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ナナエの部屋  〜 新着順表示 〜


[42] さよならの時
詩人:ナナエ [投票][編集]

ここにくるのが怖かったから

避けて通れ
逃げて帰れ

そうしてきたあたしの心

だけどなんだか気になって
とうとうここに来てみたら

意外とあったかくて
意外とやさしくて

だけど意外と何もなかった

2013/01/05 (Sat)

[41] 思い出して・泣いた
詩人:ナナエ [投票][編集]

あの時思い出したあの顔

思い出して泣けてきた
夕焼けの道

なぜだろう
なぜ思い出したんだろう

そして謝りたくなった

死にたい人の気持ちは
死にたくならないと
わからないってこと

死ぬ瞬間の苦しみを知るためには
死ぬのに失敗しないと
いけないってこと

2013/01/05 (Sat)

[40] ぽかり
詩人:ナナエ [投票][編集]

短い恋だったな

だけど悲しくはない
だってあたしは
あの人のなにも知らないから

短くて浅かったこの恋は

あたしに穴をあけて
終わりを告げた

2013/01/05 (Sat)

[39] さいごのうた
詩人:ナナエ [投票][編集]

もう唄わないと決めたうたは
あたしが大好きなうただった

だけどもう唄わない
だってもう唄えない

思い出と共に
一生開かない扉の向こうへ

きっとこの先このうたを
唄う日が訪れることはなく

だけど決して忘れない
唄とともに
この涙とともに

2013/01/05 (Sat)

[38] おまじない
詩人:ナナエ [投票][編集]

あたしなりの恋のおまじない

それは禁欲

やりたいことを我慢する
食べたい物を我慢する
それでかなうと信じてみる

だからあなたへの電話も我慢する

だけど不思議
この欲だけは我慢できそうになくて

だからあたしの電話鳴らしてよ

電話がかかってくるのは
いいことにしてるから

2013/01/05 (Sat)

[36] 空想の事実
詩人:ナナエ [投票][編集]

自分だけの思い出が
自分だけの思い出じゃなかったとき

とてつもない感動が吹きぬけた

彼女は僕をを覚えてた

永遠に幻になった日々が
彼女の中に存在していて

僕が夢見たその日々は
空想でしかないと思ってたことが
意外だってさ

あの頃と変わらずに話すことで

僕の心のあの時に
一緒に共有した懐かしい思い出に
お互い笑ったその過去に

またひとつ価値が生まれた

自分だけの思い出が
自分だけの思い出じゃなかったとき

それはつまり喜びだよね

2013/01/05 (Sat)

[35] あいのうた
詩人:ナナエ [投票][編集]

ねぇ
死んだ人ってそんなに偉い?

死んだ人ってそんなに大事?

どうして
生きてるひとより
死んでしまったひとの方が記憶に残るの?

どうして
生きてるひとより
死んでしまったひとの方が愛しいの?

目の前にあたしがいるのに
どうしてあなたは空を見上げるの?

目の前で死んであげようか

そしたらあなたは
あたしを見てくれるよね?

愛してくれるよね?

2013/01/05 (Sat)

[34] カケラ
詩人:ナナエ [投票][編集]

自分はこの世の破片にすぎなくて
広い宇宙の塵にもならない
小さいカケラ

大きいものを見て
自分は小さいと感じ

小さいものをみて
自分の偉大さを感じ

自分がこの世に与える影響を考えてみた

破片はどこからか剥がれ落ち
一つの命として存在し

使命を終えるとまた灰になって
剥がれ落ちる時を待つ

自分はなんてちっぽけで
自分はなんて大きくて


落ち込むときはいつも
そういうこと考えてる

2013/01/05 (Sat)

[33] 玉砕
詩人:ナナエ [投票][編集]

見えない会話見えない笑顔

でもちゃんと存在していて

見えない視線見えない心

でもちゃんと感じて


それなのに
あたしはなぜここにいる?


愛する人の存在も感じられない
こんな空間に

2013/01/05 (Sat)

[32] 
詩人:ナナエ [投票][編集]

あたしの声を聞いてほしいの

その耳でその頭でその体で

こんな小さな舞台から
地平線の向こうまで届く声で叫ぶから

のどがつぶれるまで
声が出なくなるまで叫び続けるから

それがあたしの生きる意味

声の続く限りあたしは居るから

声の続く限りあなたが要るから

2013/01/05 (Sat)
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