉をつけられ
揚げられ食われる
大人も子供も
人間達は皆
笑顔になります
ごちそうさん
俺達の給料になります
ありがと鶏さん
などと
感謝する間もなく
朝から晩まで働くのだ
彼女や彼氏が居るヤツは
皆休みやがって
何の予定もない俺は
ひたすら鶏を揚げまくる
そして時々
あの娘をチラ見
パンにチキンを挟んでね
ポテトや
コールスローも付けてね
どうでござんしょ
みたいなね
可愛いスマイル無料です
あっそりゃ
敵の売り文句か
たぶんあの娘にゃ
彼氏は居ないようで
今日もラストまで
俺もラストまで
仕事は
しんどいだけだけど
あの娘と一緒なら
頑張れる
ニヤニヤせんと
手動かせや
怒鳴ったのはクソ店長
言われなくても
動かしてるから
と心で叫び
スミマセンと
謝ったのは
チキンリトルな
俺でした
そんなこんなで
鶏を売りまくり
あっという間に
一日が終わる
片付けをして
さぁ帰りましょ
待ってました
待ってくれよと
あの娘に声かけようと
近付く俺
終電まで飲みませんか
って声かけようとしたら
クソ店長が
あの娘の肩に
手をかけて
じゃあ行こうか
と一言
きゃあセクハラ
とは言わず
ハイとスマイル一つ
二つ返事を返すあの娘
えっ
えぇっ
んなアホなっ
清しこの夜
聖なる夜に
今年もやっぱり
俺は一人
心にはスノーマン
やっぱり
あのオッサンは笑ってる
俺も笑った
そして走った
走りながら叫んだ
クリスマスなんて
鶏だけ食ってろ
バカぁっ
街角にはラブホテル
君は夜更けすぎに
店長の胸の中
きっと君は抱かれる
幸せなクリスマスです
俺は泣いた
ロンリーナイト
達郎のバカぁっ
山下さんは関係なかった

2005/12/25 (Sun)

[457] プロジェクト放射能X
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ここ数年間
詩人の部屋にて
特集され続けている
彼は一体
何者なのか?!
あらゆる角度から
検証するべく
スプーン調査団が
立ち上がった
そして座った

現段階で
分かっている事は
・変態
・中三ですよ
・年齢詐称疑惑多々有
・本人は全否定
・出身地謎
・たまに変な大阪弁使用
・大阪を嫌ってる
・でも大阪に詳しい
・野球と巨人にも詳しい
・音楽、一部に凄く詳しい
・ブックオフ在住?
・漫画ジャンル問わず好きっぽい
・アイドルやギャルゲー好きっぽい
・映画もマニアック問題
・口調が王様
・態度も王様
・詩は様々
・ファン多し
・荒らしも多し
・男女問わず好かれる
・オカマにも好かれます
・嫌われたりもします
・管理人サンといまいちソリが合わないっぽい
・引退を決意か!?
・それから約半年
・詩を554個書いた
・以前は別の場所で活動していたらすぃ
・次の詩で終わり!?
・なら早く書きなはれ!
・世界征服を狙ってる
・猫大好き
・猫になりたい
・ドラえもんも好きなのか今度、聞いてみたい
・人が嫌い
・でも仲間には優しい
・って誉めちゃったよ汗
・妹ラヴ
・携帯、着信ナシ
・毒舌
・身長、体重はスプーンと同じぐらい
・ってどれくらいやねん!
・マメ
・返事遅いけどマメ
・むしろド変態
・エロいです
・たまに詩は切なくて
・主に攻撃的
・どんな風に接しても何かしら対応してくれます
・マメです
・なので初心者の方も安心
・でも近寄らないのをお薦めします笑
・手下がいっぱい潜伏してますよ
・多重人格?
・自作自演?
・体弱し?
・キャラは強し!
・謎が謎を呼びます
・つまり変態でアホです


以上、
これ以上
調査するのは
面倒になったので
やっぱやりません!
なんか気になるけど
近寄り難いアノ人特集
第一弾!
でも次はありません!
ではまた来週!


追伸↓
勝手にバラして
ごめりんこ!

2005/12/25 (Sun)

[456] メリークリ※※ス
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ビデオ試写室で
一人過ごした夜
静かな朝に
静かな気持ちで
目を覚ます俺
そして気付く俺
あぁ
今日はイヴか
あぁ
今日はイヴだ
あぁ
俺は一人だ
だからなんなんだ
みんな浮かれてんなよ
恋人の居ない
友達とも予定合わない
俺のテンション
上がる訳ねぇだろ
外に出た
雪だ
ホワイトクリスマスだな
って喜ぶヤツの
気が知れねぇ
だってただ寒いだけだろ
サンタなんて
老体にムチ打って
頑張ってるし
まぁ実際打たれてるのは
トナカイだけど
あぁ
こんな時に
ジジイの事
考えたって萎えるだけ
こんな日には
女の事考えてたい
俺だって抱きたいな
そんな夢抱いてもな
実際問題
起きてスグ
ビデオ選んで
見て速攻で抜いてた
俺ってね
どうかね
あぁ
虚しいや
卑しいや
癒し欲しいや
聖夜にセイヤッて
精を出す性夜希望
なんて無理
でも一人は嫌だな
燃えたいな
萌えたいな
でも一人じゃダメだな
さっき出したばかり
なのに
もうかなりムラムラ
こっちは元気ないってのに
お前ってヤツはもう
あぁ嘆いても仕方ねぇ
抱きたいなら
抱きに行くしかねぇ
ねぇ
そこのお姉さん
ってティッシュ貰って
どうする
どうするもこうするもねぇ
家に帰って一人でね
ティッシュ使うっきゃねぇ
ってアホぅ

2005/12/24 (Sat)
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