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柚の部屋  〜 投稿順表示 〜


[53] 3月11日のできごと。
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疲れたなと思いながら

冷たい風に身をまかせ

駅のホームに立つ

もう桜のつぼみもふくらんでいるのに

自動販売機の

"あったかい"コーヒー

でも電車があと5分で来るから

思い描くだけ


ふと辺りをみまわせば

もう夕暮れなんだね

オレンジの優しい光が

僕の胸のところを包んで

思わず微笑んでしまう


そんな太陽に大きな群青色の雲がかかって

海と空がひっくり返ってしまったよう

僕はケータイに納めたくて

人目を気にせず夕暮れを撮ろうとしたけれど

心のレンズで写した

そのままの景色の方が

100倍もキレイに感じて


誰にも気付かれないように

胸の奥の写真家にお願いした



いつの日かまた思い出せるように



丁度来た電車に乗って

僕はずっと


ずっと外を見ていた

2009/03/11 (Wed)

[54] そして語り継ぐ愛の物語
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小さな灯火は

僕にとってとても大きな光だった


待っている

ずっと待っているよ


いつか僕も

その灯火を



大切な人へと伝えよう

2009/03/12 (Thu)

[55] それはね
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今まで興味なかったものが

急に輝いて見えた

私も って思った



少しでも

あの人と"同じ"になりたいから

いっぱい

いっぱい話したいから


楽しそうな


あなたが見たいから

2009/03/13 (Fri)

[56] 虹色の頃
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空と海に架かる虹の橋

その橋の元には

幸せが埋まっているんだって


幼い僕は必死に虹を追いかけたけど

見つける前に

いつも虹は消えてしまったんだ


結局は手に入れられないものなのかなって

泣きそうになってのを覚えている

転んで泥だらけになって

すりむいた膝が

ひりひりと痛むのを覚えている



今やっと

僕は思えるようになったんだ

懐かしい日々に浸るようになって

わかったんだよ



追いかけていた希望は

とてもキラキラしていて




それがあの頃求めていた


一番の"しあわせ"だったんだ

2009/03/13 (Fri)

[57] 大嫌い
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自分がなにを求めているかなんて

わかるはずなかった

だってほら

自分の中はからっぽで

涙が出るほどに

なにもわからなくなっている



飾りたい自分と

そのままでいたい自分と

揺れ動く狭間で

僕はもうすべてを見失った気がする


青すぎる空が憎い



そんな僕の 汚いトコロ

2009/03/15 (Sun)

[58] 春色の午後
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大好きだと伝えられた幼い頃

あんなにも心からの笑顔

もうできないかもしれない

紅色の頬とくしゃってなった顔が

今じゃもう恥ずかしくて


白い花で作った冠に

草の香りの手

そっと頭にのせて

川原を思い切り駆けたっけ


ためらわず手を握り合って

好きだよと言えた頃

あんなにも

素直だった頃



僕はきっと大人になってしまったんだね


大切なことを忘れていた



ほんの少し

ほんの少し素直になること

2009/03/15 (Sun)

[59] もしも
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捨てられないものがここに

ふたつ

大切な大切なものがここに

ふたつ

手放せないほどに愛してるものがここに

ふたつ



どちらか選べといわれたら


僕はどうするんだろう



ちょっとだけ


こわくなる

2009/03/15 (Sun)

[60] 100年後も
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一番こわいのは

求めている自分だった


そのキレイな指と

この指を絡めたい

優しく抱きしめて

愛を囁きたい


歯が浮く程の甘い言葉を

あなたに送りたい


どんな形でもいい


あなたが笑顔になれるように

僕はこの気持ちを


目一杯伝えたい

2009/03/16 (Mon)

[62] 重なる朝
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僕は毎朝ひと気のない通りで

歌いながら歩く

人が向こうから来ないか

ドキドキしながら


青空の雲に届くようにと

目を細めて歌えば

道の端に咲く野の花に出会った


梅の花に見とれて

ゆっくりと歩けば

昨夜の夜露でぬかるんだ道に

足をすべらせた


ドジだなあと自分を笑う僕を見て



ランドセルを背負った小さな女の子が

にこりと笑った



僕は少しはにかみながら


おはようと言った

2009/03/17 (Tue)

[63] 会いたいキモチ。
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昼間 少し昼寝をしたせいかな

家族が寝静まった今も

まだ目が冴えているよ

こんな時は

風の音がいつも以上に

強く聞こえる


遠くのバイク

加湿器の音に

耳をふさいでみたり

真っ暗な部屋の中

布団を頭からかぶった


明日は雨か

そう考えているうちに

どうしてもやっぱり

あなたの顔が浮かんでしまう


あなたでいっぱいになりたい

体の奥深く

心まで

あなたで染まりたい

溶けてどちらかわからないくらい

混ざり合いたい


あの優しい声も

温かい大きな手も

キレイな瞳も

ふわりとした黒髪も

そのしなやかな指も

どうかこの夜だけは

私 私だけのものでいて


体中がぎゅっとする


切なくなって

泣きそうになる



きっと私

あなたを好きより愛してる

2009/03/20 (Fri)
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