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ユズルの部屋  〜 投稿順表示 〜


[69] 女の子は
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子猫を見つけました
ひとりぼっちでした

雨が降る中を
気取って歩きました

子猫は夢を見ました
ママに会いました

濡れたまま
ミルクをあげました

なんでもないけれど
泣きたくなりました

心ってむずかしい
そう思いました

2008/07/31 (Thu)

[70] あしどり
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やさぐれた街を眺めて
黄昏に流された
優しい心の調子で
橋を渡したよ

柔らかな空が似合う
そんなふうに笑う
愛しい糸を紡いだら
歩き出すから

2008/08/10 (Sun)

[72] センチメンタル
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とげとげになった心を
仕舞うこともせず
見せ付けるようにして
平和な通りを歩くよ

キライだな
感情論とか
深い洞窟からあざける

傷だってね
そんな深くないじゃない
簡単に塞がるわ

ただ鍵をかけただけじゃない
複雑に壊して閉じ込めよう
変わらないから
何も変わらないから

切り裂くことはせず
身を伏せながら
冷たいナイフを
イメージしながら

2008/08/26 (Tue)

[73] 夢の蝶
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夢のかけら
躊躇せずに踏んでいた
きっと そうだ
明るい扉なんてない

とまどいの真ん中で
見透かした振りして
ずっと待っていた

優しさを知っている
悲しみなんてもう
ひとりでは耐えられないほどに

どうか幸せに
それを難しくしたのは
誰だか気付いていても
ファンタジーから逃れて

とまどいの真ん中で
雨の中で晒し投げ
ずっと待っていた

優しさを知っている
あなたのためでも
わたしは決して蝶にはなれない

夢を見ていたのはだれ?

2008/09/10 (Wed)

[74] エンジェルズイン...
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灰色の街の角
捨てられた夢が散らばる
輝かしい未来が待ってる?
たいそうな理想だなあ

君は知らないんだろうけど
炎は消えつつあるんだよ
幻想の世界を生きて
取り残されていくんだ
この汚い路地で

かかげたものは
光だと言うけれど
わかりあえないのかな
君が好きだった
君の涙がまた見たい

救いなんてこの空にはない
絶望が出口を塞いでいる
僕は蝕まれていく

それでも僕は
天使が降りてきても
希望は去ったと知っても
諦めが悪いみたい

偶然が重なったとき
君は帰ってくる
そして未来へ進む
いつか叶うと思わなくちゃ
君に会いたい
未来を生きたい

希望は絶やさないよ
いつか炎の途切れるまで

2008/09/12 (Fri)

[75] 幕開け
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きれいな世界を
使い古した筆で描いて
その幻を見ていた
ひとり揺れていた

夢のなかで知ったよ
胸に染みる物語
それは絵のむこう側
ほんとうの世界

少しだけ
ほんの少しだけ
歩いてみたいと
願いを抱いた

優しい風が
茶色い髪を揺らして
新しい靴をはいて
ゆっくりと今

2008/09/15 (Mon)

[76] 
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世界の中で迷うんじゃなくて
世界が迷い込んでるの

光が映らない瞳を笑う?
進めば進んでいくほど
夢は果てに近付いていく

冷え切った鎖で繋がった
軽く外せる鍵ひとつ
今こそって思ってみたら
たどり着くのは同じかな

もしもすべてが壊れたら
それが救いとは思わないけど

とどまることは出来ないから
手をとりあってみたい
大きな力で引っ張って

時間は果てないの
世界は今日もまわるよ

2008/09/15 (Mon)

[77] そのことばを
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色とりどりの通りには
暖かな光がさしていて
輝いていて
とても愛しかった

綺麗ごとは通じない
路地の真ん中にいたって
辛く痛い想いをしたって
あのひとは ただ

消えゆくなかでも
きっとみんなを
繋いでたまなざし
優しき人よ

素直な心で愛したい
花よりも可愛く
空よりも気高い
海よりも寛大な
あのひとみたいに いつか

I'll cover you !

2008/09/21 (Sun)

[78] 君の光にあてられて
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綺麗な夢を持って
冷たい橋のうえを
おそるおそる歩くのは
とても疲れる

憂鬱な闇を
はらすのは一瞬だ
君の空気
ただ楽しく笑うよ

いろんな道を
きっと見てきたんだろう
足の裏を傷つけながら

そうして君をつくる
無償のぬくもりが
世界に広がれば
素敵だと思ってる

2008/10/09 (Thu)

[79] うたかたの花
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いつだって
深い瞳をたたえて
かわいらしい羽が似合うような
素敵なひと

涙はつたって
届くでしょう
あなたの微笑みが見えるよ

積み重ねた痛みも
果てそうな叫びも
ぜんぶ優しさに
変えられるってこと

あなたが教えてくれた
きれいごとではなくて
誰よりも優しい
包まれていたよ

さようなら
いつか会いにいくよ

2008/10/09 (Thu)
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