詩人:大示 | [投票][編集] |
大きな木に
たくさん飾って
一番上の大きな星は
背の高いあなたが
いつもお決まりの儀式
今年も一緒に過ごせた
忘れられた教会で
誰にも知られずに二人で歌う
あぁ、朽ちていて
声もあまり響かないけど
確かにとどく
X'mas love song
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これといって欲しいものがない
欲がないと言えば聞こえがいい
だけど、逆さに言うと
他に興味がない
そんな自分が、今一番欲しいのは
丈夫な心
大好きな人達を支えられる
強い心を私に下さい
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やっぱり、誰も来ない場所が良い
物静かで落ち着いたあなたの傍は
まるで天国
クリスマスソングが
讃美歌のかわり
誰も知らない古い歌
あなたの歌声が私の子守唄
詩人:大示 | [投票][編集] |
苺に生クリームでメイク
器用に塗って、赤が白
それを美味しそうに食べる君
何気なくつけていたTVでは
美男美女のラブシーン
気付いた君は苺色
生クリームで隠せたらいいのにな
詩人:大示 | [投票][編集] |
薄墨を浮かべた様な空を眺め
笑った
その笑顔の先には暖かい光
真っ白な冷たい空気でさえ
包み込む、その優しさに
『あなたの様になれますように』
と呟く君
混沌渦巻く、この世界で
投げられる言葉は
どれも冷たいものばかり
だから
あなたの、その笑顔が
素晴らしく暖かい
どうか絶やさないで
太陽を見上げて笑って
もう一度呟いて
『会えて、よかった』と
忘れない
ずっと忘れない
今日という日があったことを
君と生きたことを
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生きづらい世界で
冷たい空気を吐く
それは傷付いた心の欠片
走り抜けていく時を
私は、ゆっくり歩いているけど
周りにのみ込まれそうで
ほうき星を追いかけて
目の端に流れる美しい森を
焼き付けることもなく
走り疲れるまで
ほうき星を追いかけて
見失った時に振り返る
自分が踏みつけた安らぎの花を
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相手にしたら負けよ
あの人は自分の周りに
毒を撒くのが好きなの
毒に、他人がいつ食いつくか
眺めるのが好きなの
そうしないと
生きていけないんだって
あなたも、あんな風になりたい?
そうよね、嫌よねぇ
誰だって
不幸になりたくないものねぇ
詩人:大示 | [投票][編集] |
静かな雫の音を聞きながら
足元さえも見えない暗がりの中
想うのは君だけ
輝く扉は独りでは開かないから
君を探すよ
重い足を引き摺って
名前を呼んだ
黒い霧をはね除け
奇跡の様に君に届け