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阿修羅の部屋  〜 投稿順表示 〜


[41] 洗われて逃げて見ないで
詩人:阿修羅 [投票][編集]

いくつかの、僕の欠片と

いくつかの、君の欠片


底まで透き通るくらいの

綺麗な泉にうずめたら

少しは一緒にいられるかな


循環する水のなかで

こぽぽ ぽ こぽ  ぽ


手を取り合って

ゆらゆら

揺れてたら

いくらか、泣かないですむかな


抱きしめても、

零れ落ちたものを想いながら

ゆっくり
瞳をとじれるかな

苦しくはないよ、
君が居るから

叶わない夢さえ

叶う気がする


望むもの、ほんとはね

君と囲いと澄んだ水

2005/12/30 (Fri)

[42] ほんと
詩人:阿修羅 [投票][編集]

ほんとはね、

ほんとは、


全て全て

ほんとじゃないんだ


見えなくなるくらい


綺麗に純粋に儚いように

包んで、見えなくしてるだけ



吐き出せればいいから

でも汚物は見せられないから


美しく映るべく

そうでもしないと



目を覆いたくなるような

あたし見せたくないから



ふらふらと

せめて見せ掛けでも

2005/12/30 (Fri)

[43] 揺れる星屑、瞬いた間の出来事
詩人:阿修羅 [投票][編集]

記憶の狭間

埋もれた

星屑、揺れる

鼓動の合間

確かに何かを

聞いた

笑い声のようで

酷く冷たい

何処から出ているのか、と

耳をすました

瞳を閉じたら

あたしが居た

哂っている

おかしいらしい

よく知らない

あたしをすり抜けて

あたしは飛んでった

と思ったら

あたしの中らしい

吸い込まれていった

まだ哂ってる


揺れる星屑

瞬いた間の

出来事




あんた

しあわせかい

2005/12/30 (Fri)

[44] 模造品
詩人:阿修羅 [投票][編集]

虚ろな世界の中で

映す、光の影は

永遠を模った

ただの理想、の模造品


繋ぐ言の葉は

縛るものでしかないのか


手を伸ばした先に、

待つ裏切りを

幾度視ただろう


もしくは、あたしも模造品

ホンモノ、は何処

大切なモノが、欲しい


嘆いた


揺らいだ


未来


彼方


もはや遠い


気付かないであろう

哀しみの前兆

何が表した

精神の歪み


君と交わした

最期の何かが

鎖になればいいのに


誰が造ったか

模造品

哀しいだけの

存在である



誰の代わり、か

2005/12/30 (Fri)

[46] 自身
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見つめて居なくてはならない

誰かの所為にはならない

自分の所為でもない

周りの所為でもない


恨んで呪って何になる

見つめた先が暗闇だとしても

笑って進まねばならんのよ

いつか光を見つけると

自分の意思が大切なのよ


あれも駄目これも駄目で

全てを棄てて何になる

笑って全て飲み込もう


全てが私の糧になる日まで

何があっても笑っていよう


毛布にくるまって泣いているより

そこら中に聴こえる程に

大声で泣いた方がいい


自分の存在はまず、

自分で確定

自分に触れて

目を背けるな

2006/01/04 (Wed)

[47] おはなし。
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儚い波音
映すは夢現
変わらないと
微笑んだ
君の横顔はまだ
あの時のように
荒んではなかった
きらり揺れる
想い出の合間に
消える事の無い
痛みを残して
崩れ去った
記憶の破片
刺さって
抜けなくなってしまえばいいのに
君に背を向け歩く僕に
ありがとうなんて
要らないんだよ
今ではもう
微笑む隙間に
恨みを映して
消えゆく僕に
最期の接吻を

2006/01/08 (Sun)

[48] ほんねじゃぼけこらー
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あんたのくれたペンダント
握ってもなんも出ぇへんし
どこぞの魔法のランプちゃうし

重ね着しても寒い
あんたの腕には負けるわ

あんた、ってでかいのな

近くに居すぎて気付かんかったわ

ただでさえ傍におらんのに
先に寝んなやド阿呆

一緒がいいんですー
抱きしめて欲しいんですー
自分で言えんのですー

恋しいんですー

声が、温もりが、肌が、吐息が、瞳が、全てが、

恋しくて恋しくて恋しくて恋しくて恋しくて恋しくて

つぶれそうなんですー

あんた起きとったら
駄々こねたいし泣きたいし抱き付きたいし
首根っこ掴んでがくがくいわして
今すぐ一生必要やっていわすし
あたし無しじゃ生きていけんていわすし

今すぐここきてよー
男やろー
淋しいってゆうてるやんけー

大馬鹿野郎ード阿呆ー間抜けーすかぽんたーん



すっきやで




多分ね





うそうそ








だぁいすき

2006/01/08 (Sun)

[49] ものくろもざいく。
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割れそうになる

軋む、心

みしみし、音をたてる


哀し過ぎる

涙は頬を伝って


貴方との軌跡を唄う



色が無い筈なのに


貴方、だけが

色鮮やかで


むしろ、ものくろもざいく。で

消してしまいたいのに


忘れたい
消したい


ぬくもりさえ、まだ

残っているのに




もう一度、
あたしを見つけて


もう、冷めた瞳でも


いいから、もう一度


あたしを映して



ものくろもざいく。



消えてしまったのは



貴方に映した、あたしだった

2006/01/10 (Tue)

[50] 涙歌
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吹き抜ける冷たい

風の中を

失くした何かを
腕に抱いて

立ち尽くした

遠い、とおいあの日


涙は拭いて、と

頬を拭ってくれた人を
私は殺してしまった

崩落する、現実と

粉砕された、貴方の心

拾い集めて、泣いた


また、また、と



己の廻した歯車

誰も触れてはいない

あたしだけが
周りを失くして

立ち尽くす

誰もいない、が本当

見つめた先は蜃気楼

ぬくもりさえも

歪んで消える



苦しかった、ね

放してあげなくちゃ

あたしの鳥籠は痛い


さよならの代わりの

最高の接吻を


触れるか、触れないかの

未練など残らぬような


淡雪ほどの、儚さで

2006/01/10 (Tue)

[51] ぬけがけ
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涙の色はどんなだっけ

いつか貴女と話したね

お互い、大切な人できて


貴女が笑ってるのが幸せ


いつまでもダチだと

腕組んで

走り回った廊下

離れていても

貴女がいるのが解る


泣いて、怒鳴り合って

貴女がいたから

楽しかった


ありがとう


またいつか

二人旅いこうね


彼氏おいて、抜け駆けね。

2006/01/12 (Thu)
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