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ナナエの部屋  〜 新着順表示 〜


[84] 無題1
詩人:ナナエ [投票][編集]

臆病者で小心者のアタシは

ただ君の首にしがみついて
必死にもがくことしかできなかった

こんなにも誰かを
欲しいって思うことはなかったんだ

だけど最後まで
行かないでって言えなかったよ

君は優しいから
触れなくても感じるぐらい
アタシを置いていくこと気にしてる

だけど君がもう戻れないように
アタシだって戻らない

前を向いて
今は自分のやるべきことをやるしかない

君が挑戦するなら
アタシも挑戦しよう


君の行く手を邪魔するよりも
君の行く先で
また笑顔で再会できるアタシでいよう

そう決意した今日を忘れないでいよう

2013/01/06 (Sun)

[82] 僕はこういう生き方しかできない
詩人:ナナエ [投票][編集]

僕は素直になれない
そういう機能をもって生まれてきた

大丈夫って聞かれて
大丈夫って言うのは

条件反射みたいなもので

でもそれを修正されたら
もうそれは僕じゃない

大丈夫じゃないときに
大丈夫じゃないっていう事

僕にはできない
無理なんだ

だって僕にとってはそれこそが
自分を偽るってことだから

『メンドクサイ』を
具現化したようなそんな人
誰も相手にしない

そんな人誰からも信頼されない

ほんとに助けて欲しい時
そんな人誰も助けない

だから僕は人のために生きるんだ

人のために生きる術を学んで
人のために生きることを生きがいとするんだ

今はまだ未熟者で
自分の事なんとかしきれていないから
周りを心配させてしまうけど

僕のことは僕しかわからない
僕がなんとかする
僕はこれから強くなる

強くなって誰よりも
人のために生きようと決めたんだから

2013/01/05 (Sat)

[81] 溜息論
詩人:ナナエ [投票][編集]

もやもやする想いを
大きく深いため息に込めて


はあぁー


もやもやが部屋中に拡散する

なんとなく会話が途切れて

なんとなく空気が重くなる

きっとため息をつくと
幸せが逃げるなんて嘘だよ

いつだってため息には
幸せなんてつまってないもん

どんより模様のため息が
部屋中に広がって
空気を曇らせ雰囲気が暗くなる

もやもやが発散されて
むしろこっちは身体が軽くなる

そういうことさ


2013/01/05 (Sat)

[80] 神様とやらに願ってみる
詩人:ナナエ [投票][編集]

いつも忘れていつも思い出す

神様どうか僕に言い訳の豊富な頭より
君の痛みを忘れない心をください

神様どうか僕に
自分のために走るレースではなく

君のために走るレースで
一番に完走できる脚をください


神様どうか僕に時間をください

忘れても思い出せる時間が欲しいのです

君にひどい事言う前に
この言葉を本当に言って良いのかどうか

悩む時間が欲しいのです

2013/01/05 (Sat)

[79] きっと気まぐれ必需品
詩人:ナナエ [投票][編集]

寝ころぶウサギ
横たわるネズミ

うつぶせの犬
ひっくり返るパンダ

倒れる魔法使い
笑うカエル

リンゴを見てるカラス

縦に並ぶ雑誌の上に
横に積まれたノート

買ったままのウサギのタオルに
重なって重なるメモと宝の地図

今にも落ちそうな消しゴムと
消しゴムを支える定規

定規を支える本立てに
ちゃっかり乗ってる鉛筆削り

小物入れやペン立ては
倒れていたり傾いてたり

そんな中
唯一しっかりと腰を据えるものは

居れる空間とPCと
水分とお菓子と

お気に入りのかっちょいいBGM

2013/01/05 (Sat)

[78] 続・私
詩人:ナナエ [投票][編集]

わたし

それは

強い劣等感を補う
過剰な自信で


本当の弱さを
仮の弱さで押し潰し

その上に被せる

取り繕った
強さと平常心で

大きな不安を
普通という概念に乗せて
記憶の彼方に
吹っ飛ばし

それでも
誰かを
みんなを守りたくて

必死に前を向いてるだけなんだ

2013/01/05 (Sat)

[77] 風機関人間ワタシ
詩人:ナナエ [投票][編集]

太陽がキラキラしてて
その間を吹き抜けてく夏の風

時間ギリギリで焦って
今に追い付こうと
必死に自転車を走らせる背中を押す追い風

窓を開けるとカーテンを揺らして
サラサラ音が絶妙に心地よいそよ風

イタズラっこで
ノートをバラバラにして
風鈴をならしたりするさわやかな風


サンキュー

おかげで眠気も迷いも行き止まりも
スルーっと交わして飛び出せる

2013/01/05 (Sat)

[76] かるた
詩人:ナナエ [投票][編集]

アタシの人生初ビンタは

ビンタと言うよりカルタに近い

目を凝らして必死で見つけた1枚に
アタシのだーって気持ちを込めて

バシッと平手を一発くれてやるような
そしてそっと手にとって

アタシのもとへ引き寄せて
大事にそばに置いておくような

ごめん痛かったね

2013/01/05 (Sat)

[75] ただおもう
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なんだか急に懐かしくて

昔の友を
ただ思う

きっとそんなの大きなお世話と
昔みたいに笑っているんだろう

そしたら急に恋しくなって

電話をしてみようかと
ただ思う

きっとそしたら留守電になって
昔みたいにせかせかと
走り回っているんだろう

アイツはいつもそうだった
心配性のアタシを
気にしすぎだと
ただただ笑い飛ばし

どんくさいアタシの前を
振り向きもせず
ただただ走り続けた

いつかアイツが走り終わったとき
完走したマラソンランナーのように
とびきりの笑顔で周りに祝福される

そんな瞬間を
ただただ思って
私は今日も生きていく

2013/01/05 (Sat)

[74] 乗り越えろ
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大好きなものを
集めて丸めてまとめたら

全然気に入らなくて
大嫌いなものになった

見たくない触りたくない

だから丈夫な箱に入れて
蓋をして鍵をかけて

ずっとずっと深い穴の底に落とした


ある時急に会いたくなって
穴の様子を見に行くと

ずっとずっと深い穴の底に
落ちた時と同じ姿の
丈夫な箱が見えた

だけど
私が穴に落ちなければ届かない

ねぇ
現在を置いて
あなたのもとへ行ってもいい?

その時ふと蘇る
見たくない触りたくない
あの感覚


それから
ぶわっと溢れてくる

こうかい
おそれ
逃げ出す勇気と
未来への決意

2013/01/05 (Sat)
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