詩人:大示 | [投票][編集] |
あーぁ、悪魔になっちゃった
あーぁ、木偶の坊になっちゃった
リセット
できるようになりませんかね
難しい問題ですねぇ
そんなことになったら
困る人が出てきますよ
愛情が更に薄っぺらくなりますし
でも気を落とさないで
人が作り出したものなんて
どれも未完成
だからロボットを
作ろうとしてるんですよ
完璧な個体をね
ま、それすら人が作るんだから
怪しいもんですよ
悲しいかな、壊すのだけは
完璧なんですよねぇ
我々は
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機械だらけの街
人すらも歯車
暗闇での廃棄処分
今流れている情報は、フェイク
真実は一握りの若者の中
小さく輝いている
全てが裏返って
JOKERだらけ
手元のA(エース)も
最強JOKER
自分をAに変えて終わらせよう
もう少しだけ頑張るか
誰かの憧れに
なれるかもしれないなら
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僕は、おかしくないよ
周りの人が、おかしいんだ
そこのあんた
さも自分が育てた様な
顔してるけど
僕は騙されないよ
血の繋がってない人達に
あんたの手に負えない僕を
押し付けたんだ
認めないよ
絶対、認めない
心が壊れてるのだって
物心ついたときからだよ
あんたは目を背けた
僕を認めない
そんな、あんたを
僕も認めない
詩人:大示 | [投票][編集] |
幸風が
あなたを包んでいる
尖った嵐の中
柔らかい風が抱きしめている
幸風は見放さない
現を歩いている限り守り続けるよ
眼にうつる物が全てじゃないと
囁き、あなたを撫でるの
独り泣く夜も、独りじゃない
陽を見上げて笑う朝も、共に
微笑んで
たくさん笑って
幸風をたくさん纏いましょ
笑ったら勝ちよ
あっはっは!
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今は月の裏側が輝いているんだね
裏があってこその表の輝き
静かに眠っていた種を優しく
励ますのも朔の大事な、つとめ
試しに何かを育ててごらん
輝く新月が
見守ってくれるから
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君の背中は余裕の背中?
それとも拒絶の背中?
泣いている誰かに背中を貸すのも
他人を、背負ってあげるのも
少し余裕がないと難しい
近頃は皆、疑心暗鬼に喰われかけ
拒絶の色が濃くなってる
四の五の言う前に
まずは自分からやってみようか
泣いている子供くらいは
まだ背負えそうだから
詩人:大示 | [投票][編集] |
あなたの創った壁が
空まで続いているなんて
誰が予想しただろう
それを見上げて太陽が滲むなんて
予想外だったよ
雨が壁を濡らすけれど
それくらいで崩れるわけもなく
僕の頬を流れるけれど
その水は哀しいかな
雨ではなくて
ずぶ濡れの、冷たいそこに
手をついて口付け
あぁ、味気無いキス
僕が君にとって害ならば
こんな壁だけじゃ
否定にならないよ
風化するまで朽ちるまで
僕は待ち続けるよ
拒絶でもいい
確かな君の言葉を僕に投げてくれ
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凍りそうな私のテリトリー
向こうでは雨が降っている
必要ない過去が重い枷になって
あなたをも遠ざける
今までの時は何だったの
空気と同じぐらい一緒に居たのに
忘れた頃に蘇る記憶は
試練だと言うのですか
信じられないのは
あなたではなく
いつだって、この私だった
泣けやしない
独りずぶ濡れのあなたが
私を必要としてくれている
こんな愚かな私を
あなただけが待っていてくれる
詩人:大示 | [投票][編集] |
直ぐに麻痺する幸せは
とても大切なものだった
心を翔ばして昔を感じれば
無くしたものは
見逃しようもないほど大きく
手に入ったものは
両手におさまるほど小さい
どうすれば幸せ感じられますか
この世界でも見つかりますか
難しいね
それぞれの幸せは
やはり形が違うから
鍵と鍵穴の様に
カチリと合ったら素敵だね
あなたと私の幸せの形は
同じですか