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ユズルの部屋  〜 投稿順表示 〜


[90] 徒然に
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光の粒がすべる
色とりどりの絵本を開く
そんな風景は
いつのまにか忘れてた

甘い甘いお菓子だよ
一緒に遊びましょうよ

本当に強くなるまでの
夢とか幻だとか
なくさないでいて
そのつたない思想

あったかい海をただよう
微笑みはピンク色

少しだけ摘んだ花
茶色い髪に似合うよ

本当に強くなるまでの
夢とか幻だとか
なくさないでいて
そのつたなく愛しい思想

2008/11/08 (Sat)

[91] keep my eyes on you
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街の雑音の中
このまま消えてしまえばいいと
本気で思う
そんなときが日常にある
それはいつもあたしを惑わせる

坂の上で君が笑ってる
夕日が君を照らしてる
あたしは目を細める

手を伸ばしたなら
消えていくような景色
あたしは目が泳いでる

足は別に疲れてない
ひどく重い荷物で肩が痛い
空はいつだって
顔を変えていくんだけど
あたしの目は全てを残せない

苛立つあたしの前で
ちらついてる甘い蜜
本当に使えない
これが見たいものだなんてウソ

見つけ出したくなんてない
君だって 夢だって
あたしは目を閉じられない

2008/11/11 (Tue)

[92] 繊細な言の葉
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くらい森の真ん中で
焚いた火も燃え尽きる頃
胸を襲うのは切なさと
涙の出そうなしあわせ

何を失ってきたのか
鮮明に思い辿るのは
不毛だけれど
感慨深いときもある

優しい眠り顔
どこまで一緒に
いられますか

残酷と暖かさの狭間で
魔女が歌うような旋律に
気付いてくれるだろうか

2008/11/12 (Wed)

[93] 世界
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空は 透き通るようにあおい
頬は 暖かい桃色
葉は 深く落ち着いた緑
花は 無垢なまっしろ
それだけの世界

すごく綺麗で
とても単純な
一枚のわたしの絵

夢じゃないよ
現実だって 見てる
だからね もっと
ちょうど額におさまるくらい
そんな淡い世界

2008/11/17 (Mon)

[94] おいで
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別に 君は優しい風じゃないし
潤いをあたえる水でもない

そんなのわかってるし
そうである必要だってない

輝きたいからって
人間の身体は光りゃしない

空を飛びたくっても
羽は生えてこない

なんて浅はかな 絶望
勝手な偏見にまみれた 絶望

いいから 帰っておいで
別に懲りてもいないよ

いらつきが怖いなら
キスをすればいい

さあ 一緒に眠ろう
目覚めは 怖くない

2008/11/21 (Fri)

[95] 
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綺麗な空は四角い

ビルに切り取られてる

遮るものもない場所へ

ときには飛び立とう


暗い街には 暖かな陽を

渇いた夢には 優しい雨を

憂いの夏には 入道雲を

そして 君のいる景色

2008/11/22 (Sat)

[96] ブロークンデイ
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ゆううつにもなるよね
先の見えないことだから
海の底を旅してる

こんなならいらない
未来も 明日も
切り裂いた優しさも
なんて ねえ

きらきらしてるものの
その裏が他人の苦しみなら
輝く夢を捨てる?

こんなならいらない
未来も 明日も
裏切るぬくもりも

こんなならいらない
あなたも 私も
たくさんの時間も

なんて ねえ

ねえ 壊れかけながら
手をつなごうよ

2008/11/23 (Sun)

[97] ふゆ
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朝の空気はひんやり
息をはいたら白くて
手袋だとうまく動かせない
指先がなんか愛しい

踏み締めてあるく
ポストは今日も
寒空の下 いつものように
あかい

冬は優しい
と 思う
寒いけれど それでも
冬は優しい
と 感じる
だいすきだから

ラララ ラララ
なんて 歌いながら
ブーツをならして
綺麗な空気を あるくの

2008/11/27 (Thu)

[98] カタミチ
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伏せた睫毛の先に
陽のひかりが落ちて
まばたきと一緒に
繊細にきらめいた

赤くなった指先に
空気みたいに触れて
微かな熱が
じわりと伝わった

冬の空はどうして
こんなに澄んでいるのかな
掴まれる そう きゅっと
扉の内側で

帰らないと 君が 言うのなら
翼があっても 追わないでいよう

2008/11/30 (Sun)

[99] もう一度
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引っ掻いてはじけた
そんな暗い夜
どうしたの さみしい
今更箱を開く

優しかったいつかの絵は
ゆらいでて まざって
だんだんと闇になる

渇いたら潤そう
そんな単純なことが
難しいのをもっと
はやくに知っていたら

ハートはもう痛まないよ
でもね 僕は君に会いたい
傷つけたっていいから
夢から飛び出そう

とびらはもう開かないよ
でもね 僕は鍵を壊したい
傷ついたっていいから
君に会いに行こう

2008/12/02 (Tue)
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