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如月。の部屋  〜 投稿順表示 〜


[42] 悲しみの嘔吐
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だんだんと詩の掲示板に
投稿している年齢層
十代前半辺り増えている


焦っている
吐き出すだけの詩

悲しみを我が儘に
吐き出し
誰か共感する人
居ないかと

悲しみ吐き出す

だけどその悲しみ
嘔吐とは

例えば僕を十年ぐらい前から
知っている人たちなら

たぶん顔をしかめる

いい加減、過去から
解放されなよ

しあわせとは程遠いと

思われがちな

悲しみ嘔吐は

十代の子たちに
けして見せられるものでなく

なぜなら過去に囚われたよな

詩ならよいだろうと


幼い子が真似て

その子が幸福となるような

姿勢ではない

考え過ぎでしょうか


2012/08/14 (Tue)

[43] 人様々な青春
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人は様々な青春を着こなし
歩み 唄い


時に失い
また取り戻すよに

違う季節の樹の下で

うたう


2012/08/14 (Tue)

[44] 詩の食卓
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詩の食卓の窓の外


いつまでも透き通る

空、雲 その季節

通過して


違うメニュー
考えるよに

季節毎


何の習性だろう


本能がネットワーク介して

変調したのか


2012/08/14 (Tue)

[45] いつの時代も
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夏の月は
涼虫だけ
聴かせ


夜風の雲
隠したよに


忘れられ


風と涼虫とのハーモニー


ふと想いだす



ねえ君は


寂しくはないのでしょう

もう僕

居なくとも

新たな季節の

眩しさに溶け込み


という詩を
以前詠んだら


相手は実の生活で
辛い苦境の中に居て



涼虫の鳴く夜風先の

空 浮かぶ

いつの時代も


あなたは そこに居て

疲れた人たちを

見守っていて



2012/08/14 (Tue)

[47] しあわせを、印し伝えて
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しあわせを
健忘するから

文字は忘れないでと

人間に与えられた

それは文字で在りながら

始め創られた

未来の君たちへ伝えよう

こんなことが昔は在ったと

過ちは繰り返えさないでと


医術
学問
行事
旬料理
物理的法則には数字という記しを与え


さまざまな
心 気持ち
エナジー
メッセージを

未来へ届けよと

文字は創られた


だけど時に恋人たちは
うまくは伝えられない
ぎこちなき文字


子供たちに
あの うた を伝えるよ

詩にして


しあわせは、多忙の先
健忘するから

しあわせを 印し伝えて

僕たちに

未来の僕たちに

在の僕たちが



2012/08/15 (Wed)

[48] 解かれた暗号
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森のなかに暗号化された詩と


記憶向こうの情景と

鳥と魚の未来図と


流星の悲しみ溶かした

言いようのない音階と




あの人が
絶叫する


詩のなかで
何回も幾度も死に


その度
僕が哀しんだとて


ねえ あなた
勘違いしないでよ


その姿
見せたのは
あなたでしょう?



解かれた暗号
返事する



過去という未来に
タイムカプセル

時計ちくたくと

生きていた
生きている
タイムカプセルの中で


過去が未来で
現在だった頃


それは今だって
この空間はタイムカプセルと変わり


ちくたくと鳴る時計
生きている時
刻む


誤魔化し自身に嘘列べ
寝て起きていると


幾度も死にたくなるのだと






2012/08/15 (Wed)

[49] 傍らのベンチ
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例えば この詩人の部屋の

側に どこか違う次元


空間へ移動するよな


道、通路があり


その路をいつも意識せず

歩んでいたり

僕はいつも

意味も無く

何も無い

ただ雲と空だけ在るよな道


季節の流れ時に詩いながら

歩いて


ふと別のこと始めて考えた

この部屋の傍らに

ベンチ在るなら座って


この詩人の部屋にしか無い

例えば 幸福、不幸

かなしみ、楽しさ、嬉しさ

在るなら

その幸せを


小さな時の狭間

大切に



2012/08/16 (Thu)

[50] 自分という迷路に翻弄されて
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だけど僕は
仕事で きつい事あった人たちが

帰宅し その苛立ち隠せず
社会、原発などに対しての苛立ちを抑え切れず
それと同じく

詩に乗せてしまう


ご飯 用意して
食卓で
原発話、社会への不満話す

お母さんお姉さん
お父さんお兄さんなど


幼い子供には
あるストレスさえ与えることも在るだろう


夏の季節の良さを
伝える旬の食材

伝えたい その旬のエナジー詩い伝える

その心


先人には志とし伝えていた人たちも居て


ふと そういう 機会と

接触が無ければ

いつまでも

同じ姿勢のまま


自分という迷路に翻弄されても

いるのだなあ、と


2012/08/16 (Thu)

[51] 本職
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タマコは

皿洗いの仕事を始めて十年

業務なので単なる皿洗いという


孤独な内容のみに収まるでなく多忙

しかし
ほとんど長い時間を


手さばき意識
皿洗いに費やしてしまう



帰宅して
食事 風呂
歯磨き

少しばかり
ニュースとドラマ観て

終わりたくない
タマコは


寝る前の二時間
勝負だった


現実とはかけ離れた
流れ星だらけの世界の孤独

地下室化した森を詩い

その詩は他表現へ
移動されて行く


そして朝まで
眠りつくのだった



タマコは今日も
皿洗いの業務に向かう


眠る前の本職に

迎うまで




2012/08/16 (Thu)

[52] 惜しみなくこの季節に
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惜しみなくこの季節に


翻弄されていたい


夏の喧騒

けだるさ

たまに覧るだけとなった入道雲


それらは忘れがちな
エナジーへのご馳走


水鉢に浮かべた

彩りさまざま涼し気な

ゴムボール

サンダル

冷やした飲みものスイカ


地球に住んでいたという証を


輪廻先まで

この島の季節をきっと記憶中に住ませたい


君たちの孫が

火星に住むよなことも在る地球


この星の季節に翻弄されていたい


向日葵
この星に

あさがお
夏の庭に


次の季節まで




2012/08/16 (Thu)
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