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[190182] Black Joke
詩人:芥子、 [投票][編集]

ああまた
煙に巻かれちゃった
真相は闇の中

あなたは背を向けて
まるで撃たれたがっている
少しスキップして
挑発してる

覗いたカレイドスコープ
奥に見えたもの
そこにしかない景色は
二人が約束した未来

覚えているかな
すべての愛と
すべての微笑みを

もし憂鬱で
逃げたいときには
わたしの国に招待してあげる

戦場に行く前の
高揚と怖れにも似て
ときめいてしまう

ここですべてが
終わるかもしれないと
心の中で呟いた

どうってことない
また生まれ変われる
ピストルに愛を込めろ

前のめりで走り抜けた

笑えないジョークを
この人生のおまけに。

あなたがわたしを
大人に変えたんだよ

2015/12/12 02:44



[190181] おいしい恋のレシピ
詩人:芥子、 [投票][編集]

見くびらないでね
全うしてやるわ
過去なんて
そうよへっちゃらよ!

今さら泣いて
すがりつくとでも思った?
おあいにく
わたしは逆境がすきなの

未来がみえないのは
眩しすぎるから
ただそれだけのこと
君には見えないだけのこと

近づくたびに
こころは離れてた
遠ざかる音がしたの
君には聴こえなかった?

指折りかぞえた
さよならの季節
これから何かが
始まるって気がする

あのねぇ別れなんて
そんなの突然じゃないわ
そう思うなら
あまりににぶいのね

ばいばい夢のなかでね
せいぜい思い出して
どんどん後悔しちゃって
ぜんぜん応えないわ

育った本音は
いつでも期待通り
ってわけにはいかないの

笑う恋もあれば
そうじゃない恋もある
それだけなんだから

2015/12/12 02:39



[190180] ギャンブラー
詩人:芥子、 [投票][編集]

どこにもいけないような
どこへだっていけちゃいそうな
なんにもできないような
なんだってできちゃいそうな

どうでもいいような
どうでもよくはないこと
どうにもならないようで
あんがい、どうにかなりそうなこと

やっちゃえ!
好きなほうをえらんじゃえ!

頭のおくででだれかが叫んだ

あくまなの?
てんしなの?

それは未来でわかること

2015/12/12 02:37



[190179] よくある話
詩人:芥子、 [投票][編集]


永遠を誓ったのは昨日までのこと
そしてもうそれは無効になった。
この世では二言はよくある話
これからは他人以上の他人同士。

見ない聞かないぜんぶ忘れよう
思い出のハコごとしまってぶち壊せ!
永遠を誓ったのはあの時の本気
そしてもう今はまるで分からない。

昨日まで二人は愛しあっていた
今日から二人は憎みあっていく
これからは特別に互いを嫌おう!
出会いは一瞬、別れは永遠。

後味の悪さを知ったとしても
ぜんぜん気に病むことはない。
かなしいけどこんなのよくある話
こんなのありふれた話の一つ。

2015/12/12 02:35



[190178] HEART SEEKER
詩人:芥子、 [投票][編集]

簡単なのとにかく独裁できる
望んでくれるならきっとそうなる
その意思ひとつであたしを奈落へ
その言葉ひとつで今度は天国へ
あなたはすでに支配している
たぶんおそらく死ぬまでずっとね
それなのに別の人に夢中だなんて
人生ぜんぜんうまくいかない
こんな恋ならやってられない

2015/12/12 02:33

[190176] まだ降る雨におやすみを
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]



今日は一日雨だった

時に激しく時に優しく

言葉にしても

伝わらない事は多い


こんな暮らしを笑ってみる

雨なのにあたたかい

3大テノールを聞きながら

まだ降る雨におやすみを

2015/12/12 19:24



[190175] だって怖いの
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


見たくない
知りたくない
全てのことから
目を背ける

いっそ嫌われてしまった方が楽だ

なぜなの?
貴方は私を
憎んでいるはずなのに何で今まで沈黙?

どっちつかずの
あやふやな態度に
泣き出しそうになる

もう 貴方のことが
分からない 何も見えないよ

大切にだって思う
誰よりも幸せになってほしいとも思う
それは本当の気持ち

何度だって振り切った何度だって切り捨てたそれでも許しきれない気持ちが 溢れてくるんだ

その度に 毒の言葉を発しながら 悲しくなる

怒りじゃない
憎しみよりも
悲しみなんだ

ごめんなさい
私の心が弱いばっかりに…


もう苦しみたくない
もう悪女でいいから

だからもう
私は何も見ない
何も聞かない
何も知らない

例え 一つの出来事が起きたとしても

私はその全てに
背を向ける

だってもう
怖くて仕方ないんだもん

だから私は
独りで泣く方を選ぶ

2015/12/11 22:38



[190174] それはまるで魔法のように
詩人:どるとる [投票][編集]


離れ離れの 思いと思いが 夜空を越えて
こっちまで伝わるような気がするのは

僕が君を思ってるように
君も僕を思ってるからかな

名前も知らない誰かと誰かの
思いが つながるところに心はきっとあるのだろう

あなたを思う僕と僕を思うあなた
いつでもそんな 他愛ない関係性です

それはまるで魔法のように
どんな距離も越えて 気持ち伝える

窓の外をうかがいながら 今にも
雪が降りだしそうな空を気にする

君が笑ってるとき僕も笑ってたりして
君が泣いてるとき僕も泣いてたりして

早く帰って来ないかなとか 些細な気持ちの浮き沈みまでも 本当は伝わったらいいのに

言葉にしないと不安になる不便な生き物です

同じ気持ちになるだけで なんとなく
互いのことがわかってしまうんだ

目を閉じた 闇より幾分明るい 夜は

僕の住む街を 包み込んでいる

たくさんの人たちの営みを包み込んでいる

あなたは今何しているかな

ふいに生まれたそんな小さな気持ちが

星になって この夜空に輝く

こんな気持ちもまた魔法です

君を思うだけでどこか強気でいれる

名前も知らない誰かと誰かの
思いが つながるところに心はきっとあるのだろう

あなたを思う僕と僕を思うあなた
いつでもそんな 他愛ない関係性です

それはまるで魔法のように
どんな距離も越えて 気持ち伝える

待ちくたびれたあなたのそのさみしさまで。

2015/12/11 22:23



[190173] 悪女の時間に幕切れを
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

苦悩の海でさまよい続け

黒い影が体に絡み付く
想いとは裏腹な言葉は
毒を持って紡ぎ出される

裏切りだらけの

悲しい歌声は

自分の心までもを

縛り付ける

いっそのこと楽になりたい

落ちてしまいたい

深い深い 孤独の海へ


優しい悪魔さん

さぁお願い

毒に浸った言葉のナイフを

この胸に突き立てて


悪女の時間に幕切れを
いっそ駆け抜けたい

苦しみの向こう側へ


孤独の海で溺れ続け

黒い影が 心に染み込む

輝きある美しい歌声は
悲しみと涙のみを紡ぎ出す

裏切りだらけの

嘘の言葉は

自分の心までもが

毒をあおる

いっそのこと楽になりたい

消えてしまいたい

暗い暗い 海の藻屑となって


悲しみのピエロさん

さぁお願い

毒を纏った言葉のナイフで

この胸に突き刺して

悪女の時間に幕切れを
いっそ落ちてしまいたい

悲しみのずっとずっと底へ


悲しみのピエロさん

さぁお願い

毒に浸った言葉のナイフで

私の胸に突き刺して


貴方の手で

早く楽にして

悪女の時間に幕切れを
悪女の時間に幕切れを

2015/12/11 22:00



[190172] 旅立ちの朝
詩人:どるとる [投票][編集]


君の背中はもう僕が知っている
頼りない猫背の背中じゃなかった

今日君は 旅立つんだね 東京の街へ
やりたいことがあると笑っていた

たまには連絡を寄越せ
嫌になったら帰ってこいよという声が ベルにかき消された

旅立ちの日の朝は小雪日和 赤目の雪ウサギ
ミカンの木 軒下の猫 始発電車 金色の夜明け
すべて 僕の大切な宝物

ああ この街には 思い出がありすぎる

ああ なくすには惜しいものばかりだなあ

押し花みたいにいつまでも 形に残せる思い出ならばいいのに

空は どこか寂しげに 薄曇りだよ
待ちわびたように手を擦りあわせた

星のない夜もある どんなにきれいな空も
見えているものだけでは 何もわからない

遠ざかるふるさとの街 車窓に映る 田畑と 思い出の数だけ降る 涙の雪
ポケットにしまった君がくれた手紙

ああ なぜだろう今さら愛しくてたまらない

ああ またひとつ僕は涙を知って強くなる

「大人になること」に急ぎすぎてた

背伸びばかりして 大人が何かも知らないくせして

ただ駆け足で いくつもの季節を

いたずらに 通り過ぎていたよ

思い出す 恥ずかしいくらいに

あの頃の僕は 互いに幼かったね

旅立ちの日の朝は小雪日和 赤目の雪ウサギ
ミカンの木 軒下の猫 始発電車 金色の夜明け
すべて 僕の大切な宝物

ああ この街には 思い出がありすぎる

ああ なくすには惜しいものばかりだなあ

なくしてはじめて気づくことがある

気づいた痛みに意味があるならば

それは今の僕の中にもあるだろうか

またひとつ今年も 年をとる

そろそろ雪が降りだしそうな空模様。

2015/12/11 21:55
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