ホーム > 詩人の部屋 > 和泉の部屋 > 投稿順表示

和泉の部屋  〜 投稿順表示 〜


[98] パズル
詩人:和泉 [投票][編集]

いま
そろっているものが
なにか
ひとつでもかけてしまったなら

"ぼく"は
"ぼく"でなくなる

2006/11/20 (Mon)

[99] アンジュ
詩人:和泉 [投票][編集]

天の翼を携えて
青い空を泳ごう

熱いくらいの鼓動に
息吹を感じて


吐息の飽和
時間(とき)の連鎖
未来の記憶
別離の足音
再生の灯火



求めたのは
ほんの小さな幸せだった


2006/11/25 (Sat)

[100] 狼少年少女
詩人:和泉 [投票][編集]

嘘に隠れた真実を
見抜くこと できなくて

2006/11/27 (Mon)

[101] 未知数V
詩人:和泉 [投票][編集]

毎日が未知なんだ

予測不可能なんだ

昨日と同じ朝って
一度もなかったよ

2006/11/29 (Wed)

[102] 静電気
詩人:和泉 [投票][編集]

壊れた時計は
やたら静かで
相も変わらず
無表情のまま

鳴らない電話
赤く点滅する
留守番電話は
相も変わらず
空っぽのまま

無人の部屋に
響く孤独の音
家は真っ暗闇
ただいまの声
壁に飲まれる

相も変わらず
私は私のまま

2006/11/30 (Thu)

[103] 透明瓶
詩人:和泉 [投票][編集]

もう空っぽだった
飲み込んでしまったから

吐く息も冷めぬうちに
届けばいいのに

バラバラの言葉
繋ぎ合わせて
もう離さないように
想いの糸で縫い付けて


もう空っぽだった
こぼしてしまったから

一粒の言葉が
瓶の底で音を立てた


2006/12/01 (Fri)

[104] 
詩人:和泉 [投票][編集]

鳥籠の中でだって
羽ばたけるわ

2006/12/02 (Sat)

[105] かさぶた
詩人:和泉 [投票][編集]

転んで泥だらけ
転んで傷だらけ

痛みに敏感でありたい

転んで見える世界だってある

だから
転ぶことを恐れない

2006/12/03 (Sun)

[106] 
詩人:和泉 [投票][編集]

映さない鏡は
ただただ
己が美しいと言った


闇よりも深い黒に
身を潜めた光

真紅の果実すら
映せずに



ただただ
味のない酒と
己を肴に酔うだけ



鏡は言った
ただただ
己が愛しいのだ と


2006/12/04 (Mon)

[107] 独創マジック
詩人:和泉 [投票][編集]

それがオリジナルなら
それは魔法のようだ

2006/12/05 (Tue)
125件中 (81-90) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 13
- 詩人の部屋 -