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カナリアの部屋  〜 新着順表示 〜


[176] ミカヅキ
詩人:カナリア [投票][編集]

どんなに愛されたって
満たされる事はないの

いつだって不満で
どんなだって不安定

だけどあなたが
「君はいい子だね」
って言うから…

ほらね
私はもう何も言えない

あなたの言う
「いい子」の枠にはまっていくの

2008/11/05 (Wed)

[175] 7月5日に出会った男
詩人:カナリア [投票][編集]

ねぇ?
どうせ脱がされるんだから
服なんか着なくていいんじゃない?


いや?
それじゃあ
服を脱がす楽しみがなくなるよ

2008/11/05 (Wed)

[174] 好き過ぎて
詩人:カナリア [投票][編集]

好き過ぎて
孤独

好き過ぎて
虚しい

この
満たされない想いは
ねぇ 何処に?


出来ることなら

一生
片時も離れずに
一緒にいるか

今すぐ終わりにしたいんだ

2008/11/05 (Wed)

[173] Limitless Milky Way
詩人:カナリア [投票][編集]

To My Darling
願いは“笑っていて”

どうかその心
その瞳
その笑顔が
曇ることがないように

2人
出逢った
Milky Way
空の下

語り合った夢も今じゃ
どこかオトギバナシの
お菓子なキャンディ

甘い甘い
2人の蜜度

戸惑い迷い
涙の夜も

いつしか冬の香り
漂う空にも

To My Darling

見えるでしょ?
Milky Way

To My Darling
あの日交わした約束

To My Darling
願いは“笑っていて”

どこにいたって
君を想っている

どんな風に
君は過ごしてる?

甘い甘い
2人の蜜度

冷たい風が通り抜けても
ねぇ?

To My Darling
見えるでしょ?

何処までも続く
Milky Way

Limitless Milky Way

2008/10/29 (Wed)

[172] I Can See The Rainbow
詩人:カナリア [投票][編集]

今日彼が捕まった
日本では罪になる
“出来事”

彼の家のポストを開けると
合い鍵

“やっと作ったよ”
彼のメモ書き

部屋に入ると彼のお気に入りの
お香の匂い

脱ぎ散らかされたままのTシャツに

キラキラ光る
CDのレインボー


足に纏わりついてきたのは
彼が愛した
ロシアンブルー

ダーリンの帰りをひたすら待ち続ける
その瞳

あたしは彼女にキスをして
彼女はあたしの涙を拭った

I Can See The Rainbow
君には見えますか?

I Can See The Rainbow
ねぇどうして?

2人幸せだった日々
戻りたいよあの日に
戻れないの?どうして?心切ないよ

I Can See The Rainbow

彼が愛したロシアンブルー
彼を愛したあたしの腕の中

2人

しばらく会えない
ダーリンの面影
☆空に

“待ってるよ”

呟けば見える

I Can See The Rainbow

2008/10/28 (Tue)

[171] only one room
詩人:カナリア [投票][編集]

狭いワンルームの
君の部屋で

2人
大好きな音楽を流しながら

布団の上でごろごろしている
時間が好き

君は後ろからあたしを
抱きしめて

あたしの肩にあごを乗せる

髭が痛いよって言っても
絶対にどけないし

まるで
抱き枕に抱きつくように

足を絡めてくるから

重たいよって言ったら

重たいよ

って真似された

狭いワンルームの
君の部屋

二人のベストポジションあたしは君の腕の中
君はあたしが腕の中

ねー

なに?

君が喋る度に
あたしの耳にかかる息

少しくすぐったくて
身をよじる


ねー
どうやったらさ
もっとくっつけると思う?

君の真剣な口振りに
あたしが笑ったら

君はちょっとすねて
痛い程にあたしを抱きしめて
優しく優しく
あたしを愛した

2008/09/06 (Sat)

[170] my darling
詩人:カナリア [投票][編集]

深夜3時
君からの電話


…どうしたの?

夢を見たんだ

君は言う

どんな夢?

…誰かが死ぬ夢

君は言う

誰かって…あたし?

あたしが聞く
けれど
君は答えない

大丈夫
生きてるよ

あたしは言う

安心して
ゆっくり寝てね

あたしは君を
夢の中でギュッと抱きしめる

大丈夫
大丈夫よ

君はあたしの腕の中
すやすや眠る

まるで子供

愛しい
愛しい

my darling

2008/09/06 (Sat)

[169] 赤く 赤く
詩人:カナリア [投票][編集]

時は巡る
時間は過ぎ行き
環境は目まぐるしく
変わってゆく

その中で
出会いもあれば
別れもあり

“たった一人のアナタ”を失う
そんな日もある

けれど

そんな日でさえ
夕陽は街並みを赤く染めいつもと同じ
景色を並べた

突然
置いてけぼりにされた
一人
孤独と不安


そんな
きっと
これからも幾度となく
繰り返すのであろう
変化を

季節の移り変わりと同じぐらい自然に
受け止められたなら

寂しさも
少しは和らいでくれる
はずなのに

今はまだ
喉の奥が
痛くて
痛くて…

上手に息が出来なくて

やり場のない気持ち
届けようのない言葉

すべて夕陽に照らされて赤く
赤く
染まってゆく

2008/09/03 (Wed)

[168] 男を下げる女
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元彼は8歳年上
身長175センチのちょっと(だいぶ)太め
趣味は草野球(キャッチャー)とフットサル(キーパー)
実家は肉屋
嫌いな食べ物はブロッコリー
デートは横浜
思い出の場所は熱海の夜景
付き合って2年で彼は無職になった
交際期間は3年
無職の彼を必死で支えた1年間

私と別れた直後
彼は直ぐに新しい仕事が見つかった

その間
彼氏いない歴3年

今彼は年下
身長は私より1センチ高い165
割とオシャレ
今風な感じ
交際期間2ヶ月
多分あまり(だいぶ)頭は良くないけれど
純粋で素直で子供みたいデートは湘南
趣味はサーフィン(浮いてるだけ)
特技は絵
そして今日
彼もまた無職になった…

2008/08/26 (Tue)

[167] ピリオド
詩人:カナリア [投票][編集]

ピリオドをうった
それは終わりじゃなく、始まりの意味でのピリオド
大きく大きく
鉛筆を胸に突き刺し
ぐるぐると円を描く

ピリオド
終わりじゃない
始まりの意味

なのに痛い
だから
痛い…

この虚しさはどこから?ねぇ
どこまで?

2008/08/25 (Mon)
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